引き算も、足し算も。
歳を重ねて、活字媒体を中心に耳目にすることが増えた言葉。「引き算の人生・生き方」と、足し算のそれ。物事や情報、人間関係、資産と呼ばれるもの、など。捨てたり、そぎ落としたり、手放したり。反面、在るものに加えたり、新しく始めたり、必要なものは必要だったり。まぁ、「これだ」というのはわからんのですが、一個の人間が、じぶんが、より良く生き暮らしていくための、「編集」作業は必要かなぁと思っております。人の関係で言えば、年賀状なんて、ある時期は200枚くらいのやりとりをしていたのに、今じゃ10数枚。どんどんご縁を解消していったのです。仕事的にとか、お正月のみのご縁とか。義理とか。「もういいよね」というつながりをどんどこ絶ってきた。一方で、自分がたいせつだと思っている一人の友人と、1,2か月に一回は必ず食事をしてなんでも話す。数時間を一緒に過ごす。地域の活動に参加して、新しい人たちと地元のコトで盛り上がる。生きて在る暮らしの引いたり、足したり。物心両面で、意識的に楽しんでいけるといいだけどな。「捨てる」なんて、捨てるまで迷っていたのに、捨てた瞬間から、すっかり・すっきり忘れてしまう、だもんね。いいことだと思っています。