宝塚ホテルその2であります。
出演は、久世星佳さんに、
後に花組組長になられたけれども、長く月組で活躍されて、花組の後は専科で引っ張りだこだった未沙のえるさん、
月組組長で2年前退団されて、昨年の春から新・宝塚ホテルの支配人になられた憧花ゆりのさん。
3人で、3人の思い出深い宝塚の歌をちょっとした芝居風に、うまい具合にはめこんで歌われて、その歌の公演を思い出しながら、
時に、そのお芝居の設定と歌とのギャップに笑いながら、あっというまに時間が過ぎていきました。
セットリストをくださったのですが、
ホテルマン役でも出演^_^された、
本物の阪神阪急グループホテルズの方が、
12月に東京があるので、ネタバレは・・・と言われたので、
全部公開するのはやめておきます。
でも、私の記憶で、ポイントだけ。
もし、12月の東京のショーをご覧になる予定のある方で、
絶対ネタバレ嫌!という方がいらっしゃったら、
以下、見ないでくださいね。
(お願いします🤲)
🍹 🍹 🍹
コントってわけではないけど、
ちょっとしたお芝居の設定は
久世さんと未沙のえるさんが、
とあるホテルの従業員控え室に。
ソムリエのバイトです、と言う久世さん、
新婦の父親役の代役バイトで、と言うまやさん(未沙のえるさん)。
ステージにずっと置いてある消毒液を巡って?一曲(笑)『ミーマイ』からかな。
そこへ、白いワンピースのスッとした憧花さん。
誰なんだろう、何の人? どこかで会ったことのあるような?と
2人が思うところから始まります。
憧花さんは、2人に素性を明かさないのですが、2人は軽く自己紹介。
ソムリエはセレブな方にワインをーー、
例えば弁護士の方とか。
弁護士?😉🍇
はい、何が始まるか、もうみんな、
わかっちゃうわけですよ。
まやさん、タキシード着てますしね。
というか、この3人が出演するとわかった時点で、この曲は絶対歌われるだろうと。
♪おーやしきの弁護士がっ、もーしあげまーす♪ 「パーチエスター、下がりなさい」というセリフもあったりして。
もちろん振りつき。
『ミーマイ』から数曲ありました。
過去の月組公演の曲が多かったのかな。
『オクラホマ』は月組公演としたら、だいぶ前のような気はするけど、
多くは久世さんご出演のものからだと思いました。
『ガイズアンドドールズ』の♪初めての恋♪も、とってもよい曲なので、
歌ってくれて嬉しかった。
『プレスティージュ』、
大劇場では秋にやってた公演のショーですよね。見に行きました。覚えてます。
これは3人で振りつきで歌ってくれて、
やっぱりスターだ!と思いました。
退団して長いことたって、普段は芝居中心で、ショーで歌ったりは少ないのではと思うのですが、
そりゃ、もう染み込んでますよね🥰
指先や足の具合なんかもすてきで、
思い出しました、あんなところが好きだったなーというのを。
ちなみに、今回のお衣装、
最初は黒いパンツに、黒っぽい上着、Tシャツだったかな
(上の方は記憶が曖昧)、
最後の方で着替えてきたら、今度は、
今、私たち(!💦)がよく着てるような、
ワンピースのような丈のシャツブラウス?羽織り?に白いパンツ、
白いブラウス、白いスニーカーで、
すごく普通の格好なんですよ。
でも、ものすごくほっそりされてて、
華奢な足、腰。動きは機敏。
きらきらって感じではないんだけど、
普通じゃない!(当たり前)
やっぱりずっと見てしまう人なのです。
すーさんと呼ばれる、今は宝塚ホテルの支配人に転職された憧花さんは、
お2人とはだいぶ歳が離れてます。
現役最後の頃は組長さんだったから、
しっかりしたお姉さまという感じだったけど、
この中では、可憐な娘役さん。
すーさんが、退団公演の『BADDY』から、
あの主題歌、珠城りょうさんがサングラスかけて、
ウワーっと蹴散らかして歌うあの曲を歌い出して、
のんちゃん、まやさんも、
