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2005.2.20 エリザベート

行って来ました。宝塚大劇場。「飛鳥夕映え/宝塚絢爛2」以来です。

どうやって報告したらよいものやら・・悩むところですが・・・
私個人の感想なので苦情等は受け付けません(最初に言っておきます)
あまりに衝撃的?だったので、表現がストレート過ぎることがあるかもしれません。
また、大急ぎでUPしたので、誤字脱字は文章の流れで・・・理解して下さいませ



スカステでダイジェストを見ていたのですが、前日になって急に
「明日、観るんだ・・ホントに観るんだ・・」って緊張してきてしまって、お腹が痛くなってきました
15時公演だというのに朝5時に目覚めてしまうほど・・・
九州からいらっしゃった麻友と梅田でおちあい、少しブラブラした後、いそいそとムラ入り
セルカでパスタを食べて(緊張していても食欲旺盛!)
キャトルで夏からの買い物をイッキにして・・
その後、某?管理人様3名とフルールでお茶して・・管理人様のお嬢さんとも久々の再会!
(そのお嬢さんのファンなので、かなり舞い上がってしまいました^^;)
そして、開演直前に、一緒に観劇する奈緒塚の常連さんとステージスタジオの前で再会!!
そして・・いよいよ観劇です・・・




第一場 プロローグ

ルキーニが出てきて2,3秒で「あぁ・・イカれてんな・・」って思いました
銀橋に出てくると「そりゃぁ裁判官から 精神錯乱・・・ って言われるよなぁ・・」って。
悪い意味ではありません。それくらい上手いんです。登場して2,3秒で「狂気」を感じました。
「・・う~む・・きりやん・・上手いとは思っていたけど、上手すぎ・・宝塚にはもったいない・・」
霊魂たちを呼び覚まして「エリーーザベーーー!!」の歌声も
「上手いとは思ってたけど、ここまでビシビシ響いてくるとはっ!!」←こればっか・・
鳥肌がゾワッと立ちました

そしてトートが登場・・・
なんていうのかなぁ・・・そこに立っているだけで、ねっとりとした、からみつくような妖しい美しさっていうか
立ってるだけですよ?!立ってるだけでフラフラ~っと吸い寄せられるような・・一度吸い寄せられたら
抜け出せないみたいな・・そんな妖しさ・・・それって黄泉の帝王「死」としては最高ですよね?「まさしく!」って感じ。腰?お尻まである長い髪がこれまたお似合いで。それでいてバランスも良くて・・・「オスカルとかよりも絶対トートやわ・・」って思いました。退団公演で魅力全開!本領発揮!

第二場?

いよいよ肖像画からシシィが登場!
ベージュのお衣装。短めの裾からレースが見えて、編み上げブーツで元気いっぱいに駆け回ります。
時折、素の麻子さんの声というか「あっ!麻子さんの声だっ!」ってホッとするのですが、かえってそのハスキーな、娘役より低めの声が「おてんば、少年っぽさ」を強調していて、宮廷でがんじがらめになってしまうシシィの悲劇性?を高めているような気がしました。娘役さんのシシィって「確かにおてんばだけど、なんだかんだ言って、プリンセスじゃん?宮廷に入ってもそれほどは・・ねぇ・・?」って感じなんですよ(私はね)
『パパみたいに』もとっても可愛らしくて「何を心配してたんだろ?私」って思うほど、そこには少女時代のシシィがいました。

第三場~第四場

そして綱渡りが失敗して落下・・この時のブルーのお衣装、可愛いです。首がつまったデザイン、前髪、編み上げブーツ・・すべてが可愛い!!(ここですでにメロメロ・・)
そしてトートとの出会い・・「やっぱり妖しい・・キレイ・・人間じゃないみたい・・あ、人間じゃない役なんだ・・」シシィのきょとんとした表情も最高に可愛らしいです(^^;

