銀の月の孤城

銀の月の孤城

愛しているなら地獄で待ってて

浮気者の逆恨み
柔らかさに酔う
しめやかな晩餐
肴は隣の淑女を
緋染[ひそ]み解[と]き放[さ]く
浅き夢に棲まう
モルペウスの虚像
銀の月夜に相思草(あいおもいぐさ…タバコの異称)
日々は日々のまま
愛は風に消えゆく


世界不自由化計画
常無しアイオロス
名残る黎明の虚夢
静やかで暖かな哀悼
世界一不味い恋の味
爪添わす女、梳[くしけず]る男
君の痕跡を辿る逍遥
捩じれるほど愛しい
戯れにも触れられぬ
共存という名の過ち



飢[かつ]えるカルマの代償
一足飛びで繋がる世界
君の終わりに夢の墓標
誰とは言わないけれど
キライはスキより甘く
何度犯されても君は君
果てる幻想のタナトス
射し込んだのは昏き赤
神代に降り立ち咽び泣く
残月を染めるのはあなた


巡り会うチャンスもない
燃えろ闘魂!掴めよ乙女
愛されないでくださいね
私は甘味が好きなのです
脆く柔[やわ]く甘やかな、
燃える恋か燃えない愛か(可燃恋/不燃愛)
蕩けさせるには充分だった
いつまでも天使だと思うな
曖昧に糾弾することの罪は、
あと、ありったけの悲しみを


ハッピーエンドを待ちわびて
ありきたりな言葉はいらない
ずっとずっと一緒に生きよう
僕が逝く日もこの手をとって
パノラマの世界に恋などない
あるのはただ愚かな愛のみで
あと一歩の距離に溺れる眩暈
知的にチャラつくエトセトラ
諦めながらも愛してくれる人
廃れたこの名をもう一度呼んで


心構えは前世でしてきただろう?
甘美に溺れる君は何よりも美しい
みっともないほど愛していいかい
上手になんて愛せなくていいから
焼きついた美しさに鏤められた哀
時々でいいなら考えておいてあげる
さよならと言いたいのは山々ですが
君しかいない人生なんていらないよ
カノン響く午後の微睡みの中の悲劇
さようならごめんなさいありがとう


わがままで滑稽でもこの手は放さない
いつかまた、星降る夜に逢いましょう
騙されるがままこの腕の中で恍惚を傍受する
虚妄の愛に抱かれてその瞳に絶望を享受しろ
ニガウリ・マンゴー・パプリカ・シュガー!
ただ人を愛しただけで、君に間違いなどないのだ
終わることにも美学を求めてあなたは秩序を乱さない
君を思い出すだけだから、この夜に意味なんてないんだ
君の世界で永遠に生かされるのならきっとそれも悪くない
僕は倫[みち]を踏み外しただけで、この堕落に意味などないんだ




午前四時の寝言
静寂を確かめて
思い出はどこに
差し伸べる信者
風のリフレイン
臆病で完璧な人
約束だったこと
志す意のままに

忘れがたき泡影
足りない花びら
誰一人叶わない
愛煙家の忘れ物
とめどない名声
砂時計は終わる
憧れは実在せず
好(よ)く言えば最愛
空を仰ぐ哲学者
春の花のように

蒔いた種は芽吹く
草葉に眠れる美女
どう考えても恋慕
黙しても聴こえる
涸れぬ瞳に愛し青
伝えられない呼吸
この手でいいなら
舞い落ちる温もり
微笑んでみただけ
思うがゆえの別離

君が振り向くから
鍵をかけたその先
盲目になっていく
ラベンダーの蜜の味
今日が過ぎ去る前に
故郷の空に架かる虹
これ以上の夢は無し
勘違いでも構わない
寓意があったにせよ
天邪鬼を笑ってくれ蝶と嵐
貪る黒
たべごろ
隠れ上手
彫像の頬
慟哭の窓
沈春黙花(ちんしゅんもっか)
惷嗄愁疼(しゅんかしゅうとう)
欺瞞ノイズ
浮かぶ曖昧


無理な相談
これが愛だ
遺書と情緒
テイクケア
愚かな鼓動
思い出待ち
愛しさの泉
振り返る白
囚われぬ恋慕
神にくちなし


冷えた夕暮れ
混迷チョイス
泣ける子ども
無印のからだ
冷たいツール
どちらも本物
花風[かふう]の踊り子
古巣へ帰ろう
鎖と紅花と羞恥
分かたれたもの

配布元エグレル誰があの子を殺したのか


だ 断絶された悲鳴
れ 冷雨が沁みる
が 凱歌は聞こえない
あ 暗澹の訪れ
の 残された言葉
こ 困惑は絶えず
を 終わりなき悪夢
こ 壊されたなら壊し返せ
ろ 路肩で泣く子供のように
し 屍は何も語らない
た 例え神が赦しても
の 呪われてしまえ
か 悲しみの物語



配布元夢見月

カノン
僕らは何かを当たり前のように無くしていく
続いていく日常に線なんて引けないけれど
共にしたのは鳴り止まない声
嘘吐きだと言えればよかったのに
結末を知る僕らだから
あとどのくらい重ねたら君に僕を残せる?
今日僕らは昨日の僕らに別れを告げた
気が付けばこんなところまで来たんだね
間際にならないと言えないなんて
誰かが誰かに会うように僕らは互いを手離した
(重なっていく時も何れどこかで区切りがくる。笑って君と別れられたらそれがいい。)
←君と僕との事情
泣きそうな顔なのを隠してる
いつも君が居てくれた
求めても仕方ないから求めない
支えなんていらない
本当はわかっていたんだろう?
絶対にはなさないと決めたこと
それ以上近づくな
逸らした視線の先を追う君
ずっと言いたいことがあったんだ
伝わる熱の温かさを
逆光の君が笑う
いつも君は僕の傍になんか居ない
お願いだからそんな風に言わないで
本当はその手を引きたいのに
そんな事とっくに知っていたよ
それでも黙って待っている僕
伸ばしたこの手をどうしたらいい?
僕の前で君は嘘をつく
君の声が聞けて、
君に何が伝えられたかな
配布元igt1001-1010
子供の理屈
正義の名のもとに
はいはい、わかっていますよ
役割を終えたヒト
終末を繰り返す
そんな人間に生まれたかった
手が届かないくらいの距離がちょうどいい
いらないものは一つもない
靴は揃えましょう
回る回る、時計の針
麗しい日に光を浴びて育った貴女へ

