000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ナがために鐘はなる・なんの役にもたたないけれど

全35件 (35件中 1-10件目)

1 2 3 4 >

ミュージカル・演劇

2021.02.17
XML
1月22日金曜日ソワレ、
1月26日火曜日マチネ、
梅芸メインホールです。

東京公演も無事中日を過ぎているようで、
そんな今頃、大阪の話なんですが💦



何をしてるんだか💦

おかえり、エドガー!
って思わず言ってしまいそうな、
再び、あのポーの世界が現れましたよ。

宝塚版の時より、
男声が入っているコーラスの厚み、
暗さ、深さがあり、

エドガーの明日海りおさんは
変わらないものの、
みりおちゃんも初演のときより、
余裕で孤独というか?
深遠な孤独というか。

細くてまっすぐなズボンの線が、
まさに漫画の絵そのもので、
なんてこと?!ってまず圧倒されて、
歌い出すと、これまた説得力抜群で
ポーの世界に連れていかれちゃうんですよね。

アランの千葉くんも、
人形のようで、細くてきれい。
プンスカのところは可愛かったし、
メリーベルにバーイって言うところとか、
妙にツボになるところがあったりして、
歌が消えちゃうかなあという面もあったけど、宝塚版のれいちゃんのアランとは、
また違う感じのアランで、良かったです。

メリーベルのところを訪ねてきたシーンは、
アランのか弱いところと強くて硬いところとがあふれて、切ないし、かわいそうという気持ちになりました。

美しすぎるシーラの夢咲ねねちゃん、
可愛く魅力的な綺咲愛里ちゃん、
2人は元星組のトップ娘役さん。
ポーツネル男爵の小西遼生さんもむちゃイケメンで、
なんて美しいの!なポーツネル一家。
ホテルに登場する、階段上のシーン、
宝塚の時もため息ものでしたが、
今回も本当に美しかった。

老ハンナとブラヴァツキー夫人の涼風真世さんは、ひとこと、ものすごいです。
すごいのはもちろん知ってましたが、
言ってみれば段違いともいえる歌、
任せられれば圧倒的に放たれるオーラ、
さすがです。
でも、ブラヴァツキー夫人は、端のほうでお茶目な芝居をしてました。
2回目はオペラでチェック!😁

キングポーとオルコット大佐の福井晶一さんも、迫力ある歌で存在感だし、
ジェインの能條愛未さんって乃木坂の人も、
可愛らしくて上手な人だなーと。

クリフォード医師は橋之助さんでした。
コアな宝塚ファンという橋之助さん、
他の出演者が小顔〈すぎる〉ので、
お顔の大きさ?とは思ったけど💦
ちょっと憎たらしい、田舎のイケイケ医師ぶりでしたよねー。

それに、アンサンブルの人たち、
色んな役で何度も登場されるんですが、
男性陣はダンサー中心なのか、
最初の登場のときの、跳躍の高さに
びっくり、高揚感が湧き上がりました。
特に、ホテルのシーンで、アランにぶつかってフォークやナイフを落としたボーイさん、
すごい身のこなし、ジャンプ。
色々な場面で違う役で出てこられましたが、
常に見ちゃいましたね。

エドガーとエドガーの影の踊りのところも
ものすごく印象的で良かった。
エドガーが動いた後から、エドガーの影のダンサーがパラパラと落ちてくるかのように登場するところは、思わず声がもれるほど。

あと、セットは松井るみさん。
すごくすてきでした。

プロジェクションマッピング風?なのも、
以前に比べて、映してるなーなんて思うようなものじゃなく、自然というか、
心に自然に入ってくるんですよね。

全てが重なってポーの世界をつくってるんですね、ホント満喫です。素晴らしい。




パンフの最後のページには
たくさんのスタッフさんの紹介。
各部門の代表のデザイナーさんだけじゃなく、色んな出入り?の人たちがいるんですよね。大きな舞台が上演されて、こういうところでも活躍があったんだなあと思って。

ここをよくみると、スペシャルサンクスに、
鳳真由さんのお名前。
?と思ってたら、鳳真由さん、
みりおちゃんのお稽古代役をされていたんですね。インスタにアップされています。