第五場

オーストリア宮廷の謁見の間。あぁ・・ゾフィー様・・上手すぎます・・恐すぎます・・冷酷すぎます・・・
美々さんのゾフィー・・絶品です!!最高!大好き!!
リヒテンシュタインのるいるいも、控えめに立っているのだけど、やっぱりスラッとしていてキレイ。目がいきます・・

第六場~第七場

くそ暑いバートイシュル(笑)ここでシシィは前髪を上げ、胸元があいた淡いラベンダーのレースビラビラのドレスを着ています。なんていうか・・ちょっとドレスが大人っぽすぎると思ったのは私だけ?姉のヘレネがピンクのブリブリドレスで、髪に花を飾ってるのに・・。前髪を上げただけでも十分大人っぽくなったので、ドレスはもう少し・・・ピンクとは言わないが・・そう思うと、歴代の濃いブルーとかのドレスは正解ってことか?!
 ルキーニとのやりとりも、素っぽくて、楽しそう(笑)
そしてフランツのプロポーズを受け、過酷な人生へ・・

第八場

結婚式。スカステでこの場面のお稽古風景を見ていたので、「今、カゲコーラスに祐飛君が入っているのね・・」なぁんて考えつつ・・ここでもゾフィ様絶好調です!
シシィのドレス、ほとんど変更してないのでは?ウェストからうろこのようなビラビラが・・大鳥れいさんのドレスもそんなような感じだったような?幸せ絶頂のシシィです

第九場
最後の~ダンスはぁ~♪
「だからトート、妖しすぎるってばっっ!!」その妖しさにシシィもフラフラ~と吸い寄せられそうに・・・
しかし、ハッと我に返り拒絶・・うんうん。吸い寄せられるのわかるよ・・
 ここでは黒天使・あいあいをオペラで追っていました。小柄な黒天使です。髪はストレート・・・こちらも妖しいです・・「もしや、トートの愛人?!」と思ってしまうほど(笑)

第十場

シシィの寝室。来ましたよ、来ましたよ、ゾフィー様が!!早朝からゾフィー様が押しかけてきたら窓から逃げます、私(笑)
フランツに助けを求めるシシィ・・母親側に立つ夫・・・その瞬間のゾフィー様の勝ち誇った表情!!
「ふふん。小娘が。息子は私のものよ」みたいな・・
「あなたは私を見殺しにするのね・・出てって・・」出ていくフランツ
おーーーーーいっ!フランツ!そこで出て行っちゃだめでしょ?!昨日結婚式をあげたばかりの花嫁が自分の母親にいじめられて、夫も味方してくれなくて・・そんなすんなり出て行っちゃアカンやろ?!
逃げることもできなくて、姑はメチャメチャ恐い、夫は逃げ腰・・・
自殺しようとするシシィ・・・  今だかつて、これほどシシィに感情移入したことないです(笑)

第十一場

しかしシシィは強かった・・自由に生きてやる!私の命は私のもの!・・・強いです・・
麻子さんの歌声、心地よいです・・・私自身、ちょっと低めの女役さんの声が好きなので、お世辞抜きで
麻子さんの歌声好きです。「わーたーしーにぃぃぃぃーーーっ!!」もしっかり歌い上げて、心配する必要ないです!すばらしい!麻子さんブラボー!

第十二場

ここでいっきに年月が過ぎ去っていきます。ガウンを着替えるだけで、歳月の流れを表現するのって難しいですよね。「お母様が子供盗んだーっ」とフランツへ詰め寄るも、フランツはまたまた逃げる・・・
「わかりましたアナタはー敵だわっ!」このセリフくらいからシシィの表情が変わってきたように思います。
「本当に、本当に、私に味方はいない」って確信したというか。
ルキーニが差し出した手鏡を覗き込んで、自分の美貌を確信する時、そこに「少女シシィ」の面影は完全になくなります。表情が強くなり、自立心というか・・この辺りの表情の変化、注目です!