叶わないのは願わないから、願わないのは叶わないのを知っているから

殺めて果てる、自己満足だから何も言わないで

水面に映る記憶、ああ麗しい日々に帰りたい帰りたいかえしてほしい

すこしずつ、すこしずつ、酸素が塞き止められていく。ゆるゆると死の淵に落ちていく。

さらさらと崩れる甘い城、雪のように白く儚く簡単に失くなってしまう砂糖細工

君が終われる理由はない。君が泣いてもいい理由はない。君が狂える理由なんて、ない。

暗く沈む、溺れる、光りも射さない暗黒は全ての――生命の、始まり

血に塗れて、赤に染まって、狂ってゆく、くるってゆく。ありもしない光に手を伸ばして、千切れた空の欠片に願って、散ってゆく、ちって逝く。

わたしのために生きればいい。お前のすべてを、わたしのため使えばいい。そうやって騙し騙し生かせば、いつかきっとひとりでたてるよ。
雪の灯 / 泪雨 / 風桜 / 古藍 / レモネード / 甘く甘く、瑠璃色流れ / 薔薇の約束 / 落としてきた恋 / 叶わないと知ってた / 変わりでもいい / 昼下がりの楽園 / 机の下のお茶会 / 犠牲を捧げよう / 偽りの心をあげる / 罪を浮かべて / 抱きしめた光 / 花弁の柩 / 青い夢に溺れて / 殺した心 / 私の言葉は届かない /

愛おしい人へ、叶わぬ愛を / 壊してあげる / 救われたんだ / 拾いあげた宝石 / 砂の色 / 花の感触に掬い上げられた / 喜んで罰を受けよう / 君だけに聞こえる音 / 笑ってさよならをした / 運命を創り出す / 厭わしい鎖 / 苦しみの快楽 / 逃れたくない痛み / こいしいひと / わすれなぐさのひとみ / ささやいてくれたはなことば / ともにあるいていたかった / だれもしらないひみつ / つがいの花 / 切り離した夢 /

抱かれた腕が痛い / 可哀相な子 / 人形の瞳 / 血痕 / 錆の味 / 惨めな私 / 綺麗な貴方 / 白い服 / 薔薇と十字 / チューリップの花束 / 愛を捨てて選んだ恋 / ゲームの結末 / 舞台の違うお話 / 最期の輪舞 / かみさま、おねがい / ひとつだけひろった / すれちがったあした / ふりかえったのはだれ / いとおしいひと、ごめんなさい / みらいなんてないとしってた /

【背徳の恋に10の台詞】


01:「困らせるつもりは無いんです」
02:「愛して、くれますか?」
03:「嫌いになれたら良かったのに」
04:「生が二人を別つなら、共に死ぬ事はできますか?」
05:「貴方を想うと苦しいのです」
06:「一夜の夢を、頂けませんか」
07:「来世では共に生きられるのか」
08:「本当に、私でいいの?」
09:「信じられるのは貴方の心だけですから」
10:「共に、逝きましょう」

巻き込まれ型ヒロインに10のお題】


01:「何でどうして、どうなったのよ!?」
02:ここはどこ、私は誰、私の手をとる貴方は誰?
03:夢を見ているかのように
04:私の居場所はここじゃない
05:どうしたらいいのか、それすらもわからない
06:強引な腕に戸惑うけれど
07:触れたい、離れたい
08:星を眺めて
09:今なら
10:ここで、生きていく

【儚い想いをひらがなで3のお題】


01:そばにいてくれることがしあわせ
02:とくん、こころがないた
03:たいせつなのはあなた


配布元夢に見る、無限の蝶貴方の為にと云う、私への云い訳。配布元歪花
雨粒ダンスと灰色雲のメランコリア。
ふわり、シャボン玉。弾けて飛んで。
暗闇から伸びた手を、よくよく見れば己が其れ。
罅割れ硝子のスターダスト。

終宴からはじまりへ。またひとつ、明日へと向かいましょう。
同じ空の下なんて君は云う。空なんて違うと僕は思う。
ありえませんね、そんなこと。だってあなたに私の声は届かない。
子供のままだからと云って、空を飛べるわけもないのに。
君の傍にいる僕がいつまでも僕であるように願うのは過ちですか?

君をこの腕に抱きしめる為に僕が為すべき最善の方法。
この歌声で、いつか応えてくれるはずのあなたを呼ぼう。
失くしたものを拾い集めたら、いつかの自分に還れるだろうか。
夜空を越えて掴みに行こう。今は見えない何かを、君と。
あなたとわたしの言葉の中に、そっくりに紛れ込む意志の破片。

おはようございますプリンセス。口づけはお済ですか?
君の傍でなくとも君の幸せを祈ろう。それが俺の望みだから。
それはあまりにも決定的な違和感で。何かが違うと感じるのに。
手を伸ばせばすぐに触れられたはずなのに、この腕をすり抜ける。
人が最も恐れるもの、それは、理解の及ばぬもの。
嘘なんて吐きませんよ。卑怯者ですから。

781-790過去は改竄出来ぬもの
今日もいつも通りだった
旅の道中出遭ったもの
どうにかすれば、開く筈
掻き乱さないで
平等主義者のエゴ
関係がない、のは文章として変だ
空と言うイキモノ
戦う事への思入れ
その言葉に甘えたい

791-800ブラックチョコ、ミルクチョコ
薬の成分
闇に滲んだ紅
セカイは、誰が創ったものなのか
拘るからこそ関わりは生まれる
戦っては駄目
頂きますと、ご馳走様と言う言葉
覚束ない足取り
同じ時を繰り返して
携帯電話の腹時計が狂ったから
配布元hiver真夜中のメイデー、きっと君には届かない
綺麗な水を飲み干して(私の中の汚いものと混ざり合って飽和する)
目を閉じて、膝を抱えて、耳を塞いでも
たったそれだけのことで、死んでしまえるなんてね
誰も知らない場所で泣いたとて、優しい慰めも大多数の同情も引けはしないが
閉ざした藍と菜の花畑
終わりかけの夏と、君の告別
淡白なシュールレアリスムに溺れた
君という人はまったく、博物館のようだね
君の永遠と僕の永遠では釣り合いが取れやしない




配布元燐光 561:もう1人で抱えなきゃいけない

562:君は無邪気に笑うんだ

563:君に届け!

