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日本の活字メディアではMLBのチーム名を表記する時にヤ軍、レ軍といったように
カタカナ一文字に軍をつけて使うことが多い。 恐らくは、見出しやリード等の字数が制限された中で‘苦肉の策’として使い始めたのであろうが、 いまや本文の中でも堂々と使われている。 上で例を挙げたヤ軍がヤンキース、レ軍はレッドソックスという勝手な思い込みがあるが、 それはマスコミでの露出頻度が高いせいだ。 30チームを○軍表示してみた。
結果はこうだ。 3チーム:ブ軍、レ軍 2チーム:ア軍、カ軍、パ軍、マ軍、ロ軍 30チームのうち、なんと過半数の16チームがこの表記では‘特定’できないことになる。 ‘ブ軍からブ軍に移籍したA選手はかつてブ軍でチームメイトだったB選手と・・・’ 訳わからん・・・(?_?) 報道する者が特定できない表現を用いるのは言語道断だ・・・<`~´> そしてこの馬鹿な表現方法に更に‘大変なこと’が起こった。 今シーズン終了後、タンパベイ・デヴィルレイズが名称変更を決めたのだ。 エイッとばかりに(←ココワラウトコ)、デヴィルを取ってレイズにした。 これで晴れて‘レ軍’の仲間入りだ・・・(^。^) 来年から‘レ軍がレ軍に大勝’とか書くのだろうか。 今までもナ・リーグ中地区で‘カ軍がカ軍との接戦を制す’というのは有り得たが、 やはりア・リーグの東地区は露出度で群を抜いているからな~・・・。 ○軍の‘軍’という表現も違和感を覚える。 野球はチームスポーツだから、知る限りではチーム名は複数形になっている。 でも‘軍’という響きはどこか違うだろ。 ‘東京巨人軍’というチーム名はあったが、それも戦後はなくなった。 日本のチームだって巨人を除けば○軍という呼び方は普通はしない。 定着しているのは一軍、二軍という言い方だけだ。 要するに○軍というのは ‘特定できないカタカナ一文字’+’時代錯誤の漢字一文字’ という何とも不見識極まりない表現ということになる。 実際にこの表現を使っている連中が何ら疑問や問題意識を持たないのが不思議でならない。 それともこれも‘例のステレオタイプ’ということなのだろうか。 |