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【ふらんす・あらかると】

【ふらんす・あらかると】

在仏日本大使館メールマガジンニュース

■在仏日本人ニュース (2006年3月7日)




【IC旅券の導入】

3月20日申請分から発給される旅券が変わるそうです。

旅券冊子にICチップを組み込み、その中に個人情報を入れるものです。個人情報としては国籍、氏名、生年月日、性別などの旅券面の身分事項のほか、旅券申請書に貼付された顔写真が電磁的に記録。

現在所持している旅券は有効期間内は引き続き有効、特にIC旅券に切り替える必要はありませんとのことです。

3月20日以降、旅券の有効期間が1年未満となった人で切替申請をする場合、旅券を紛失して再発給を受ける場合、新たに旅券を取得する場合にはIC旅券となるそうです。


【領事手数料改定】

<旅券関係手数料>

10年旅券発給       118ユーロ

5年旅券発給        81ユーロ

5年旅券発給(12歳未満) 44ユーロ

記載事項訂正          7ユーロ

帰国のための渡航書発給    18ユーロ

<証明関係>

在留証明            9ユーロ

身分事項証明(出生、婚姻など) 9ユーロ

翻訳証明           32.50ユーロ

署名証明           12.50ユーロ

運転免許証証明        15.50ユーロ 
*2006年3月7日の在仏日本国大使館メールマガジンから

在仏日本国大使館Ambassade du Japon en France-http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/









〇パリ邦人犯罪被害統計
 パリにおいて邦人の方々が様々な犯罪の被害にあっていることはこれまでもお知らせしておりますが、2003年の邦人犯罪被害統計が出来上がりました。その一部をご紹介いたします。
 邦人被害統計とはいっても、当大使館に届出のあった事件だけを取りまとめたもので、届出にいたらなかった事件も多くあると思われますが、事件の傾向などが読み取れますので、対策を考えるのに役立つものと思います。

(1)被害の内訳
件数:499件(2002年に比べ約32%減)
男女比:男232件 女265件(不明2件)
年齢別:10代  13件(男4/女9)
    20代 140件(男52/女88)
30代 102件(男47/女55)
40代  75件(男41/女34)
50代 101件(男53/女48)
    60代  49件(男28/女21)
    70代  7件(男1/女6)
    その他・不明2件
滞在別:短期滞在 85.3%(観光客、出張者など)
長期滞在 12.7%(3ヶ月以上滞仏の駐在員、永住者など)
不明    2.0%
被害額:総額 約3700万円
    一人当たり 約9.3万円    
犯罪類型:スリ       155件(02年:329/01年:388)
     置き引き     172件(02年:171/01年:176)
     引ったくり     50件(02年:72/01年:83)
バイクの引ったくり 71件(02年:65/01年:55)
強盗        13件(02年:30/01年:49)
その他       38件(02年:68/01年:89)
発生地域:パリ及び近郊 430件(86.2%)
その他     69件(13.8%)
発生場所:公共交通機関内 159件(40%)

<傾向と対策>
 発生件数は前年比約32%の大幅な減少をみせています。昨年はSARSによる日本人旅行者数の減少が一部影響したとも考えられますが、それを加味してもかなりよい傾向といえます。
 中でもスリの減少が目立ちます。これはメトロ内での発生数が前年比62.9%と激減していることが影響しております。この背景には、当館がパリ警視庁や公共交通機関に邦人の犯罪被害を訴え改善を求めた結果、警乗の増加、日本語による注意喚起の放送が流されたことなどがあると思います。
 しかしながら、オートバイによる引ったくりは依然として多発しており、今後ともパリ警視庁などに現状を訴え、防止策の改善を求めていきたいと考えております。
 対策としてはスリ、置き引きについては、従来から繰り返しお知らせしているように、乗り物の中やホテルなどではスキをつくらないようにする、持ち物には注意を払う、といった比較的簡単な心がけで犯罪を未然に防ぐことができると思います。
 オートバイを使った引ったくりの被害者の約80%が女性でした。特にオペラ座を中心とした路上で被害が相変わらず多発しておりますので、オペラ座界隈を歩く際には車道から離れたところを歩く、背後にオートバイの音が聞こえたらバックを抱えるなどの対処が有効と思われます。
 本レターをお読みの皆様には、くれぐれも犯罪被害に遭わないよう細心の注意をお願いします。

〇新学期開始(メンタルケアの勧め)
 メルマガ読者の皆様、バカンスはいかがでしたでしょうか。
 フランスではバカンスが明け、新学期が始まりました。
 フランスで留学生活を送っている方も新学年が始まります。読者の中には初めてパリに来ている方もいらっしゃるかと思います。また、皆様の周りにもそのような方がいらっしゃることでしょう。
 慣れない外国での生活はとても大変です。言葉の問題、文化・風習の違いなど、ストレス要因には事欠きません。
 多くの方は何事もなく生活を送っていますが、中にはストレスから体調を崩したり、心の病になる方がいます。
 なんとなくだるい、イライラしやすい、不安感や孤独感を感じる、考えがまとまらない、よく眠れない、食欲がなくなってきた、その場から逃げ出したいなど、このような症状がいくつも出てきたら要注意です。決して無理せず、場合によっては精神科医の診察を受けることをお勧めします。
 簡単な相談であれば大使館領事部でもお受けしますので、フランスでの滞在が重荷になってきたなと思った場合には、遠慮なくご相談ください。話すことにより、整理がついたり、少し肩の荷が降りたりすることもあるでしょう。
 なお、心の病は本人が気付かないままに発病することがあります。周りの方で、これまでと違って、上述のような傾向が見られる方がいる場合には、ぜひ本人に声をかけるなどして気にかけて差し上げてください。