564:銃爪は君が引いて

565:仕留めて私



566:こうして恋は落ちていく

567:落ちた恋

568:存在を愛す

569:トワイライトまでには

570:夜だけ願う



571:運命を突き刺す

572:境界線を示してみてよ

573:弱者を夢見る

574:被害者のふり

575:間抜けな天使



576:終わりを告げて

577:「とりあえず」の次は?

578:取りこぼした愛

579:其は太陽と月の如く

580:愛とも呼べぬ。







三度の嚔は色恋沙汰
惚れた腫れたの秋の空
嫌よ厭よと唇を盗って
泣けど喚けど俎上の恋
梅こぼれ牡丹くずれ椿落つ
薄暗い愛情に模した殺意
愛らしく稚拙に罵れよ
生温い絶頂を召しませ


贅沢な不幸だね
かわいそうな花を愛で
可愛らしく懺悔してごらん
髪結えど想いは解かれ
制服を征服したいお年頃
柔らかに息絶えた感情を呼べ
嗜みましてはディナーの後
恋だと嘲笑えばいいさ

配布元浮世座/ 僕みたいにはならないで / 君は君の死顔を知らない / 繋ぐ銀色 / 昨夜までの愛情 / petting  / 氷の割れる音 / おちておいで / キスだけちょうだい / 海 / 溺れてしまえばいいのに / 囁く戯言 / 一人遊び / だれもいない / 誘惑に動悸 / 底から伝わるエレジー / 楽園の終末 / 雪の日にいなくなった / 真紅を纏ったうそつき / 怪しげノクターン / 感じたら、負け / そんな陳腐な言葉だけで片付けないでほしいな / ぼくのゆめを (つれさって、ねえ) / 眼を光らせ / 影踏み、路上、君の背中 / 「しょっぱい、俺ら」 / 穢れた爪先失踪

ズキズキと痛む胸の鼓動

帰り道、君の背中

泣いても鳴いても

夜道にゃ御注意

瑠璃の瞳、毀れて

たったひとつの言葉

トロンプルイユの涙

僕らにはまだちょっとだけはやくて

虚ろな獣の午睡

甘すぎたアールグレイ

afraid of lose

ペテン師はふりかえらない

さよなら愛しのセレナーデ
クールドライブ。感情で、火傷なんてしない。
贄になった少年の手向けにと、少女はぶつり花を千切った。
粉々に打ち砕いたら、きっとそれでも美しいから。
お願い。嘘を、嘘なのだと云って。云わないで。
明日が来るなら、早く来て。けれど、時間は止まってくれない。

やさしさで君が傷つくなら、そんなものは要らない。
手のひらで、ギチリと潰した君への想い。
ねぇ、笑ってよ。おねがいだから。
罅割れた隙間から、涙が零れてしまうから。気づかせないで。
大好きだよ、と君が云った。あんまりにも当然のような声をして。

配布元歪花
/) / / / 靴はエデンを開く / 誰も彼もが否定した未来 / 100%なんてありえない / ありえないなんてこそ、ありえないのさ / たった一つでも、 / 小宇宙の中に忘れた夢 / エーデルワイスの花束 / 半径3メートル以内、 / 感じた未来は何色 / 行くあてもなく、揺れる / 知らない、知りたくもない / 甘い香りの瞳は(僕を困らせる、) / 皮肉でも言いたくなるよ、そりゃあ / あんたにゃ聞いてないから黙って頂戴 / 引き金とメシア / コラージュフィッシュ / 愛した訳でもない貴方を殺したい訳でもない / 配布元ピーターパン症候群
乾涸びた苹果 / 優しさだけ詰めたキャリーバック / 「キスで痩せるとか(笑)」 / えっあ、ちょ…?! / 6kcal/分 / 鼎の軽重を問おう / 空理空論 / 砂上の楼閣 / ポラロイド・ノート / 月渡り猫 / 見返り猫 / 残った跡 / 残した跡 / きみがいなくなる前に / 爪先だけでもよかった、 / あーあ / お前以外どうでもいいってこと / 隣は遠くて / 一方的且つ破滅的な愛の殺し方(お前だけが好きだと思うなよ!) / 僕を嫌いな君が好き / 安っぽい指輪 / 好き過ぎる / テレポーテーション / 強請ってるのはどっち? / 色鮮やかな世界 / 綺麗な指先 / 囚人用ベビーフード / 緑のマニキュア / 奴隷と壁 / 見られている / 概念くんと持論ちゃん / 鉄屑になる時に / 薬指までの距離 / 残り香 / 底に溜まったチョコレート / ココアの時間 / 腕が絡むまで / 君が大人になる度に / 月が綺麗でしたね / 寝呆けた狼 / ターコイズブルー / まずはキスからなんて我慢出来るわけないでしょう / コバルトグリーン / 幽霊マンション201号室 / 愛しても愛しても届かないのなら / 恋ができません乾涸びた苹果 / 優しさだけ詰めたキャリーバック / 「キスで痩せるとか(笑)」 / えっあ、ちょ…?! / 6kcal/分 / 鼎の軽重を問おう / 空理空論 / 砂上の楼閣 / ポラロイド・ノート / 月渡り猫 / 見返り猫 / 残った跡 / 残した跡 / きみがいなくなる前に / 爪先だけでもよかった、 / あーあ / お前以外どうでもいいってこと / 隣は遠くて / 一方的且つ破滅的な愛の殺し方(お前だけが好きだと思うなよ!) / 僕を嫌いな君が好き / 安っぽい指輪 / 好き過ぎる / テレポーテーション / 強請ってるのはどっち? / 色鮮やかな世界 / 綺麗な指先 / 囚人用ベビーフード / 緑のマニキュア / 奴隷と壁 / 見られている / 概念くんと持論ちゃん / 鉄屑になる時に / 薬指までの距離 / 残り香 / 底に溜まったチョコレート / ココアの時間 / 腕が絡むまで / 君が大人になる度に / 月が綺麗でしたね / 寝呆けた狼 / ターコイズブルー / まずはキスからなんて我慢出来るわけないでしょう / コバルトグリーン / 幽霊マンション201号室 / 愛しても愛しても届かないのなら / 恋ができません配布元ピーターパン症候群061:見えぬもの
062:黒が望む白、白を癒す黒
063:月をほしがる子供
064:夢を見る大人
065:揺らぐ視界
066:平穏を望むのは
067:蝶と猫と、嗤う月が凝る闇
068:喪失
069:折り重ね、交錯
070:次の手は