第十三場

ハンガリー訪問。革命家たちが反旗をひるがえす。「帰ろう」と促すフランスに「待って」と留まるシシィ・・
「来たからにはやるわよっ!」と言わんばかりにマントを脱ぎ、三色旗のドレス・・・
美しいです。圧倒的な存在感!そりゃぁ思わず「エーヤーン エリザベーッ!」って言ってしまいますって。

残された3人の革命家たち。エリザベートを撃ち殺そうとするエルマー。その瞬間、トートが
「おっと、そんなことをされちゃ困る」って感じでエルマーの手を下へ・・
確か今までのエルマーたちは脱力したように、ダラン・・とピストルを下ろしていたと思うのですが、
さららん・エルマーは、ぬぬぬ・・・ぐぐぐ・・・という感じで「見えない力」に抗ってます。新鮮でした。

第十四場

ウィーンのカフェで反体制派のツェップスとエルマーたちが出会う場所。
そこへ「奇遇にも」トートも・・・「どうぞお仲間に~」
ここでの注目!!トートと握手をする越乃・ツェップス!!握手をした瞬間、「ビリッ」「ビクッ」って電流が
走るような、なんともいえない仕草をします。トートからツェップスにも「何かが」流れ込んだのがわかりました。なんか、こんな小さな演技にちょっと感動してしまった私・・(笑)

第十五場

シシィの部屋の前で疲れ果てたフランツが「開けておくれ~」
ゾフィー様にスパルタ教育をされている息子を返せとせまるシシィ。
「お母様か、私か!!」
お母様と私の間に微妙な間があるのですが、なんかシシィの心の叫びが聞こえてくるようでした
「私を選んでっ!!」っていう悲痛な叫びが・・・私まで胸が痛くなりました

そしてトートが・・
だから妖しすぎるってば!!!(←しつこい・・)何度言っても言い足りないくらい妖しい美しさです!
そしてねっとり、まったり?とシシィを誘惑・・・シシィまたしてもフラフラ~・・・
そして我に返る!!諦めるには早い~
シシィ、強い!あんなトートを目の前にしたら普通負けちゃうよ?!ホント、強いよ・・(しみじみ・・)

第十六場

ミルクの場面。ここでトート、ルキーニ、エルマー・・民衆たちがドドーッと銀橋へ。
ここの変更点・・すごく期待してたんだけど・・なんだろ・・期待しすぎたかな?
別にあえて変更しなくても・・って思ってしまった・・すみません。
(単に麻子さんが登場してないからだけなのかも?)

第十七場

有名すぎる鏡の間の場面。第一幕のシシィの最大の見せ所。
なんせ最初の(肖像画から出てくる所ね)登場からして「キャーッ!麻子さんってば!!」っていう感じで、登場する場面場面で新しい麻子さん発見!だったので、あえてこの場面で「ぎゃーーっ!!」って失神寸前の衝撃は受けなかったです(すみません・・)そりゃあキレイですよ?!貫禄というか、自信がみなぎってるし!一プリンセスから、名実共に皇后に・・って。
このドレスも新調されたんだけど・・肩の部分の布が気に入らない・・写真で見るよりも薄い生地で、肌が透けているのですが、もう少し、生地を厚くするか、デザイン?を変えてほしかったかなぁ~・・
その肩の布ばかりに目がいってしまって・・・


第二幕
第一場

キッチュ。隣の麻友に「今日はなんかアドリブあるんですかね?」「あ?アドリブ?何が?」「え・・だってルキーニが銀橋でお客さんに・・」「・・・あぁ!!そういえばあったね・・どっぶり麻子さんエリザに嵌まってて、すっかり忘れてたわ・・あぁ、あったあった・・麻子さんルキーニやってたんだよねぇ・・」「・・奈緒さん・・・」

ペルソナの貸切公演だったのできりやんルキーニ
「皆さん、知ってました?トート閣下も私もペルソナのイメージキャラクター?してたんですよ?その節はお世話になりました♪」会場に笑いが。 さすがきりやん!そうだった、そうだった。トート閣下もそうだった。

世界の美女。某管理人様から「見てね!」と言われていたので、しっかりとチェック!
アメリカの美女(自由の女神)の夢咲ねねチャン。おぉ~可愛い!!エジプトの美女・憧花ゆりちゃんも大人っぽい美しさで目を引きました。この場面は娘役好きにはたまらんですな(誰?)