【ルーブルでの邦人女性殴打被害】
 大使館領事部に、邦人女性から、10月中旬の夜8時頃、ルーブル美術館の地下広場で白人男性に殴打されたとして概ね次のような通報がありました。

 ルーブル美術館の地下広場で、「地下鉄路線図」を見せてくれと、年齢45から50歳くらい、身長180-185センチの、見た目はインテリ風の白人男性が英語で話しかけてきた。路線図を見せると、「君もメトロに乗るのなら近道はこちらにあるから」と言って、駐車場への扉まで連れて行かれた。その男性が扉を開けたため「向こうのメトロに乗るから」と体の向きを変えたとたん、強引に頬に唇を寄せてきて「静かにしろ」と英語で言い、平手できつく3回殴って逃げていった。殴られている時に「痛い」と悲鳴をあげたので、それ以上連れて行こうとはしなかったのだと思う。
 その男性は日本人観光客を狙っているようで、「自分はアメリカ人で2ヶ月東京に住んでいたことがあり、文学の教師をしている」と言っていた。

 この被害者は日系情報紙のホームページの掲示板に投稿したところ、多くの方から同じような被害例があげられました。パリでは「命を狙われることはない。狙われるのは金品だけだ」と考えられがちですが、女性にとっては危険な場所があちこちにある、警戒の必要な都市であるといえます。

 旅行者、在留邦人の多くの皆様は「旅先での親切」に接し、楽しい旅行・滞在をなさっていることと思います。しかしながら、今回の事例のように、親切心から、話しかけに応じた結果、暴行を受けるといった被害にあうこともあります。自分の身は自分でを守るという観点からすれば、特に海外では「人は疑ってかかる」くらいの気持ちでいても良いのかもしれません。

【イタズラ電話にご注意】
 日本で「オレオレ詐欺」事件が起きています。事件・事故にあったなどと連絡がきて、金銭を騙し取られる被害が生じておりますが、パリにおいてもこの「オレオレ詐欺」に類似したイタズラ電話で騒がされた事案がありました。

(1)ある週末の夜、パリに滞在している邦人男性の親戚の人から大使館に電話がありました。パリに住んでいて、その日に帰国するはずの甥が母親に電話し、「誘拐されて薬物を注射された」と言っってきたので心配である、との内容です。母親は心配して親戚に電話し、その親戚の方が大使館に電話してこられたものです。領事担当が教えていただいたパリの自宅や携帯などに電話してみましたが通じません。次の日にでもアパートをたずねて見ようかと考えていると、親戚の方から、母親から息子が帰国した旨の電話があったとして連絡がありました。詳しく聞いてみたら「誘拐された云々」の電話は単なるイタズラ電話だったようです。
(2)また、別のケースですが、パリに留学中の娘から「部屋に男がいる」とひそひそ声の電話があったが、その後娘と連絡がつかないと、心配したご両親が大使館に電話してこられました。領事担当が自宅や携帯に電話しましたがつながりません。ご両親の求めに応じて自宅まで出向きましたが、アパートの部屋は物音もしません。人のいる気配もありません。電話をかけてみると固定電話の呼び出し音が聞こえますが、携帯の呼び出し音は聞こえません。恐らく不在であろうとご両親に説明しましたが、是非ともドアを壊してでも室内を確認してもらいたいと強い希望がありました。警察に頼んでドアを開けてもらおうとしていると再び電話があり、娘さんと連絡がとれたとのこと。後で聞いてみるとやはりイタズラ電話だったようです。電話を受けた母親も突然の電話で動揺し、娘の声だったか確認できなかったようです。娘さんとはその後連絡がとれましたが、周囲の騒動に驚いたようでした。



 
【2004年の犯罪被害統計】
被害数:476件(対前年比95.4%。但し、仏国内で発生した分のみであれば357件、対前年比は78%)

犯罪別:
スリ178件(37%)、置き引き170件(35%)、ひったくり88件(18%)
 
被害場所:
メトロ、RER関係89件(25%)のほか、ノボテル(旧日航ホテル)、オペラ周辺、マドレーヌ寺院、ルーブル美術館などでの被害が目立つ。

【レストランでの窃盗】
レストランで・・・
客のふりをして、空いた席につき、注文を待っている間に、周りの席のバックなどを物色・・・

【空港バス内でのスリ】
空港、パリ間の郊外電車RERはかなり狙われていましたが、最近この空港バス内でもスリにあった報告があったそうです。


せっかくの楽しい旅行が台無しにならないように十分お気をつけくださいね!

旅行の前に是非覗いておいてください・・・
外務省 海外安全ホームページ
パリ安全対策ガイド

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