♪BADDY BADDY♪と踊りながら、
歌いまくる。
笑っちゃうし、ウケるし、
テンション上がるし😊
それに、楽しそうだし、似合うなと思って。
その後、すーさん・憧花さんは、
白い清楚なワンピース姿で、
『レミゼラブル』から、有名な一曲を
歌われました。
これは、今上演中だからかな。
すーさん、むちゃくちゃうまいんですよ。
真ん中で、堂々と歌いあげられているその間、
のんちゃんとまやさんは、
やや後方で、背中を向けて、
なんかニコニコと?ニヤニヤと?な感じだったのですが、
そう、久世星佳さんといえば、
影のある渋い男役がうまい。後ろ姿がカッコいい。
まさにその久世星佳さんだった。
あの時の、あの頃の久世さんが舞い降りてるのか、
目覚めるのか、わかりませんが。
『ミーマイ』の♪愛が世界を回らせるも
もちろんありました。
この曲も、歌ってほしかったし、
歌ってくれるでしょう!と思ってました。
『グランドホテル』の男爵の歌は、
歌い始めは気づかなかったけど、
しばらくしたら、もうあの男爵ですよ。
これは感動でした。
あの物語のあの男爵とバレリーナの恋の場面を甦らせてくれる。
段々、ショーも終わりに近づいてきます。
♪I Love Parisの歌詞を聴くと、
思い出の街と言ってて、まるで
宝塚に帰ってきた今日の久世さんの気持ちを歌ってるかのように思えたり、
年月たっても、こんなふうに帰ってきてくれて、
懐かしさと、まだまだこれからも生きていける(私が)という希望を降り注いでくれて、
本当に嬉しかった。
もちろん、退団公演の『バロンの末裔』の
♪I Wishも。いい曲なんですよ。
これも、しみじみ聴き入りました。
お話コーナー&挨拶で言われたのは、
感謝の言葉とともに、
「宝塚は現役さんのものだけど」
「休演や無観客の配信などに見舞われた後輩たちのことを思って、
OGは心を痛めていました」「宝塚育ちなのでーー」
最後は、「今後とも宝塚歌劇をよろしくお願いします」と
ものすごく深々と頭を下げられました。
あと、在団中は、用意されたステージに行って出るだけという感じだったけど、
やめて、何年も仕事してると、
舞台をつくるのにどれだけの人がかかわって仕事してるかがよく分かった
みたいなことを言われてました。
途中で、ステージに椅子を出しに来たお兄さん達がいて、
その人たちは、今日の音響もやっててくれているタクミなんとか(😅すみません)さんたちです
と紹介された時です。
あと、新阪急ホテルのことも言われてました。
外資や新しいホテルにはない、昭和の温かさのあるホテルで、
何度もお世話になった。令和6年に閉じられるそうなので、
その前にぜひ行って食事でも、お茶でも、
壁をすりすりしてお別れをしてきてください
というようなことを言われてました。
のんちゃん、久世さんは、
声、話し方がとっても気持ちよくて、
セリフ回しが上手いんですよね。
ずっと話していてほしいと思うくらい。
最近は舞台で活躍されることが多いようなので、また行きたいなーと思ったのでした。
(退団後1つ目の公演は見に行ったのを覚えてます。それっきりなので)
すーさんは、これが最後の表舞台なのでしょうが、
ほんと可憐で、かつしっかり女性。
やっぱり声もいいんですよね。
まやさんも、さすがのまやさん、未沙のえるさん。
最後のお手振りもキュートで😉
そうそう、
この企画は、本当は去年の3月に、
すーさんが転職する前に新阪急ホテルでする予定だったそうです。
その時に考えていた芝居の設定やストーリーとは違う、21年バージョンで、
脚本は久世さんご本人だそう。
ウイットに富んだやりとり、設定でした。
音楽担当、ピアノ演奏の
歌劇団の吉田優子先生、
そのラメ?のマスクに釘付けで始まりましたが、絶妙なピアノでした。
どっさりの楽譜を持って、最初に登場されましたよ。
楽しかった❤️