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ナがために鐘はなる・なんの役にもたたないけれど

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2020年06月03日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨年末ごろから、つい買ってしまった本、
実家や妹のところから持ち帰った本を含めて、最近読んだ本。





【中古】 いきどまり鉄道の旅 河出文庫/北尾トロ(著者) 【中古】afb

作家の鉄道旅ものには若い編集者の人がお供について、
というお約束もちゃんと守って、
いきどまりになってる鉄道に乗りに行って、
最後の駅に行って、しみじみしたり、
時には、ひなびてるーな気持ちを味わいに行くという旅。
東京から出発してるのもあって、
東日本が多いが、おもしろいです。

一度関西に行った時は、
二泊三日で、松坂、奈良、大阪、和歌山と一度に周るということをされていて、
行程を練るのも大変そう。
でも、この時の加太行きの加太は、
魚料理のランチも美味しそうで、
私も行きたい!と思った。

作者の北尾トロさんは、
同行の編集者さんに
「トロさんはマニアックなことに取り組むことが多いのに、
取り組む姿勢がマニアじゃないでしょう。
ときどき絶妙な中途半端さだなと思うときがありますね」
なんて言われてるけど、なんか共感しちゃうなあ。
全部乗りつくすぞとか、そういう力は入れられないんですって。
いいなあ^_^




【中古】 近江山河抄 講談社文芸文庫現代日本のエッセイ/白洲正子(著者) 【中古】afb

知ってる身近なところが出てくるので、
楽しい。

和歌を引きつつ、土地を訪ねて
思いいたすという感じで、
自由で楽しそう。

大津のところで、
天智天皇と天武天皇、大友皇子について、
さも見てきたかのように、
決めつけて(^.^)書いてるところがあって、
ちょっと笑ったんだけど、

中大兄皇子は、冷酷と評されるが、
その裏にはどれほどの嘆きが秘められているか、
「日本書紀が時折見せる表情に、私は王者の悲哀を読み取らざるを得ない」
と書いていて、

まさに、宝塚の『あかねさすー』の中大兄だなー
と思って^^;
中大兄が「くどい!!」と言って終わる幕切れを
思い出しました。

大友皇子の終焉の場所?
ではないかという崇福寺跡というところまで
彼女は行っているが(もちろん案内してもらって)
結構山の中のようです、地図を見ると。
京阪坂本線の滋賀里という駅が最寄り駅になり、
比叡山ドライブウェイの展望台の下あたりかな。

大津京跡めぐりもしたくなってきた。




【中古】 歴史街道を行く 京都・大阪・奈良・兵庫・和歌山・三重・滋賀・福井 旅の森30/昭文社(その他) 【中古】afb

これは古いけど、よくできていると思う。
地図屋さんの本だけあって、地図が等高線も入っているやつで細かくておもしろい。
いろんなプランも、よく考えられてるなと思ったので、
これを見て色々近場に遊びに行きたいなあ‼️(切実🤣)



【中古】 滋賀県の歴史散歩 上 新版 / 滋賀県高等学校歴史散歩研究会 / 山川出版社 [新書]【メール便送料無料】【あす楽対応】

これは、京大前の古本屋で時間をつぶしてたときに買った本。
古い本で白黒だけど、これもオーソドックスでわかりやすく、便利。
このシリーズの京都府版は、中1の時、買わされた?んだけど、
今でも持ってて愛用してます。

こちらの本の地図も、滋賀県版は等高線が入ってる。



【バーゲン本】宮本常一旅の手帖 ふるさとの栞 [ 宮本 常一 ]

短く、わかりやすい文章で、
昔の日本の各地を教えてもらえる。


宮本常一が出たところで、
↓これがすごくおもしろかった!
文庫本が2009年に出ているので、
かなり前の本で
今ごろ!?という感じだが。



【中古】 旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三 /佐野眞一(著者) 【中古】afb

戦前、戦中、戦後を通じて、
日本列島の隅々まで歩いて、まさに歩いて、
民俗採集をし、記録にとどめた。
と同時に、歩いて得た知識を伝える農村指導のようなこともしていたので、
村の人が信頼して、話をしやすい人だったという宮本常一。
後輩の民俗学者が、話を聞き出すのがうまいと言っていたという。

渋沢敬三は渋沢栄一の孫で、偉大な祖父をついで銀行家となり、
太平洋戦争中に、日銀副総裁、総裁にもなった人だけれども、本当は研究をしたかった。
でも、自分が学者の道に専念することは諦めて、アチックミューゼアムを始め、
ここを舞台に在野の少壮学者を集め、
研究成果を発表した。
宮本常一のパトロンもしたし、民俗学研究を支えてきた。

渋沢敬三のアチックミューゼアムが日本常民文化研究所となり、
後にそこの資料は、神奈川大学に移管され、
今も継続されているというのは、ちょっと聞いたことがあったので、
その辺もちょっと感激したのだった。

前半の宮本常一の生い立ちや若かりしころのこともおもしろかった。
お父さんの教え、知らないところへ行ったら、まず高いところに上って
よく観察することというのとか。

終戦少し前から、渋沢敬三もだが、
敗戦後の日本をどうするかを考えておかなければ・・・と考える人たちがいて、
大阪府の意向を受けて農村調査をしていたし
、敗戦直前には軍から、戦後の食糧難のために農村指導のようなことをしてほしい、
伝えてほしい、そのために便宜を図るというような話があったというのも
すごい話だなと思った。

渋沢敬三とか、立場も経済力もあるんだから、
わかってるならもっと早くから言ってよという気が、
実は読んでいる時はちょっとしたんだけど、

最近の状況に接していると、
やっぱ言えないかーー、
表だたずに、別ルートでその後を考えておくくらいしかできないかーーとも思えてきた。


岩波文庫の『忘れられた日本人』は、
絶対読まないとと思っています。


(続く)





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Last updated  2020年06月03日 21時20分57秒
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ぶどう^_^@ Re:最近読んだ本・読む本(12/06) どれも読んだことない。 面白そうです😉 …
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