2009/08/26(水)22:51
お問い合わせ
一本の電話が鳴った。
「あの・・・お尋ねしたいことがあるのですが」
丁寧な話し方の女性の方だった。
少し辛そうな話し方からすると、自分の症状が治るかどうかとの問い合わせだと察した。
「お忙しいところすいません」そう言って話しだした。
話を聞くと、「飛蚊症」で2年も前から悩んでいるということだった。
当院の症例にはこの症状が改善されたとの報告を載せていたので興味があったようだ。
当院での治療を望まれたが、「でも、行けません」と。
その理由はすぐに分かった。
彼女は東京在住だったのだ。
余りに遠方になるので、万一通院するとしたらそれだけで負担になってしまう。
「東京だと創始者の治療院があります。予約は取りにくいかと思いますが・・・」
私はそう勧めた。
「治療費が高いので・・・」経済的に大変な様子。
「それなら、東京でも他の治療院は数件ありますので、一度そちらに行ってみては?」
『他の治療院でもみてもらえるのですか?』
「同じ療法であれば、当然、治せる技術は持っています。電話で確認されるといいですよ」
まるで光を得たような返事をし、電話を切った。