末期がん患者の受け入れ先末期がんの患者の在宅ケアのお仕事をしている元バイトくんと会って、いろいろ資料を貰ってお話を聞きました 彼自身、現場が主体の頃に600~700人のお看取りをしているそうで いろいろ勉強になりました ◎せん妄について これは脳転移かもしれないし、食が細い故の低血糖かもしれないし 脱水かもしれないし、その全部が影響しているかもしれないし何とも言えないとのこと ただ、末期には珍しくない症状だそうです ◎看病についてのポイント コツは「つかず離れず」そうでなければ皆が疲れて不幸ですとのこと 家族だけで看病できると最初は思うけれど 悪くなってくると、それも2~3ヶ月が限界 その辺りで、緊張の糸が切れてしまうみたい 患者本人も辛いけど、周りの家族も疲れてきてしまって 体調を崩したり、精神的に不安定になって 家族の間でも関係がぎくしゃくして悪化することがよくあるそうです (何となくそれは若干、既に感じています) だから、介護保険などを上手く使って、ヘルパーさんなど 他人を上手く入れて、家族も息抜きの時間を持つことも重要とか 現実にしんどい思いをして看病して、見送ったその1ヵ月後に 脳梗塞で倒れたりとかされる方もいるそうです ◎いざという時の準備 本人が病名・病状の進行具合をきちんと把握している場合は ホスピスや、在宅ケアなどを申し込む手もありますが これは本人が、自分の身体の状態を把握していないと受けられないことが多い しかも希望してすぐ利用できるものではないので 事前に早めの申し込みが必要だそうです 末期がんで治療の手立てが無い場合、受け入れを断る病院も多く 最悪、土壇場で慌てても、どこも受け入れてくれずに たらいまわしにされることも多々あるそうです その受け入れに関しては、ある程度、医師の裁量によるので 事前に主治医に確認をとっておいた方がいい 通常の中間規模の病院で、ホスピスのような手厚い看護は望めませんが うちのように車もなく、本人が状態をわかっていないなら かかっている病院に受け入れてもらうことが一番ですから ☆この点に関しては、主治医に確認をとったところ (ちなみに私と母の主治医は同じ) 当直の先生しかいない時は他所にまわされがちだけど 一応、受け入れるように話をしておくので 急変した時は、事前に病院に電話をし、主治医が受け入れてくれると言ったと 伝えてから搬送を頼むようにとのことでした そして、最期まで看取ってもらえるのかという点に関しても 大きい病院だと末期になってくると、診れないという場合が確かに多いけども うちの主治医は自分が手術した患者さんは希望する限り最期まで看ると 言ってくれました ただ、現在の母の状況では急変した時に主治医が病院に居ない場合 呼ばれて病院に到着するまでに間に合わない可能性もあるとのこと それでも、この先生に看取って貰えるならと、とりあえず一安心しました 自分が乳がんになった時、近くの病院のことしか考えませんでした 母が乳がんを見つけて、同じ病院へ行ったのも、そんな理由だと思います 大きな病院であれば、最新の治療を受けることができるかもしれない そう思ったことは何度もありましたが、ここにきて 「末期になったら、受け入れてもらえないかもしれない」 「他の病院に転院させられるかもしれない」 その恐れを初めて知りました 大昔と違って、自宅で最期を迎える方は少ないですが 最期の最期でサバイバーになってしまう可能性も高い昨今 辛いことではありますが、元気な間に考えておくべきことなのだと思いました ジャンル別一覧
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