なりぽん@厭離庵

2009/10/12(月)22:19

ヤンキースがALDSをsweepで突破~A-Rodとポサーダがパヴァーノの野望を砕きファンの願望を叶えた~

ヤンキースが2連勝で場所を敵地に移してのゲーム3。 試合前、世界中のヤンキースファンからMINの先発パヴァーノだけには絶対負けたくないという 切なる願望が聞こえてきた。 ヤンキースにとって世紀の不良債権扱いされているパヴァーノをファンも債権者気取りで 憎んでいる。 そんなファンの意に反して今日のパヴァーノは手強かった。 こちらの先発ペティットも流石と思わせる好投をするが6回の裏に1失点リードを許してしまう。 7回表の攻撃はテシェイラ、A-Rod、松井。 中継画面にはこの3人が今季7回以降どれだけHRを打っているか数字が示された。 A-Rod ver.2があっさりと同点HRを決める。 松井に続いて欲しかったが残念ながら空振りの三振に倒れた。 しかしその後のポサーダがレフト最前列へ勝ち越しHRを放り込んだ。 8回、パヴァーノが降板した時点で彼の勝ちになる可能性は消滅。 ‘よっしゃー、これでもう負けてもいいぞ’という屈折したファンの声も聞こえてきた。 実際は8回裏のピンチも凌ぎ、9回には2点追加。 結局4-1でヤンキースがsweepで超苦手だったALDSの壁を突破した。 昨日のLAD,今日のLAAに続き‘sweepの連鎖’にNYYが加わった。 この3チームは3勝のうち1勝は9回の土壇場で同点、或いは逆転して勝ちとった。 ホームで連勝後敵地で決めたのも共通する。 1,2戦はまったく精彩を欠いていたBOSもフェンウェイに戻ってきて生き返ったと思いきや、 パペルボンが打ち込まれブーイングを浴びる結末。 良い意味でも悪い意味でも熱狂的過ぎるBOSファンが言葉を失い呆然とする姿は、 少し‘ザマ―みろ’と思いながら本当はALCSでヤンキースが演出するのが個人的理想だった。 メトロドームの最後の試合になってしまったMINのファンの姿にはやや同情的だ。 ドームの外はほぼゼロ℃、実は18年前の私もその寒さを体感したことがある。 ミネアポリスへ弾丸ツアー~ナリポンは何をしに行ったのか~ 今となってはそれも人生のひとつのイヴェントに過ぎないが、 当時はやはりひとつの悩ましい挫折だった。 空港の売店では生まれたばかりの息子のために、 その年ワールドチャンピオンになったMINのタオル型のヨダレカケを買った。 さて、相性の良さもあって無事ALDSの壁を破ったヤンキースだが、 今度は相性の悪いLAAが相手だ。 best-of-sevenになるから実力比べになると思うが、今日の逆転勝ちは強かった。 特にアブさんの仕事ぶりが目立った。 松井秀喜の3試合は1勝1敗1分けといった感じだろうか。 正直やや物足りないが、幸いにも今シーズンはまだまだ真骨頂を発揮する機会はある。

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