戴冠式~私が踊る時
シシィ、美しいーっ!鏡の間よりも、こちらの方が好きです。
前回の大鳥れいチャンと違う所は、なんと言っても髪形でしょうか?(違ってたらごめん)
麻子シシィはお尻くらいまである長い髪をそのまま垂らしています。ドレスは紺と白を基調にしていて、上半身だけでなく、裾にまで紺色の部分がダーッと。
またしても肩のデザインが気になった私・・・紺白で、白の部分はパールをイメージしてる感じなのですが、なぜか肩にグレーのリボンが・・なぜだ・・なぜそこでグレーのリボンなんだ・・胸元のレースにもグレーっぽい色が見えたり・・ ここはシンプルに白・紺・ゴールドでいいやんかっ!!
以前、どこかにも(掲示板かな?)書いたと思うのですが
「飛ぶがいい」
「誰?」
「かもめよ」
「あなた・・!」
この「あなた・・!」が好きです!!生で聞いてもやっぱりよかった♪

第二場

子ルドルフのソロパート・・・だめだ・・だめだだめだ鎌足!!ではないが・・どうしても
「この二人は姉妹なんだよな・・」とか飛鳥夕映えのクライマックスシーンが頭によぎってしまって・・
「猫を殺した~」
の所で、トートが「ほぅ?」って感じでニヤリと笑うところがなかなかよろし(笑)

ママ~?どこなの~?  アイタタタ・・・今の私にこの歌はキツイ・・・悪かった、悪かったよ、ごめんってば!でもね、ママだって!!

急に現実に引き戻された場面でした・・・(汗)

第三場

ゾフィー様・・少し見ぬ間にお歳を召されて・・
ここでも某管理人様から「見てね!」と言われていたので、しっかりチェック!
ゾフィー様の椅子になってしまっているイケメン侍従・・・明日海りおチャン!
椅子から解放された後は下手の最後列でがんばっていました。最後列でもキラキラしていて・・
イケメン発見!という感じでした。

第四場

さぁ!さぁ!フランツが浮気しちゃいますよ?!
ここはなんと言っても、マダム・ヴォルフの嘉月絵理さんと、マデレーネのあいあいでしょう!!
マダム・ヴォルフは初演の時から大好き!!本当に上手い人しかできない役なんですよね!
嘉月さんは、白髪の博士からマダム・ヴォルフまで・・幅広すぎです!上手い!

そして・・あいあい!!トート閣下譲りの妖しい美しさ~♪
抜群のプロポーションと、しなやかな動きと、誘惑の眼差し!
フランツ・・諦めなさい・・アナタは悪くない・・

フランツと目が合ってる時は優しい笑顔、誘惑の微笑み?
でもフランツと目が合っていない時は、冷酷な黒天使の顔に・・・!!その表情の変化を見れて
なんだか得した気分に(笑)

第五場

運動の間。心身ともに弱っているシシィに浮気現場の写真を見せるトート。今度こそトート優勢か?!と思いきや、またしても強い意志でつっぱねるシシィ
この時、トートがソファの上で後ろの髪をバサッと前に持ってくるのですが、おぉぉっ!!って感じです。長い長い豪華な髪が前にバサッと・・結構好きです・・・オホホ

第六場~第七場

皇后様は~一日に~・・・ 身がもたないぃ~!の場面です。そりゃぁ速いと思うよ?歩くスピード。女官たちとは歩幅も違うしね・・がんばれ・・女官たち・・
ここのドレスは黒と暗めのワインレッドのドレス。今までは黒だったような????

