Kとワタシのwaltzな毎日

2011/08/29(月)17:05

北海道ツーリング 釧路~網走

2011北海道ツーリング(20)

旅の4日目、北海道入りして3日目の朝。 息子さん宅に泊まったDocroさんとホテルで8時に 待ち合わせ。 準備万端のお二人をお待たせしつつ ワタシは替えのグローブを探してた。 なんと前日にHitAirの左手人差し指の先に 穴が空いてしまったのだ。 2シーズン目にして北の大地で破れるとは。 なもんだから、寒かったときのためにバッグに入れた レザーグローブを ばたばたと探してみたんだけど結局このときは見つからず、 発見できたのはこの日の夜だった。 気を取り直して向かったのは釧路湿原。 横道に入って簡易舗装の道をいくらか不安な心持ちで進む。 出発前に、ダート道、砂利駐車場、Uターン、切り返しは できる限り避けてくださいなんていう無理を オーダーしていたせいで、 Docroさんも道中かなり気を遣ってくれていて。 このときも途中で、これだとキツいですか?と。 許容の範囲だったのでそのまま展望台そばまで走って、 歩いて林を抜けた先に広がったのはこんな眺めだった。 やや霧がかかっていかにも湿原らしい絶景。 どこかで一走一宴Tシャツ着て撮りましょうという約束を この絶景を前に果たす。 ここからまたまたまっすぐな道をひた走ると、 なにやら前方のかわいらしい小山の中腹に「牛」の文字が。 出発前からネットでチェックしていた中標津モアン山の牛文字。 松明を灯すとかお祭りに使うとかいう目的ではないらしく 本当は「牛乳」にしたかったんだけど難しかったという説も。 なにしろユニーク。 そしておっきな空をバックに。 今回お気に入りの一枚になったショット。 まだきれいだったWOOさんのフロントフェンダーの写り込みに Docroさんが気づいてこんな一枚も。 そんなこんなですっかり気分上々になったワタシ。 乗ってみる?というぶらっくさんのオススメで ちゃっかりスポに乗らせてもらう。 跨がった段階ですでに股ぐらから立ち上る熱気に ビビったのはいうまでもなく、 アクセルをちょっと開けるとズドドドドドーっと カラダが置いて行かれそうなパワー。 ニーグリップができないのにどうやって曲がるのかしら…とか 走り出して少しの間はおっかなびっくりではあったのだけど、 感じがつかめてくるとなんとも楽しい。 ポジションもラクチンだしウインカーはオートキャンセルだって。 その後は後遺症のようにウインカー付けっぱなし症候群に 陥ったんだけどそれはおいとて。 初めましてのスポ体験はゴキゲンなひとときだったのだ。 そうして着いたのが地球が丸くみえる開陽台。 展望台に上ればほぼ360度の大パノラマが広がる。 どこまでもただただ広く果てしない田畑や森や草原が続いている。 こんな撮り方もしてみたくなるってもの。 絶景撮影スポットはその先にも登場。 あまりに有名な北十九号だ。 直線道路がアップダウンしながら続いている。 まさに北海道ならではの一枚。 今日イチのWOOさんショットが撮れるようにと その先の茂みにハケてくれていたDocroさんに この旅最大のハプニングが訪れていたのは内緒だけど これでワタシの厄払いもできちゃったような気も。 さてさて先を急ぎますかと走り出す一行。 時間は11時半を過ぎている。 着いた先は羅臼の純の番屋。 昨日のばんちょうほどの大行列はないものの 車はそこそこ停まっている。 名前を書いてメニューを決めて外で待機。 順番が来たら、伝えておいた携帯番号に電話をもらう仕組み。 思いのほか早く名前を呼ばれて席に着く。 大漁旗や「北の国から」のドラマ資料などが並ぶ店内。 ワタシが選んだのはうにかに丼。 かにも美味だったけれど、うに最高。 1,980円なりをペロっと完食。 言い忘れたけれど、羅臼はすでに知床半島に位置している。 その先から334号のワインディングを上って休憩したのが知床峠。 世界遺産エリアを走るなんて、感無量。 さらに知床の魅力に触れるべく、 知床横断道路をから逸れて向かったのは知床五湖。 駐車場手前からは数百メートルの車の列が続いていたけれど、 バイクは優先させてくれるという粋な計らい。 いくつかある散策コースの中から、一湖を見て戻ってくる 一番短い40分の木道コースをチョイス。 柵の外に熊避けの電線が張られた木道も、 なんだか絵になる。 途中の道路にも親子の姿があったんだけれど、 ここにも愛らしい鹿があちこちに。 熊の姿を気にするあまり、黒っぽい岩が何度も熊に見えたっけ。 溢れんばかりの緑の先には知床連山、 振り向けばオホーツク海。 こんなに贅沢なツーリングがあるだろうか。 しかし徐々に空は暗転してこのあと雨に。 とうとう合羽を着て網走湖畔の宿にチェックイン。 翌日が晴れから急遽雨予報に変わったことと 地ビールに惹かれてまたまた“打ち合わせ”に。 ホテルのフロントマンに相談の結果、 チョイスしたのは網走駅前の喜八。 東京の飲食店と比較しても遜色のない設えと 充実したおしながきは素晴らしい。 知床鶏や白レバー、お刺身などと ここはやはり網走ビール。 この後、北海道らしいものをとお願いしたら出てきたのが ジャガイモ焼酎北緯44度。 産地の緯度に合わせて度数も44度というユニークなこの焼酎は 度数の高さをまったく感じさせないまろやかな飲み口で、 せっかく用意してもらったチェイサーは最後まで必要なかった。 連日よく食べよく呑んでいるれど、 体調はすこぶる快調で。 ただ大量の汗を始終かいているせいで特にパンツが蒸れて 痛痒い湿疹に悩まされていた。 メッシュパンツとはいえ、腰周りはパットがあるし 風が抜けるのは太ももとスネだけ。 想像を絶する暑さだったとはいえ、 パンツのチョイスを完全に間違った結果。 ぶらっくさんが持っていた抗生剤入りの軟膏に救われたのだった。 飲んだ後の帰り道はざざ降りの雨。 明日の朝も合羽スタートかなぁと、 ちょっとブルーな気持ちで眠りについた。 走行データ Docroさんのこの日のレポと、踏みにじった網走の夜

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