2005/10/16(日)19:55
お酒に強いか弱いかは遺伝的要素で左右される
アルコール分解のしくみ
アルコール
↓←アルコール脱水素酵素(ADH)
アセトアルデヒド
↓←アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)
↓ (低濃度の時に働くALDH2と、高濃度にならないと働かない ↓ ALDH1があります。
↓ このALDH2を多く持っているかどうかによって、お酒に強い弱 ↓ いかが決まってきます。ALDH2は遺伝するものです。
酢酸に分解される
↓
水と炭酸ガスに分解される
お酒に強いか弱いかは、酔いの原因であるアセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH)の量で決まってきます。
お酒は栄養素の吸収を阻害する
胃・十二指腸・小腸の粘膜がアルコールで荒らされると栄養が十分に吸収されなくなり、お酒を分解・排泄するエネルギーが不足します。さらに、肝臓は食べ物からたんぱく質や脂肪、糖質など栄養素の合成を行う働きがありますから、アルコールで肝機能が低下すれば栄養障害が起こってしまうのです。
お酒に弱い人が鍛えて強くなるのは
アセトアルデヒドはミクロゾームエタノール酸化酵素(MEOS)という酵素でも分解されます。MEOSは鍛えるとその力が強くなってくるので、飲めない人が練習をしているうちに飲めるようになることもあります。(お酒にもともと弱い人はが少しづつ飲めるようになった、というのはこ2のことが当てはまります。もともと弱い人は、飲めるようになったとしても飲める人に比べて、量は少ないし、同じ位飲んでも酔い度が全く違いますから。)
鍛えて強くなった場合は危険
MEOSは数週間お酒をやめていればもとの状態に戻ってしまいます。それに、MEOSを使い過ぎると肝障害を起こしやすくなりますので、もともと飲めない人が飲めるようになったということは、体にとっては危険のようです。
肝機能の維持に大切なビタミンB1
ビタミンB1は、アルコールに含まれる糖分を分解し、エネルギーに変える働きがあります。
ビタミンB郡やたんぱく質を多く含んだ食品とるようにしたほうがいいです。