病院でヴィンディッシュ嬢とのからみ・・・今までの小道具は扇子だったり、花束だったり・・・今回はオーガンジー?のショール?です。何かと交換するわけではなく、優しくオーガンジーをかけ直してあげる・・・
シシィに抱きしめられている時の「いっちゃってる目」は凌あきのサン以来のすさまじさか?!

代われるものなら代わってもいいのよ・・・この時の麻子さん、ものすごい貫禄、圧倒的な存在感。見てて、思わず後ろへのけぞってしまうくらいの圧迫感?がありました。神々しいほどに。
哀しいかな、シシィの孤独感が強まれば強まるほど、存在感が強まる・・・すごいです。
ラストの 自由~♪ も高音で伸ばすように変更されていて、これにもビックリ(^^;

第八場~第九場

お待たせ!祐飛君!待ってたわ!祐飛君!
長身に皇太子の衣装がよくお似合いです~。脚の長さは歴代ルドルフ1か?!

トートとの「闇が広がる」この場面も大好きです。見せ場の一つですよね。
トートとルドルフのツーショット・・えぇ感じです・・・

ハンガリー国王?!の場面で三色旗のドレスを着たシシィが手を広げて息子を優しく見守る・・・
「あぁ・・ルドルフはずっと、この笑顔に会いたかったんだろうなぁ~・・愛に飢えているのねぇ~・・」
麻子さん、聖母マリア状態です(わからないですよね・・?ごめんなさい)

第十場~第十二場

そんなルドルフの元へシシィが・・・あぁ!ルドルフ嬉しいだろうね!待って、待って、待って・・・よかったね!ルドルフ!!
しかし・・シシィは冷たい(お衣装新調。くすんだ深いブルー?さらに冷たく見える?)
シシィも今だに自分のことで精一杯。でも、もう少し聞いてあげてよ・・グスン・・

絶望のルドルフ・・「死にたいのかっ?!」出たーーっ!!いや、失礼、来たーーっ!!!
相変わらず妖しい!!
ガラスのような繊細な、儚げなルドルフは妖しい美しさのトートと共に黄泉の国へ・・・

ルドルフの葬儀・・
息子を失ったシシィはボロボロ・・しかも自分のせいで?!
この~罪は~消せない~!!←この部分、鳥肌が立ちました。泣き崩れながらの歌なんだけど、血がにじむような・・・悲痛です、悲痛。

死なせて~!とトートに自分から泣きつくも「死は逃げ場ではないっ!」と拒絶。
欲張りサンなトート閣下。たとえ手に入っても愛してもらわなきゃ嫌なんだね・・
「人が死を愛することなんてあるのだろうか?(自殺ではなく)」と、こんな後半になって、最初のルキーニの言葉が頭によぎりました

第十三場

皇帝と皇后のマグカップ~
下手に注目。子供からマグカップを奪い取った大人気ない男。ルキーニに「おい・・!」と注意され、しぶしぶ女の子に返して、しょうがないから自分のポケットからお金を出して、買う・・
その後、警官から職務質問受けてるのが笑える(笑うシーンではないのだが・・)
「おい、お前、それ・・」
「なんだよ?!ちゃんと金払ったぜ?!」
疑う警官・・・
下級生、がんばってますね~

レマン湖のほとりで、フランツがシシィ説得に・・・フランツ・・そんなにも愛しているなら、なぜ母親の見方したんだ??あぁ・・ゾフィー様だもんね・・仕方ないや・・
じゃぁ、なぜ浮気したんだ?あぁ・・マデレーネだもんね・・仕方ないね・・(オイッ)
とまぁ、こんな感じで?!二人の心はすれ違いのまま・・・麻子さんの高音がさえわたってます!後半になればなるほど、聞きほれます。やはり少女時代よりも声が出しやすい?!もう普通の女役さんですよ。男役としての瀬奈じゅんさんは完全にいません・・・

