2019/04/30(火)16:49
平成の音楽セールスは売り上げ枚数から再生回数の時代へ〔日刊ゲンダイDIGITAL〕「1位はB'zでブッチギリ」
【米津玄師】平成の音楽セールスは売り上げ枚数から再生回数の時代へ 日刊ゲンダイDIGITAL
先週、オリコンが音楽の“平成セールス”ランキングを発表した。シングル、アルバムとは別にアーティスト別トータルランキング(すべてのシングルとアルバムの合計)が面白い。
■B’zは8262.4万枚
1位はB’zで累積売り上げ枚数が8262.4万枚! 2位のAKB48に2000万枚以上の差をつけてブッチギリだ。平成の30年で割ると1年平均約275万枚。
トップ10を見ると、アイドルグループはAKB48と7位嵐のみ、演歌はなし、ほかはすべてバンドなどアーティスト系。テレビにあまり露出しないのが共通点だ。
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メディアに出ない“アーティスト”が平成の音楽界を支えた。令和ではその傾向が強まり、時代はダウンロードなどストリーミング(配信)が主流で、CDというモノは邪魔者扱い。若者はユーチューブで歌を聴く。
国内でもっとも再生回数の多い曲が米津玄師の「Lemon」で3億を超えている。
しかし、米津という歌手を昨年末の「紅白歌合戦」で初めて知った人は多いし、いまだ知らない方も少なくないだろう(B’zだってウルトラソウル! と叫ぶ歌しか知らない中年が多数だ)。
平成の途中から歌や歌手が売れて国民全体に浸透する時代は終わり、イヤホンで静かに“動画を聴く”傾向はさらに強まる。