071:銃口の先
072:ナイフの切れ味
073:闇への誘い
074:Bad Trip
075:打ち捨てられた屍
076:正しい日常なんて知らない
077:愛情と執着と
078:鎮魂の調べ
079:逃亡者
080:笑顔の裏切り

081:狂気の忠誠
082:紗に隠れた祈り
083:堕天使
084:狂信
085:迷える子羊
086:遠退く意識
087:日常の悲劇は非日常の喜劇に変わる
088:壊れた心
089:償い
090:抵抗の傷痕

091:踏み出そうとしたときにはもう遅かったことに気づきもしなかった
092:格子の向こう
093:足枷
094:閉じ込められた蝶
095:消えない傷
096:息ができない
097:世界の果て
098:引き裂かれた空
099:黄昏
100:止まり方を知らない自動人形は壊れるまで踊り続ける




配布元夢に見る、無限の蝶鏡に映った私は惨め
ずぶ濡れでそこに立っている


足元に滴る水滴は天上の蛍光灯を反射して 濁る


あなたが最後に残した分で小さい言葉はもう消えて


張り付いた嘲笑を浮かべながら最初の出会いを反芻するの


別れの言葉を口にするには未だ早過ぎるでしょう

もう少し此処に居たかった

然しもう往かなければ

またもや出遭う日までこの言葉は言えない

ラ・ルメール
人の噂も七十五日というけれど、結構長くね?
あの子とこの子が付き合っていると聞いた
私から見た、彼の情緒的主観に満ちた感想でよろしければ
噂が事実になった瞬間
ゴシップはよしてよ

シクラメン
グレナディン・シロップのまやかし
僕と君の適切な割合となる黄金比
切ない私の愛を受けとってください
purity(純潔)
沈殿する残骸

ブルー・トリップ
マスター、私に似合うカクテルをひとつ頂戴よ
脳髄が揺らめく感覚
美女と野人
魔性のおんなに気を付けて
知らなかったの? 女性は生まれた時からみんな女優なのよ

マルガリータ
僕の大好きだった彼女に捧ぐ
ロマンチックに見つめてよ
僕は君にホの字だよ
偲ぶ回想の庭に
惚れた弱みはこんなにも僕を卑屈にするんだ

ライジング・サン
例えどんなに暗闇がこの町を包もうと朝日は必ずやってくる
最低から最高へ至る過程
あなたは眩しすぎて僕を溶かしてしまうから
もはや脊髄反射で君を追ってしまう
何度挫けても俺は絶対に諦めない

配布元ピーターパン症候群
/ 僕ばかりがおちていく / 浴槽から投げ出された左手 / おちていくのはどちらか / 結局、僕らは褪めない夢のなかで足掻いてるだけ / 僕だけが好きじゃ(酷いでしょう?) / 陳腐な恋(に縛り付けないで) / 黒い羊もペテン師も哂った / 生かされ続けるサカナ / 塗れた躯 / 棺までが遠い / 孤独なパレード / あなたの喜ばせかた / きみの胎内の浴槽 / 羊水につかれば / ほろにがい / 喉のつかい方も忘れた / 第二間接の暖かさ / アンタはそれで満足したのか? / 眼球のおく / 箱庭 / 間違った弾丸の行方 / 潮水 / せめて愛せたら(よかった) / どこでまちがったんだろう / ファインダー / 破けた水滴 / さよならが嫌い(また明日も、嫌いだけど) / 報告、嫌いになりました。 / ばいばい、またね、さよなら / ハイセンスハイセンス 21、鏡の中のお姫様
22、地球とサヨナラした日
23、綺麗事ばかり並べてないで
24、新芽の季節
25、君に捧げる応援歌
26、12時までの魔法
27、流れた涙の行方
28、君に夢中になった
29、七夕・短冊・天の川
30、王子様の忘れ物

31、幼すぎたあの日の僕等
32、ゲ-ムオーバーは突然に
33、虹色の飴玉
34、瓶に詰め込んだ想い出
35、大切なんだ
36、5年前からのプレゼント
37、相合傘も、君となら
38、スノーボール・ファイト
39、雨音、白雪、冬の声
40、明日に向かって走り出せ

41、一緒にいたい
42、忠誠の印
43、夜空が奏でる子守唄
44、嘘に隠された本音
45、ホントの笑顔
46、もう一度だけ会えたなら
47、「ごめんね、大好きだよ」
48、色づいた景色
49、愛して、愛して、キスをして
50、“永遠”の象徴
配布元風花
終わりに毀れた 20title01:「後悔なんてしていないよ」(君を守れたなら、それで十分に満たされるもの)
02:「強いて云うなら、」(・・・・・・君の顔が見えないのが、)
03:「あぁ――どうして泣いているの」(笑っていてほしいのに)
04:「ねぇ、ねぇ、泣かないで。私、こんなに幸せなんだから」(貴方の腕の中で、逝けるなんて)
05:「傍に、いるわ」(ずぅっと、一緒よ)
06:「貴方に会えて、本当に良かった」(嘘じゃないのよ、これだけは)
07:「私は、あなたを、愛しています――」(云い逃げなんて、きっと卑怯ね)
08:「嘘、だ・・・・・・何で・・・・・・なん、で・・・・・・」(こんなところで、終われないのに)
09:「どうして、何で、僕は強いのに、誰よりも強いのに――!」(皆に、好きになってほしかっただけなの、に)
10:「やだ、よ。助けて、たすけ、て、」(怖いよ、怖いよ、怖いよ)
11:「・・・・・・泣いて、くれるの?」(じゃあ僕は、幸せだね)
12:「・・・・・・そんなとこに、いたんだね」(待たせてごめん)
13:「お先、に」(どうか、君が来るのがずっと遅くでありますよう)
14:「まだ・・・・・・離れたくない、なぁ」(だって君が泣くんだもの)
15:「情けねぇ顔すんな、馬鹿」(いつまでそんな顔してる気だよ?)
16:「・・・・・・最期くらい、笑ってろよな」(無茶振りだって、わかってるけど)(見たいんだ、お前の笑顔が)
17:「・・・・・・少しだけ、寝る、から・・・・・・」(目が覚めたら、また君と――)
18:「これで良かったって・・・云ってくれるか?」(出来れば否定してほしい)
19:「ごめん、ね。ありがとう」(厄介なことばかり、任せちゃって)
20:「さよなら、――」(ねぇ、僕は今、笑えてる?)
配布元歪花深海百題】


