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奈央理ぃのEnjoy my life!!  

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映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』

 とうとう映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観ました。

 率直な感想は、ハリー役のダニエル・ラドクリフくん、ロン役のルパード・グリントくん、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンちゃんが、でかい!!撮影当時は3人とも14才だったと思うが、白人系は成長が早いせいか、本で読んで想像するよりふけて見える。ロン役のルパードくんは、背がどんどん伸びちゃって(推定180cmは近いかも)、大きな体をもてあましているみたい。
 今読んでいる「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でも、「1ヵ月もみないうちに、ロンは数十センチも背が伸びたかのようで、これまでよりずっとひょろひょろのっぽに見えた。」という下りがある。原作者のJ・K・ローリングさんは、ルパードくんがどんどん背が高くなるのを知っていたから、原作でものっぽなロンにしたのではないでしょうか?!
 ハーマイオニー役のエマちゃんもとてもかわいくなって、前作に比べてよりLADYになったんじゃないでしょうか。顔も崩れずにキレイになってきたし、これからどんどんキレイになっていくわよ!20才ぐらいになって、突然ヌードを披露したり、イギリス版杉田かおるにならないことを祈るわ(笑)。

 3人が原作と同じ成長期、思春期に入り、心と体のアンバランスさが今回の映画では、よく描かれていたと思う。

 ダニエルくんが今回のハリーを演じるにあたって、「ハリーは今回よく怒っているんだ・・・」って言っていたけど、次回の「炎のゴブレット」では壮絶なストーリー展開になるし、その次の「不死鳥の騎士団」では癇癪おこすくらいず~っと怒ってますから~~ザンネン!(波田陽区風に)


 映画は時間が限られているせいか原作のように全部のエピソードを入れるわけにはいかず、ところところはしょらなければならないので、どうしてもストーリー展開に無理や矛盾が出てきてしまう。

 まず、ルーピン先生について。ルーピン先生がどんどん体が弱くなってしまうのは、ルーピン先生は狼男なんだけど、人間と狼男の成分(?)の比率が狼男の方が強くなってしまって、その狼男の成分を押さえるためにスネイプ先生から薬を煎じてもらう。そこが描かれてなかったので、スネイプとルーピンは憎み合っていたわけではない、というところの関係性が薄れてしまった。

 ブラック・シリウスとルーピン先生とハリーのパパは、大親友だった。ハリーがロンのお兄ちゃんの双子のフレッドとジョージからもらったあの忍び地図は、彼らが作ったのだった。ルーピンがハリーの地図を取り上げて、初めて見たにもかかわらずルーピンが読み方がわかるのはなぜか?!とハリーが疑問も持たなかったのはおかしい。
 ブラック・シリウスとルーピン先生とハリーのパパが仲良しだったことや、彼らの腰ぎんちゃくで後にヴォルデモートに寝返った裏切り者のペディグリー(ロンのねずみスキャッパーズになりすましていた)が彼らにくっついていたことや、ハリーのパパに妬いていたスネイプは、だからハリーを執拗にいじめていた・・・ってことの関係性が薄かった。

 ラストシーンで、ハリーは折れてしまった箒の代わりに、新品の箒”ファイヤーボルト”が贈られた。誰から贈られたか無記名だったが、ハリーはシリウスからだってわかっていたようだった。
 しかーし、原作では、ストーリーの中間で”ファイヤーボルト”が贈られた。その時は、シリウスが凶悪犯でアズカバン牢獄を脱走し、ハリーを襲うのではないのか、というので学校全体で警戒態勢が牽かれていた。それでその箒も何か危険なしかけがあるのではないかという疑いがあったので、ハーマイオニーはハリーに注意を促し、マクコガナル先生は念のため箒を取り上げたのだ。そういう伏線もなく、最後にハリーに”ファイヤーボルト”が贈られた、と持っていくのは強引だし、原作を読んでいない人はわからないだろう。

 次回作「不死鳥の騎士団」では、原作の本の厚さもあるし、ストーリー展開も複雑になっていく。映画でどのように描かれるのか?!


 配役は、ナイス・チョイスだったと思う。ブラック・シリウス演じるゲーリー・オールドマンは、凶悪犯と疑われながらもハリーのパパの親友であり名づけ親で、ハリーに対して優しい気持ちも上手に演じていた。さすが、イギリスの怪優である。
 スネイプ役もアラン・リックマンは、映画『ラブ・アクチュアリー』で浮気の匂いのするお父さん役を好演したので、スネイプも悪い人にも思えず、ルーピン先生の授業でネビルが出したまねボガードで変身させたスネイプの中年女性の格好はなかなか面白かった。
 占い学のトレローニー先生役のエマ・トンプソンはイギリスを代表する女優。トレローニー先生不気味さを上手に演じていた。ハーマイオニーちゃんのエマ・ワトソン(どっちもエマだから混乱する)も尊敬する女優さんです。
 今回演じたダンブルドア校長はちょっと元気がありすぎたような気がして、校長先生としての威厳があまり感じられなかった。


 次回作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、ダニエルくん、ルパードくん、エマちゃんたちは卒業という噂を聞いた。いや、ハリーポッター全シリーズ彼らがそのまま演じるって噂も聞いたし、ダニエルくんはハリウット版「エヴァンゲリオン」の碇シンジくんを演じるのではないか、という情報も入った(これはおニュー情報よ)。是非、3人のキャストはそのままで全シリーズ演じてほしい。だって、彼らはハリーであり、ロンであり、ハーマイオニーそのものなのであるから。


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