なりぽん@厭離庵

2005/02/21(月)20:16

馬糞ウニ

馬糞ウニの由来は見た目が『馬糞』にそっくりだから・・・。 どう考えてもベタ過ぎるよなぁ。 ウニと言えば、普通はあの長いトゲトゲの紫ウニを思い浮かべる。 「ウニの絵を描きなさい」と言われて馬糞を描いたらアフォ扱いされるだろう。 私自身も、10数年前に北海道にスキーに行った時、札幌の鮨屋で食べたのが初めてだった。 小体な店構えながら、上質な素材を使う鮨屋で値段も結構なものだった。 札幌でコハダでもあるまいと思い、北海道らしい物を主に攻めた。 どれも美味しかったが、初めて味わった馬糞ウニの食感と旨さにはドギモを抜かれた。 その後も、札幌に行くと必ずその鮨屋にお邪魔するようになった。 一度あの味を知ってしまうと、もう駄目。 チリ産は問題外だがそこそこの紫ウニも口にする気にならなかった。 追い討ちをかけるような出来事が、1999年の夏にあった。 家族同士で付き合っていた友人が八戸に転勤になり、その夏キャンプをかねて彼等の家に 遊びに行った時だ。 彼が知り合いから、殻付きの馬糞ウニを大量に調達してきたのだ。 みんな、スプーン片手に殻の中のウニを貪った。 独特の甘みの他に海水の塩味がほんのりした。 これが決定打になった。 馬糞ウニの旨さを知れば知るほど、他のウニでは満足できない舌を持つようになってしまった。 厭離庵の側にも雛にも稀な極めて真っ当な鮨屋が一軒ある。 しかもそこは馬糞ウニをひとつの売りにしており、相当上質な品を使っている。 しかーーーーし、当然のことながら高価なので何貫もという訳にはいかない。 あぁ、馬糞ウニをごっそり載せたウニ丼が食べた~い。 以前市場で100グラム4000円位の奴を発見、1折6000円で調達したが これがハズレ。 以来やや怖気づいてしまった。 で、今回楽天で偶然みつけたのが↓に紹介している店。 共同購入で1折100g¥2079(通常¥3990) 安すぎる分不安もあったが2個注文。この前の土曜日に到着。 最初は、酒のつまみにして、いよいよウニ丼。 もちろん我が家は本わさび。 久々に家族全員、超満足な顔つき。 高級鮨屋のモノに比べれば流石に落ちるが、十分に堪能できた。 食後、ショップのサイトを見てみたら新たに共同購入が始まってた。 みなさんも是非試してみたら? ただ副作用としては、私のように一度この味を覚えると、他のウニが食べられなくなる恐れ がある。 この機会に鮫皮のおろしも買って是非本わさびで・・・。 ところで私が馬糞ウニに対して思いが深いのは、 『見た目はうんこだが中身は上質』 というのを、無理矢理自分に投影させたがっている所為かも・・・。 ◎旨いものに理屈はいらない・・・「生うに折(バフンうに)100g」

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