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テーマ:楽天写真館(356089)
カテゴリ:その他
奈良の吉野山にお花見に行ってきた。 写真は中千本と言われるエリアの写真です。 吉野山は全山が山桜で、下の方から、下千本、中千本、上千本、奥千本と分けて呼ばれている。 当然ながら、下から花は咲いていき、下千本は散ってたが、中千本と上千本は満開、奥千本はまだまだという状況だった。 二つ玉低気圧が 日本列島を通過したので、全国的に大荒れだった。 吉野の山も、低気圧通過後の冬型で、かなり寒いし、雨も時折降って来て、絶好の花見日和とは言い難かったけど、山は素晴らしかった。 今まで花見というと、ほんとに花を見るものだったけど、ここは山全体が桜で、印象派の絵画のような美しさだった。 木々の間に吉野川が見え、山全体が少しずつ色の違うピンクでモコモコしてる。 山桜の後にソメイヨシノ(染井吉野)は咲く。 山桜は葉と花が一緒に芽吹いて、咲く。 今まで、山桜はソメイヨシノに比べて花は地味だし、葉が一緒に出るのもイマイチと思っていて、一段低く見ていたけど、考えが変わった。 ソメイヨシノという位だから、ヨシノの桜が元になっているのかもしれない。 しだれ桜、薄墨桜、大島桜、どれも美しいけど、一番地味だと思っていた山桜が今回は素晴らしく美しかった。 加えて、吉野は山奥だ。 公園や、お堀の端や、並木の桜を見るのとはわけが違う。 分け入った山の奥に吉野村はあった。 明日香村から昔の古道、芋峠を通って吉野に入ったせいか 、よけい山奥に感じた。 吉野山は修験の山であり、西行の庵跡もある。吉野から熊野に抜ける130キロの山道2000m級の山も連なる昔から修験の道だとも言う。 平安の時代から、山桜はさいていた。 それを愛でる人がいた。 奥山に我を忘れて咲く桜がある。 一味もふた味も違う花見だった。
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Last updated
2013.04.08 22:02:18
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