100全てを使うのが大変と言う方は、10づつの句切りでお使いください。その他の使い方は、全体の使い方と同じです。

001:暗く冷たい闇に溺れる
002:いのちのはじまり
003:歌おう、生と死を
004:悲しみに揺蕩う
005:あふれたあわがのぼってゆく
006:闇に光るふたつの
007:ひとりきり
008:哀れだとお思いになるのならせめて
009:沈む、沈む
010:眠りにつく

011:絶望に追われて飛び込んだ
012:凍りつくように寒い
013:涙なんて零れはしない
014:すべて失くなってしまえばいい
015:一緒にきてくれるの
016:汚れた空を嘲笑う
017:真珠のかけら
018:磔刑にかけられた人魚姫
019:生の香りにときめいて
020:希望が終われてさようなら021:不自由を定められた自由
022:ひかりをください
023:憧れるのは、白く煌めく水の向こう
024:喉が痛むほど
025:珊瑚の森を泳ぐ
026:色とりどりの雨
027:まほろばの影
028:冷たい褥
029:白過ぎる腕が目に痛い
030:地上からの贈り物

031:瞳を覆う夢
032:ともだち
033:深く、深く
034:もう一度生まれるために
035:記憶を埋める砂の中
036:滲む赤に群がる
037:彼方へ
038:ささやかなる宴
039:望まれないのならもういい
040:ひとしずくに溶けて消えたい

041:母なる優しさ
042:包み込むように
043:洩れ射す光と遊ぶ幻
044:疲れたら、ひとやすみ
045:目覚めるその日まで
046:日の当たらない場所
047:それでも、美しいから
048:魅せられる藍
049:言葉の代わりに水を飲む
050:いきとしいけるものたちへ

051:虧月のときを過ごすゆめ
052:暗闇に歌う
053:濡れて咲く花
054:星砂に届かない哀しみ
055:不協和音の痺れ
056:ありきたりのこと
057:眠りにつくまで、包み込む
058:水底にて、埋もれる
059:なにもかも忘れて
060:夢も見ないで心臓を止める

061:たゆたう
062:おぼれる
063:しずむ
064:ゆれる
065:ふれたひかりにやけついた
066:いたみすらない
067:あとかたもなく
068:ひらり、おどる
069:とわ
070:あわ

071:飲み込んだ辛さ
072:嵐の夜も静けさに
073:隔てる水面
074:さざ波に乗って
075:滲んだ手紙
076:飛び出したいと願った
077:空を恋う
078:なにとひきかえればいいのだろう
079:終わりもない始まりも
080:溺れたサカナを救い上げて

081:狂い人の終わりを彩る
082:愛を必要としなかった
083:しんしんと、眠りにつく
084:きみは、だれ
085:つめたい洞窟の中
086:渦に身を投げて
087:誰もそこでは平等に
088:温もりのない死
089:何れ世界が変わっても


311-320裏切り続ける運命
一歩、一歩、緩慢に歩み出る
始める為に
騒がしい静寂主義者
戦いにおけるエキスパート
太陽がなくなる時
あの時見た色
古い記憶は排斥されていく
記憶を記し始めて
困ったような微かな笑み

321-330終わりと言うのは未来
世界を漂う風
始まりの鐘
月日を重ねるにつれ
否定する色も、肯定する色もなく
事実を突き付けたその言葉
殺された情景
待ってと言う言葉を、待っていた
軽く弾く音
戦い方を、教えて

331-340授業開始のベル
日の当たる場所
その一言だけ
囀り(さえずり)
始まる? もう始まってるよ
もう少し、長く言葉を交わしていたのなら
それ以上は言わないで
呼ばないで欲しい
意味が伝わらない
宣告された死

341-350空はもう、晴れた
必ず、仲直りする関係
死期が迫る可能性
戦いを放棄する
陽炎稲妻の水の月
暇ならば、こうして
太陽が月を隠した
生き残る為の方法だから
ただ戦うだけが『戦う』と言う事じゃない
始まりの合図

351-360馬鹿者阿呆者愚か者
きっかけを生み出す、存在
知らぬ人など存在しない
だから、変わった
耳を塞いで、その声だけを聞いて
窓は解き放たれて
躯に、魂にこびり付く、血
誰も、理解してくれなくてもいい
殺める事に躊躇いを抱き
殺める事に躊躇いもなく
401-410傍観者たる者は、誰に干渉したとて、意味もない
傍観者たる者は、何を見たとしても、何でもない
傍観者たる者は、いつ行動したとて、変化はない
全ての理由
一部と言わず、全て
死んだ事さえも意識しなかった
戦いの意味は人それぞれ
止まる事なく、流れてゆく
黒は何もかもを呑み込んでくれる
絶対と言う、言葉の通り

