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ナルニア国物語 -The Chronicles of Narnia / Harry Potter-

アンドリュー・アダムソン

アンドリュー・アダムソン監督 インタビュー

幼い頃「ナルニア国物語」を読んだときからすっかり物語の虜になり、長年映画にすることを夢見ていたという、アンドリュー・アダムソン監督。映像化不可能と言われていた世界を素晴らしい想像力で表現し、見事映画化に成功した監督に、撮影時のエピソードなどを伺いました。




Q:作品を観て、アスラン(ライオン)というキャラクターの迫力、存在感に圧倒されました。監督がキャラクターを作る際、重要視するのはどんなところですか?因みに優しくて雄々しいアスランはまさに私の理想の男性です!本当に素敵でした。

アンドリュー・アダムソン監督:(監督爆笑)アスランをセクシーに作り上げるのには苦労したよ(笑)。理想の男性だと言ってくれるのはとてもうれしいね。なぜなら、実際はCGで作られた架空の存在だけど、人間のようにキャラクターとしてとらえてほしいから。アスランを作る上で重要だったのは、キャラクターとして、信じられる存在にするということだったんだ。


Q:今作のキャラクターたちの中で、監督自身に一番近いと思うのはどのキャラクターですか?

監督:今回自分で脚本も書いたんだけど、その際自分の言葉や、自分が経験したことを使ったりするんだ。さっき、アスランが理想の男性だという意見があったのでアスランと言いたいところだけど全てのキャラクターに自分が投影されているといえるね。


Q:今回初めて実写映画の監督をされたそうですが、映画を撮るにあたり、苦労されたことや、俳優への演出で大変だったことがあればお聞かせください。

監督:実写を撮ってみて苦労したのは、僕らにはコントロールできない天候。それからもうひとつは映画のスケールの大きさだね。例えば戦闘のシーンなんかでは1000人くらいのスタッフと大勢のエキストラの指揮を取らなければならない。まるで軍隊を率いているようで大変だったね。
俳優への演出という点では、子供というのは想像力が本当にたくましいんだ。しゃべる動物と会話をする演技になんの躊躇もなく入っていく。素晴らしいと思ったよ。





Q:配役をするにあたり、決め手となった俳優たちの持つ要素のようなものがあれば教えてください。

監督: ティルダ・スウィントンに関してだけど、僕は白い魔女を、「101匹わんちゃん」のクルエラ・デ・ヴィルや、「白雪姫」の魔女のような典型的な悪女にしたくなかったんだ。ティルダが『オルランド』で見せた演技は、非常に知的で洗練されていた。彼女がそういう「悪」を演じることができるということが決め手となり、白い魔女役にティルダを抜擢したんだよ。
それから、リーアム・ニーソン。彼の声には非常に響くものがあり、温かさがあり、好感が持てる。そして怒ったときには恐怖感を覚え、深い権威を感じる。アスランのキャラクターに必要な全ての要素を含んでいた。それが決め手となったんだ。


Q:『ハリー・ポッター』、『ロード・オブ・ザ・リング』など、近年ファンタジー映画が大ヒットを記録する中で、今作の公開となりましたが、これらの作品と比較されることについてどうお考えですか?

監督:比較されるのはやむをえないことだと思っている。でも比較してみると、『ハリー・ポッター』は非常に様式化された世界が舞台となっている。例えばハリーの叔父さん、叔母さんはとても漫画的に描かれているよね。『ロード・オブ・ザ・リング』に関しては完全なファンタジーの世界。“中つ国”という架空の世界の中で繰り広げられる物語である。今回の『ナルニア国物語』は現実の世界の普通の子供たちが主人公で、第二次世界大戦中という現実的な状況。映画を観ている側としても、4人の子供たちと一緒に、現実的な世界からファンタジーの世界にすんなりと入っていくことができる。だから他のファンタジー作品とは違った感覚で楽しめると思うよ。





Q:監督は子供の頃から原作の大ファンだったと伺いました。今回の映画化にあたり、一番大切にしたかったのはどんなものですか?

監督:子供の頃に読んで感じた本の持つトーンや雰囲気というのは大人になるにつれて失われてしまう。大人になると皮肉っぽくなったり、何かを信じなくなったり、想像力がなくなったりするよね。映画に出てくる教授も同じようなことを言っているんだけど、子供のころに感じた驚きやワクワクする感じを大切にしたかったんだ。

Q:これまでのアニメーションの監督経験や、培ってきた視覚効果技術は今回の撮影でどのように役立ちましたか?

監督:僕は視覚効果にしか目がいかないようなものは避けたかったんだ。今回もキャラクターを作るためにそういった技術を使ったにすぎない。あくまで視覚効果はストーリーをサポートするものだと思っているんだ。だからみなさんにも、クラッシックな物語を観ている感覚で映画を楽しんでもらいたいね。








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