2009/12/26(土)22:08
有馬記念を考える(その10)マイネルキッツ
春の天皇賞馬マイネルキッツ。秋はちょっと足踏み状態。それでも秋はここが
3戦目。最初からここにターゲットを置いてきたと思います。
【過去1年のレース】
09/01/04中山 中山金杯(G3)芝2000 良 松岡正海 56 4番 7人気 4着
前59.7-後58.8 △1-▼2-△11平坦戦
後方3番手追走。4角で外に出して直線で先頭とは6馬身差くらい。そこから
大外を豪快に上がってくるが届かず。
上がりは一番。坂も問題なし。かなり強いので、内枠で一回見てみたい馬。
09/01/25中山 AJCC(G2)芝2200 良 松岡正海 57 9番 9人気 4着
前61.5-後60.0 ▼5-△1-△9瞬発戦
出負け。前に上げて中団外追走。3角手前から手が動く。4角真ん中を通して
直線はいい脚で上がってきた。上がりは勝ち馬と同じ。位置取りがよければ
最後の脚があるので次も楽しみ。
09/03/28中山 日経賞(G2)芝2500 良 松岡正海 57 7番 7人気 2着
前46.5-中57.3-後47.4 ▼3-▼2-△3平坦戦
後方内追走。3角手前から内を追い出し、4角も内を回って前に進出。直線で馬場
の真ん中に出すとそこから良く伸びたが勝ち馬までは届かなかった。
かなり長い間追い通しだったが、馬が良く応えた。そー言えば、昨年松岡騎手は
マイネルチャールズでばんばん中山コース勝っていたので、コースも向いていた
かも。上手いレース運びだった。
09/05/03京都 天皇賞(春)(G1)芝3200 良 松岡正海 58 2番 12人気 1着
前60.2-中75.2-後59.0 △1-▼5-△7瞬発戦
後方内追走。そのまま常に内を通して我慢の競馬。坂の上りで内から前に進出。
4角も最内を通して、馬場の2分どころを追い出すとすっと先頭。そこから追い
すがるアルナスラインを寄せずゴール。
09/06/28阪神 宝塚記念(G1)芝2200 良 松岡正海 58 1番 5人気 7着
前59.0-後59.6 ▼6-△2-△3瞬発戦
今回も内につけて中団追走。4角ちょっと外に出して馬群の中をまわす。直線では
内に入れるが、伸びず。直線勝負になってしまうと厳しい。
09/10/11京都 京都大賞典(G2)芝2400 良 松岡正海 59 10番 5人気 7着
前46.8-中48.5-後49.0 △4-△5-▼8瞬発戦
後方3番手追走。向正面で外から上がって中団後方まで進出。4角外に出して
追いこむが、伸びず。
09/11/29東京 ジャパンC(G1)芝2400 良 松岡正海 57 8番 7人気 8着
前47.2-中48.1-後47.1 ▼6-△0-△9瞬発戦
中団内追走。3角の上りで最後方。4角で外に出すと後方3番手。そこから
上がってくるが、末脚勝負では分が悪かった。調子はいいみたい。
【マイネルキッツの競馬】
基本的に後方からの競馬。勝ちパターンは内につけて4角から直線までに前に
進出して末脚炸裂パターン。逆に外を回すと最後に届かないことがある。
【マイネルキッツの死角】
春の天皇賞はフロックではないと思う。力はある馬。だたしその力を発揮する
には
後方待機→3角から前進→直線前から抜ける
このパターンでないと届かない。日経賞と天皇賞春は松岡騎手会心のレースだった。
しかし、外からのまくりで行くのは得意でないので、内が開かないとアラアラという
競馬になってしまう。直線のヨーイドンは苦手。
【有馬記念の評価】
内枠を引いたのは良い。ただし鞍上が2年目の三浦騎手がテン乗り。先日池添騎手は
まくり王だけど、馬ゴミ嫌いと書いた。松岡騎手は逆に内から抜けるのが上手い。
(マイネルチャールズとか)
三浦騎手にこの大舞台で求めるのは厳しいと考える。ダートでは目の冴える騎乗を
何度か見ているが、芝では上手いと思ったことはない。かなり割引。
そんなことを覆す騎乗ができたら、やっぱり天才なんだが・・・