411-420笑みが消える
戦いが終わる時
鈴の音のように透き通った声色
記憶を消す事は過去を消す事だ
言葉で人を突き飛ばせる限り
平等主義者の中の関係
目的をもって、しっかりと
世界は騒然としているものだ
殺さなかった理由
殺した理由
妖精から略奪
灰色の謌が聞こえる
かみさまは知らなかった
届かない涙が空気中で蒸発する
それならあなたにとってわたしは一体どういう存在であるのでしょう(それとも、存在、すら)
白い茨の中で眠るひと
I miss you.
沸騰する心臓の傷痕
壊れそうよ、逃げ出したくて(つかまえたくて、)
誰にも触れてなんかほしくなかった(わたしの、ほころび)
どうしてその眸がかなしいなんて思ってしまうのでしょう
きらい、きらい、だいきらい(憎いとすら、思う、のに)
もうはばたけない
花がもう一度枯れ落ちるときまで
硝子の向こうに手を伸ばして、(とどかなくても、かまわないから)
覚悟なんてない
こぼれおちる億の昊
わたしの翅はもう捨てました(あなたが欲しいというのなら、いくらだってあげるから)
あなたが欲しい
配布元羊狩り
201-225

朝焼けが街を染めるまで、
ピンクの空から疾走
瞼に焼き付いた恋色、
きっと切ないのはお預け
朝靄を切って走れ!

浅い睡魔と深い溜息
気だるく、睡眠。
まだ目醒めない街
鳴らない目覚まし時計
(そばにいてほしいから、僕は我儘な理由で時を止める。)
このまま届かなければ良いのに、(きみはいってしまう)

この色彩感は何だ?(せかいがきらめいてみえるよ!)
夜(よる)が明ける前に君を迎えに行こう
これならば、一日を乗り切れる気がした
どうしようもなくせつない気持ち、
夢の世界に帰還する。
従者を名乗るなら、たまには私の役に立ってみたらどうなのよ。本当に使えない男ね
必ず帰ってくると約束して貴方は消えた。もう二度と会えないと、私、ちゃんと気付いていたわ
少しだけ、あと少しだけ、あともう少しだけで良いから、君の隣に居たかった
傷付くばかりの貴方を助けてあげたかった。例えそれが私のエゴだとしても
どこまでも自分を貫いて突き進んでいく、そんな貴方の背中に憧れていたのです



配布元夢見月幻惑アイロニー




だから私は拒絶する
枯れたココロ、流れたナミダ
空へ飛び込め!
細い手で隠そうとしたものは
薄らいでいく記憶の中で

果敢ない約束、だけど真実
詩人は言葉を捨てた
いつだって終わりは唐突
何度まばたきをしても消えない
躊躇い傷の交差点

渦巻く感情に名前を下さい
愛を呼ぶには、あまりにも純粋な
孤独を謳う僕達は
真白い雪が涙を覆い尽くすまで
じりじりと肌の焼ける音
赤く染まった手で君を抱く。それすら愛と疑わない僕はとっくに狂っているんだろう
心が踊り狂うような快感を貴方にも分けてあげられたら、一緒に楽しめるのにね
肌を重ねれば気持ちが通じ合うなんて、誰がそんな嘘を吐いたのかしら
私があの時、手を伸ばしていたら、貴方は私の手を掴んでくれたって、本当にそう言うの?
知っていたよ、と君は言う。いつも通りの、優しい声と笑顔を以て

なんて意地悪な人。私が子供扱いされるの大嫌いだって知っているくせに
僕は君のために生まれてきたわけじゃない。だけど、君のために生きたいと思ってる
誰も私の孤独になんて気付いてくれないから、私も他人を求めることを止めた
君が悲しんでくれるなら一度くらい死んでみるのも悪くないかな、なんて
女だから、なんて理由で私を遠ざけるのは止めて。それって私に対して最大の侮辱だわ

片足を踏み外したと気付いた時にはなにもかも遅かった
痛みを快楽に変換する能力さえ身に付けてしまえば、この世界も楽園へと様変わり
僕の命なんかで良いなら君にあげるよ。どうか最大限に役立ててやってくれ
いつまでも守られていたくない。私は、貴方と一緒に戦いたいのに
歌うように嘘を吐く私を誰かどうか罰して下さい取り返しのつかなくなる前に

全てのことが煩わしいんだ。あぁ、貴方の愛らしい笑顔すら、今は邪魔だ
いつだって無理をして強がる貴方は、きっと誰より繊細で心の優しい素敵な人だわ
私、本当はいつも貴方に憧れているのよ。知らなかったでしょ?
辛くて悲しくて苦しくて苦しくて苦しくて、もうどうにもならないの
貴方が思っている程、私は愚かな人間じゃありませんからね

手を繋いで踊りましょう。そうすれば辛いことも悲しいことも、きっと忘れてしまえるから
私を守る為に死ぬなんて許さない。必ず、生きて帰ってきなさい
凍ったこの心を溶かすのは、やさしい君のやさしい指先
女心って複雑だ。昨日はあんなに笑っていたのに、今日は酷い膨れっ面
傷付かない恋なんてないけど、傷の痛みさえ甘く感じられる恋になればいい配布元夢見月
301-310始まりから始まった
川のせせらぎ
独りだけと言う、空間が、世界が
浪漫主義と理想主義と神秘主義の談笑内容
すぐそこには、暗闇が
過去は、戻るもんじゃない。思い出は、見せるものじゃない。
溜息を長々と零す
踏み込んではならない境界線
白い匣の中の住人
何故、笑わなければならないの?


