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ナがために鐘はなる・なんの役にもたたないけれど

2021.05.10
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5月8日 びわ湖ホールに
野田秀樹作・熊林弘高演出の『パンドラの鐘』を見に行きました。



書きかけのまま、今は6月。
細かいところや、そのときどう思ったっけというのは
あんまり覚えていないが、


まずはセットの面白さが強烈だった。
「パンドラの鐘」だから、鐘。

斜めになった建物と鐘。
原爆投下後に、鐘は壊れずに掘り出され、
永井博士の手記の長崎の鐘だなというのは、
すぐ分かる。

お話は、太平洋戦争開戦直前、
ピンカートン財団の援助で
長崎で発掘調査をしているところ。
巨大な古代の鐘が見つかった。
調査団の人が3人、ピンカートン財団の未亡人と娘。

古代の鐘の謎とは何か。

同じ舞台で、さっきの調査団の3人、
未亡人と娘の2人の俳優も同じ人たちで
古代のとある王国の人たちを演じます。

未亡人だった緒川たまきさんは、王族に仕える乳母みたいなヒイバア。
娘のタマキだった門脇麦さんは、ヒメ女という兄王が死んで王位を継承した人。
松尾諭さんは、発掘調査の教授と狂ったと言われて死んだ兄王。
古代のミズヲという埋葬人夫と調査員の下っ端青年をやったのは、金子大地さん。
古代の王家に仕える、怖くて強い風貌のハンニバル役と、
後世の時代は男という役の松下優也さん。

ハンニバルとヒイバアのやりとりから、
王家にお仕えする身として、
王族1人の身に迫る危機より、
王家の権威が破綻しないことが最も重要で、
そのために、王女を犠牲にしても、
また、事実がどうかなんかもどうでもよいしというのが
わかって、
なんかぞっとするし、暗澹たる気にもなった。けど、その理屈は理屈で、現状をなんとかするためにはしょうがないのかもとも思えて、より暗澹たる気持ちになる。
ハンニバルとひいばあのセクシー?シーンも、なんで?とも思うが、現実、こんなもんかとも思える。

それほど、私ってズブズブの大人なのかも。
(いやいや、アラフィフ後半に入って、何をいうか、なんだけど💦)

緒川たまきさんのおみ足が
ものすごくきれいというのもわかった。

門脇麦さん、顔小さってことがとても印象的だったけど、
クライマックスに向かうにつれ、
強く、きびきびした感じ?になってきて
おこまちゃんとは全然違う雰囲気だった。

最後は、王位を継承したはずなのに、
ヒメ女は、問題の解決をはかるために
鐘の中に入って、土に埋められる。
まあ、結局王国は滅ぼされたみたいで、
時代が移って、戦争は始まるし、その後、
長崎には原爆が落ちる。

今現在のことも、あんまり変わってないのかもと
いう気がして、暗い気持ちにもなるけど、
若い人(発掘調査の若手とか娘とか)がいるというのが、
やっぱり明るさにつながるんだなと思った。

前にもちらっと書いたけれども、
照明が特徴的で、本当にまっくらになる。
舞台のネオンみたいな照明も印象的だった。



↓の戯曲集に載っているそうですよ。
読んでみたいな。


【中古】20世紀最後の戯曲集/野田 秀樹







Last updated  2021.06.12 09:16:20
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