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なりぽん@厭離庵

厭離庵


     
厭離庵


昼であることを忘れてしまうような
大袈裟な言い方が許されるのなら
自分がこの世のクリ―チャーであることが
とんでもなく不可解に思えるようなJazz Innに
クリ―チャ―そのものの女とやって来た

この空間で
犬のように皮の首輪をしている彼女は
まるで世界中のクリ―チャ―の権化みたいで
それでいて
若し首輪がなかったら
クリ―チャ―から脱する機を窺っているようで

そんな彼女を
そんなクリ―チャ―を
自分は少し軽く考えた

クリ―チャ―を否定することは
神を否定することに繋がるとすれば
彼女を軽く考えることは
一体どんなことに結びつくのだろう

今の自分のシビルミニマムは
闇と音なのだ
軽くて透き通った感じが嫌いで
重くてよどんだものが恋しい

昼であることを忘れてしまうような
Jazz Innで
軽くて透き通った感じの彼女に
自分は
沈黙した





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