第十四場

霊魂たちが出てきました~みんな恐い!!動きもゾンビっぽいけど(ゾンビか?)ベールで顔を隠しているのに、目がいっちゃってるんです!夢に出そうだったので、オペラを下ろしました・・

第十五場

トートからナイフを受け取ったルキーニ・・完全にいっちゃってます。トートからナイフを受け取る時も「は、早く!早くくだせぇ!!はっはっ!」みたいな感じで・・恐い!
笑い方まで完全に狂ってて、そりゃぁ警官も怪しんで声をかけようとするわなぁ~・・・

そしてシシィに襲い掛かるルキーニ!
気のせいかな?今までに比べると動きが速い!!シシィも「はっ!」って感じで動きが速くて、ちょっとだけ男役を垣間見ればような??

ラストシーン・・
ハァ・・劇場内、ものすごい熱気だったんですね・・空気がかなりよどんでました・・・
それを一掃するかのように舞台からドライアイスの煙がサァーーーーーー・・・・・
ひんやりした空気が広がります・・あぁ・・気持ちいい・・さわやかぁ~・・・
そこには「やっと自由になれる・・」嬉し泣き寸前のシシィが立っていました・・・
私自身、客席も浄化されるような感覚・・・

この時のシシィのドレス好き。肩の布がね・・(くどい?!すみませんね・・)
とっても、感動的なラストシーンです・・
シシィ・・やっと自由になれるんだね・・よかったね・・よかった・・・って
こんなさわやかな気持ちになれるなんてね・・自分でも意外です(^^;

フゥ・・ちょっと疲れてきました・・肩が・・・

いきなりですが、デュエットダンスへ・・

シルバーのシンプルなドレスにトップから後ろにかけボリュームをもたせたショートカットで登場です!トートの衣装は同じシルバーの、タキシードっぽいデザイン。これも、もう少し、「トートっぽい」衣装にしてほしかったなぁ~・・人間が着るような衣装は似合わないです。あの妖しさに、あの衣装は違和感が・・

まぁ、それはおいといて

この場面好きです。
麻子シシィ、とってもイキイキとキビキビとダンス!!
皇后という地位にがんじがらめになっていたシシィが、やっと自由になれて
「こういう髪型してみたかったのよ~♪」
「こういうダンス踊ってみたかったの!」
「こんなふうにリフトしてもらいたかったの!」
っていう声が聞こえてきそうな・・・
あぁ・・黄泉の国でシシィは自由に、元気いっぱいに、幸せに過ごしているのねぇ~・・

銀橋でポーズ!

ハァ・・終わっちゃったよ~・・後はパレードかぁ~・・・
肩の力がフッと抜けた瞬間!
「エ~~リィ~~ザベ~~」
首から太腿までビリビリッと電気が流れ?鳥肌が!
そうだった!エトワールは美々さんでした!!油断してたわぁ~・・すごい美声だぁ~・・
うっとりと聞き惚れていると・・最後にもう一度
「エ~~リィ~~ザベ~~」
今度は頭皮が、毛穴がビリビリッ!!!
いやぁ~・・すごい!!今回、一番の当たり役は美々さんかも?!

パレードでの麻子さんは、少女時代に近い歌声で・・・正面はもちろんのこと、横から見た姿もとっても美しくて・・・
舞台袖に並んでいる下級生たちに優しく微笑まれて、アイコンタクトしながら・・・

力いっぱい拍手しました!
麻子さん最高!!最高のエリザベートでした!!最高!!ありがとう!がんばって!!



今回思ったこと・・・エリザベートって男役が演じた方がよかったりするのかな??って・・
それくらい素晴らしい舞台でした。
この舞台ほど「舞台は生で観ないとダメだね!想像とか予想で決めつけるのはダメだ!」と、強く感じたことはありませんでした。
今回、5組目のエリザでしたが「エリザはやはりエリザ」だった・・・飽きることはない演目ですね。やはりイイものはイイ!!



ものすっごい長文になりましたが、ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。お疲れ様でした♪


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