ブログに遊びに来てくださる、だいすけさんのHPで紹介されていた本です。
面白い名前なので、気になってamazonで購入。
1997年発行で、今から13年前に波書房から発行されています。
内容は、大きく3つ、
1.雑誌名につけた「ニコリ」という競走馬を追って世界中を旅するお話。
雑誌名のニコリは、競馬好きの著者が雑誌名を決める時に、たまたま見ていた
スポーツ新聞に「英国ダービーの1番人気はニコリ」とあったのを見て
これだっ!
と名付けています。その後雑誌が軌道に乗ると、どうしても会いたくなって
南米ウルグアイで種牡馬として現役を続けるニコリに会いに行く話。
結局生まれたアイルランドも含め、世界中を旅します。
2.パズル雑誌ニコリを創刊し以後、拡販していくお話。
1980年に日本初のパズル雑誌ニコリを創刊するのですが、1978年の
企画時から、軌道に乗るまでの悪戦苦闘が書かれています。
3.ギャンブル放浪記
大のギャンブル好きで、雑誌の拡販で行く先々の国内競馬場に寄ったり、
ニコリを訪ねて行くついでにアメリカのカジノツアーを企てたりしています。
カジノ&競馬場には、行く先々で時間が許す限り通っています。
本の表題にある通り、メインは上記項1.なのですが世界中を旅することになった
理由が項2.と項3.に書いてあります。
内容は、いずれも面白く最後まで一気に読んでしまいました。
寺山修司の本に「旅路の果て」という競走馬の行く末を書いた本があります。
その中に同じように、中央から引退した馬を日本中探す話が出てきます。
そのワールドワイド版です^^;
馬が好きな方は読むと面白いと思います。
しかしっ!・・・・・・・・・・このおやじ
完全な「賭博師」なのです(爆)
学生時代から週末は競馬場に通っていて、社会人になっても
平日は麻雀、週末は競馬、と博打三昧の日々を送っていました。
社会人になっても旅打ちしています。
>今日は中京競馬場、明日は阪神競馬場、あさっては和歌山の紀三井寺競馬場
>私の今回儲ける目標は2500万円である。(1996年ラスベガス)
など、どう考えても普通ではない。その情熱が雑誌を作り、馬を探して
世界中を旅することになったのだと思います。
恐るべし、賭博師の情熱(笑)
著者は、ブログを持っていて最近の記事を見ると、夏の函館に行っていたようです。
(→ココ)
>日曜日は138万円馬券というロングショットを誰も取れず(あたりまえか)
ああっ、変わっていない人(^_^;。
本文中(あとがき)で少し触れていましたが、別冊宝島の競馬名馬読本に原稿を書い
ていたそうです。そこに書いたヤエノムテキのことは、この本に加筆修正して載せて
います。
家にある宝島別冊競馬xx読本を見ていたら、別冊宝島178「競馬名勝負読本」
219「万馬券が出た!」に「もしや万一」というペンネームで書いていました。
著者紹介は、
パズル作家でなく、社長です(笑)