041:繰り返し、操り返し、狂い咲く
042:苦しむことなどない
043:永遠の輪廻
044:痛みの生をもう一度
045:また逢える
046:せき止められた命の河
047:ただ哀しいだけ
048:死も生も巡らない
049:愛おしい死に留まったまま
050:永久のさよなら

051:自ら作り出した
052:望んで囚われている
053:いつか果てるまで
054:罰
055:救い出してあげようか
056:閃いた剣
057:赦しなんていらない
058:つながれたまま生きる
059:安寧と言う罪
060:傷つけて傷ついて

061:守るためだから
062:安全区域
063:逃げ出したい
064:冷たい感触
065:血の臭いなんて知らなかった
066:やさしいひと
067:守られるばかりじゃない
068:今度は私が
069:果ては地獄か極楽か
070:行かなければ始まらない
071:鬼も蛇もない
072:越えれば泪雨
073:せめてあの子だけでもと
074:代価
075:たったひとりのためだけに
076:ほどけた帯
077:泣きながら祈った
078:蝶が導く
079:掠うのは猫
080:花の護人

081:月夜、砂の城
082:誘う声
083:結界
084:侵入者
085:危険信号
086:来るべき者、来てはいけない者
087:崩れかけた壁
088:気づいてしまう
089:抱きしめる腕
090:幼い骸

091:組み上げたシステム
092:飴色プログラム
093:幼子の指先
094:二つの人形
095:配置は対称
096:崩壊遊戯
097:クライシス・プロローグ
098:微かに響くオルゴールの音色
099:誰かが望んだ結末
100:錆びついた箱庭


配布元夢に見る、無限の蝶それでもきっと、手をのばすのだろう配布元今だけは偽善者


何処で何をしていようとも

泣かないでいとしいひと

お願いもう一度だけ名前を呼んで

ちくたくちくたく くら くらり

きみの瞳は酷く残酷だね

君に届かない愛の言葉なんてそんなもの

マゼンダが氾濫して群青は世界を埋め尽くす

ほら、かみさまがないているよ

本当に渦巻いているのは君の思考だろうか僕の心だろうかそれとも

其れが真実だとしたならばこの世に神様なんてものは存在しないんだろう



(届かないのだとわかっていても)


逢いたい遇いたい会いたい




配布元今だけは偽善者

間違えて掴んだと思っていた手は、僕を支えてくれた

神か魔王か知らないけれど、奪われたのは確か

透かした手はもう空の色しか見えない

ああ、俺はもう消えるんだ

行くな、逝くな

俺達がいるから

人の感覚は麻痺している

身近に死が見えない限り人は死を実感できない

いつも横に必ずあるのは死

適う願いに誰が祈るか、適わないから祈るんだ



二人は一つになれないな5題



誓い合った小指は離れていった

きつく抱き締めても、軋むだけ。

あの日とはもう違う笑顔で、

だって、こんなにも体温が違う

時間を共有できない





251-275

けれど僕等は出逢ってしまった
何度繰り返しても、
世界の輪郭は変わらないまま
空は蒼白コントラスト
せつなく切なく刹那く、

淡い恋心、けれど君の存在は鮮やかに僕の心に焼き付いた
手を伸ばせば遠ざかる、諦めたフリで瞼を落とせば、君は。(抱き締めてキスをくれるんだ。)
ほのかに 薫る きみだけを 信じて、
世界は君に子守唄をうたう(眠る事を強いるように、)
捕らわれる、動けない。(すべてはきみのせい、)

刃(やいば)の切っ先、銀色の紅い血
君を殺して世界は生きる、けれどそんな世界で生きられる程、僕は
出逢いにもさよならにも意味があるなんて、君の言葉を信じたくなんてなかった。
世界は、君にも美しかったの?(きっとそうじゃ、ないよ)
其れでも、笑って欲しい。(なんて、残酷な願い)

綺麗な顔の君は僕の心を掻き乱していった
傷付けて笑って、笑い返せば泣きそうな表情(かお)で
ねぇ如何して、君は居ないのに。(笑わなくちゃいけないの?)
眠りに堕ちれば全て忘れられるなんて、嗚呼、ならば如何してこんなにも悲しい夢をみるの。
矛盾、矛盾、だけど嗚呼、 愛 し て い る 。

君の行為は綺麗すぎて、
美しい銀色に全ては奪われる
此の儘 目を閉じたら、君が迎えに来てくれるだろうか
真似事などもう出来ない。本物を知ってしまった後では。
くちづけは冷たく溶けた
配布元涙星マーメイドライオン
甘えさせる台詞配布元序曲
「ごめん、謝るから」
「よしよし、ご褒美な」
「どうしてほしい?」
「怒ってないよ」
「ほら、こうすれば暖かいだろ」
「嫌いになるわけないじゃんか」
「これは俺のわがままだよ」
「大丈夫、ずっとここにいるから」
「寂しかったら電話して」
「俺が一緒にいたいんだよ」



--------------------------------------------------------------------------------
当たり前すぎて忘れていること
私たちが呼吸して生きていること
傷口から流れる血が赤いこと
一人では生きていけないこと
気持ちは言葉で伝えること
人には感情があること



291-300
不適な笑みが好き
ほらこっちだよ、そっちじゃないよ
この冷たい雫はなにかしら
騙される方が悪いに決まってる
理性と本能の間で揺れるとはよく言いますが
君から香水の匂い
捕まえた、と思った
鈴が鳴る
鬱々たる人混みの中、君だけが笑ってる
切々たる想いは時に人を美しくするもの



261-270
奪われたのは
移り変わりゆく時は止められないけど
そんなのいや、だ
掴んだらもう離さない
形のあるもの
鎧で身を守る
傷つかないための予防線
ウイルスに侵された
きみはわたしをおかす
蝕まれてしまった、の
201-210
夜空を仰いだところでなにも見えはしなかった
つばとみつ
電子音と振動、そして高鳴る心臓
転んだって倒れたって構うもんか
蕀で絡めた、棘は柔肌に食い込み鮮血を流す
穴蔵を進む
甘い毒は舐めて吸って君に口移す
寂れた心はいずれ錆びれて機能しなくなる
始まりを待っていた
心だけでは飽きたらず、

配布元judy愛の昇華/暗闇が星色に光っている (つまり夜)/自分ぐらいは信じて/無音通信/急ぐ必要性/鮮やかさに欠けた/あなたの愛する人ならば/反抗精神的な何か/無言の速度/彷徨ってた牙

星を飛ばす言葉/花の瞳の君/鐘が鳴っても解けない魔法で/水海 (みずうみ、と読んで頂けたら)/水性的な心の色/滲む惨めな君の僕/Pinky Blue (意訳:恋した青色)/夢幻が咲くよ/感性を紡ぐ/ほんとはずっと泣きたかった

at/the/world/聖者なる君へ/彼女は蕾を付けてくれたんだ/ある世界の神様/言い訳をするだけの生/手向ける花も亡くし/叫んで、私を。/カセットコンロ論/ボンベ・愛し/触れられた温度の上昇

