2012/11/27(火)04:33
相場は常に間違っている~それでも相場は相場に聞け~
安倍総裁の無制限緩和、建設国債の日銀(強制)引き受け発言を受けて株も為替も
大相場になっている。
現役ディーラーの頃、所謂BOJウォッチ、FRBウォッチをしていた身としては、
やはりオーソドックスに無節操という印象が強く、ドヤ顔早口で語る姿はウザさ満点だ。
但し相場が思いっきり材料にしている限り、それにはしっかり乗っかるべきだ。
‘相場(マーケット)は常に間違っている’
あのポンド危機を仕掛けたヘッジファンドの雄ジョージ・ソロスの言葉だ。
間違っているからこそ‘正解’を求めて相場は動く。
そして‘正解’だと思ったものがやはり間違いだとわかりまた動く。
よく‘これは買い材料じゃない、どう考えても売り材料だろう、みんな馬鹿じゃないの’
とか言っているディーラーがいる。
それがたとえ論理的に正論であっても相場はどうしようもない。
‘論を立て相場の逆を張る人は、論に勝っても相場には負け’
個人的に面白いと思うのは一旦相場が反応し、そういうプライスアクションをしてしまうと、
チャート等のテクニカルな面でもそれを後押しして‘正当化’してしまうことだ。
それによって所謂システムトレードも誘発され大きな動きになる。
‘相場は相場に聞け’
言い古された陳腐なことだが、やはりそこに真理はある。
問題は‘相場さん’への連絡方法がないことだ・・・(^。^)