鯨と鯱/この恋は冥王星である/くちびるの小さな圧力/わたしの心の中で/花園崩壊/まだ顔も持たないあなたのために/重力ゼロの地点/あなたのいるところがみえない/君の為に夢見る/音速100で世界は回る

【Baroque・Five】


01:罪を得たのは、悦び
02:あがなうものなどなにひとつ
03:太陽のような微笑み
04:できるなら、光の中で笑い合いたかった
05:全てが崩れ落ちた日

永遠に続く悪夢(繰り返し見る夢)/誰よりも何よりも、大切なのはお兄様だけ【ソロル】/血に塗れた罪、つなぐのなら鎖だとしても構わない【Baroque】/これでいい、これでいい、これでいいんだ、これで……【Yield】/優しい、優しい、神様に愛された子を、悪魔が殺したんだ【Sacrifice】/だって貴方言ったじゃない私のこと――綺麗だって!【Stardust】/冷たい雨、革紐の感触、一人と一匹、死神は夢を観る【澪音】/紅い、紅い、燃え上がる炎のように激しく舞い花のように散った、私は永遠を取り違えたけれど思うままに生きた――歌い続けよう【ロベリア】/忘れていた、本当の気持ち、ずっとずっと大切だっただけ――私は、歌っていたかった【ジュリエッタ】/砂の中に埋もれた願い【魔法使いサラバント】/

配布元夢に見る、無限の蝶

春風が運んだ奇跡
エメラルドスカイ / 見上げた桜は無情にも散ったの / さよならアクアマリン / 泣かないダイヤモンド / 瞬くスピカに祈りを / ライラックを忘れない / 新緑の候、まだ見ぬ君に捧げます


青空、真夏日、太陽の悪戯
突然の日射病、季節のせいなんかじゃない / 落ちた水滴を汗だと笑う / それはまるで、夕立のように / 綿菓子は甘く淡くとけていった / 宙を舞ったビーチサンダル、明日は快晴 / 全力疾走、入道雲さえ追い越して


白い吐息は冬の魔物
春が来るまで眠らせて / 天使が白い理由 / かじかんだつまさきにキス / 散らばるダイヤモンドダスト / 長い夜に閉じ込めて / ねえシリウス、あの人はどこ? / 凍る夜なら溶かしてよ / ホワイト ホワイト ラブソング / 異常なくらい寒がるきみを (抱きしめてもいいですか?) / よっつめの季節が終わる頃 / スノウ アンド スノウ / 寒がりのふりして伸ばした手


笑って攫って、月明かりの下
配布元george boy1.カメリアの潔さ。


2.トルコ桔梗に託す乞い言葉。


3.花にならぬ花。


4.Last flower


5.泣き虫向日葵。

世に変わらぬ物など無いと仰った先生に。私の全生涯を賭けて証明してみせたかったのです。数々の名を与え。証明されるのは尽きる時。先生の仰る通りです。倒れるまで追い続けた結果。そうすれば、先生の仰る通りです。この揺れる体が突き放される以前よりも芯変わらず想い増さり。変わっていった心。傷一つすら分かち合う。満月の夜に開く店に置いてった。愛するより憎むが容易いという信条。レンズから覗く揺れる眼にその陰りはない。

ならば私はいつかの海に帰りましょう。
あなたは哀しくあってはなりません。

どうか。
肋骨雲(ろっこつうん)に恋した白い虹。

消えたプレイヤードにもさよならを。

天泣(てんきゅう)の声。

落ちる太陽を迎える準備。

星が好きな音楽を私が唄う。

私の空は乾いている。

逆襲しよう、ヘンナで染めた手で。

今夜橋から見た月。

銀河を絞める指を緩めて。

星の囁きに捉まっていようとも。

天のユーフラテスのように。





--------------------------------------------------------------------------------



僕は貴女を信じることができなかったのに、貴女は僕を信じてくれるのですね配布元夢見月
安寧が音を立てて崩れ落ちていくのを、黙って見ているしかなかった
私と同じように貴方も、過去に縋りながら生きてきたのでしょうか
愚かな僕は今でも、また昔のように君と笑い合える日々を、諦めずにはいられない
やめて。やめて。言わないで、居心地の良い私のこの世界を壊さないで

そんな簡単なことにも気付かないくらいに愚かな子供だった
照れを隠すように笑う、その顔に、昔の面影は少しも残っていないけれど
人生に一度くらい、息吐く暇もないほど熱烈に愛されてみたいわ、なんてね
生温かい血で全身を染めたあなたが、どうしようもなく美しく見えた
君の描く小さな世界の、片隅にでもいいから、僕という存在を置かせて下さい



511-520
音もなく気配もなく予定もなく
日が照り輝く
戦って負けてしまったらどうなるの?
ある意味嫌味
眉間に皺を寄せる癖
白い天井
あの日の埋め合わせ
世界を彷徨って
笑っていると、幸せになるよね
赤い着物を着る


521-530
その瞳に映る光景
感情が混ざる場所
戻ってこない、もの
死が、終着点とは限らない
何かに対する、心の警告
その顔に感情を映さず
焦りは禁物、焦燥は無駄、焦慮は無意味
何故か、羨ましいと思った
純粋過ぎる瞳
口調も性格も悪いあの人

配布元hiver
英語の形容動詞30題配布元序曲
ロジカルマインドも大切にね (論理的)
簡単なこと、パラドクシカルに考えてみれば (逆説的)
どんなときもクリエイティブであれ (創造的)
クリティカルヒットは免れた (危機的)
惹かれ合う君と僕は、なんだかマグネチック (磁石的)
エキセントリックな恋をした (風変わりな)
トラジックな喜劇だってありさ (悲劇的)
憎いほどリアリスティックなそれは、幻 (現実的)
サイケデリックに僕を惑わす (幻覚的)
劇の中で人々はコミカルに踊る (滑稽な)

なんでもかんでもオートマチックな現代に (自動的)
ネガティブに前向きってよく言われる (否定的)
女はカルキュレーティブでなきゃ (計画的)
プラクティカルな対応法を教えてくれ (実用的)


© Rakuten Group, Inc.