今、東京公演中で、見に行く方は、
朝見たルリ子さんと同一人物?
というクラクラ感も味わえるでしょうね😉


私は、あと、大楽のライビューが当たればいいんだけどーー。

まだまだ書きたいことはあるんだけど
また思いがまとまったら😌







Last updated  2021.02.17 08:55:28
コメント(4) | コメントを書く


2021.01.23
2020年12月14日 ドラマシティにて。
昨年のことだけど、
やっと書けたー⭐️




2019年の14回のFEMALEは東京のみで、
初めて東京遠征に行きました。
今回は、FEMALEとしては15回の切りのいい回、
そして、宝塚初舞台から40年記念。
おめでとうございます。


ヤンさんは、いつまでもヤンさん。
ずっとかっこよく、そして可愛く、
見ていて本当に、
その踊る姿がいとおしくて。


1部は、ダンサーの三井聡さんとのシーン。
トレンチをはおった、なんか病むような、傷心の女性のヤンさんと
傘をさして、通りがかる男性の三井さん。

三井さんって、私は初めて見たような気がするのですが、宝塚でも振り付けされたり、指導もされたりなんだそうです。

吸い付くような足元といいますか、
軽やかな動きとしっかりした感じがとっても魅力的。
ヤンさんのダンスの感じと同じってわけでもないけど、ぴったり合う感じで、
本当に目が離せないダンスでした。

それにしても、ヤンさんのダンス、
ストーリーを語り、引き込まれます。
軽々と見える、優雅なリフトも何度もあって
細い身体だけど強靭で、
ほんとすてきでした。

そして、選曲もいいんですよねーー。
セットリストの載ったパンフも、
座席に置いてあったのでもらいましたが、
何曲目だったか、エスニックな感じの曲があっていいなあと思ったんだけど、
曲名だけではどれかわからなかった😓

ここは演出のオギーこと、荻田浩一せんせの
アイデア、イメージなんでしょうね。


後でファンクラブのサイトで、
ヤンさん、もう踊れないと思ってたけど、
これだけ踊らされて(?😉)
踊れると思った、やっぱりダンスが好きなんだと思ったというようなことを書いてらして、ヤンさんのような方でも、
そんなことを思っていたなんてと
ちょっと胸が痛いような気がしたけど、
演出家のパワーってあるんだなと思いました。


そして、2部。
ゲストで、
愛華みれさんと華陽子さん。
花組の後輩さんたちですねー。

このお二人とヤンさんといえば、
「メランコリックジゴロ」をパッと思い出します。

曲としては、タモさん(愛華みれさん)は
ヤンさんお披露目の『スパルタカス』の中で、タモさんが演じたローマの貴族の明るくさわやかな歌、
♪なんとかかんとかロ〜〜マ〜〜♪という歌で登場。

あと、『メランコリックジゴロ』から何曲か歌われたのが、とっても嬉しかった。
♪ライライライライ♪、あの酒場のシーン、
大好きでした。肩組んでね。
ベージュのスーツを着たヤンさんの足元が好きだったんですよねー。

『あかねに燃ゆる君』『ディーン』に、華陽子さん、
出ておられたんですね。
そんな話もありました。

3人で、『哀しみのコルドバ』より歌われたのは
実際に演じられた役ではなく、
今回ヤンさんが歌ったパートは、
真矢みきさんの役の、エリオを止めるほうで、
タモさんがエリオのほうだったと思う。

お話は、タモさんが「あの頃のヤンさん」について
本当にうまく話されるんですよね。

タモさんたちの初舞台のときのラインダンスの指導のお姉さんに
ヤンさんがいて、その指導は的確、客観的でわかりやすいとか。
グループごとだったので、その班の人たちがうらやましかったとか。

初舞台後随分たってからでも、よく面倒を見てもらったとか、
真琴つばささんと2人同期で競わされて、抜擢されてきたけど、ダンスの得意な踊れる後輩たちが追い上げてきて
ヤンさんに「2人をなんとかしないと」と言われて、「なんとかしてください😭」という思いだったみたいな話とかーー

特に、なんか納得だなと思ったのが、
タモさんがヤンさんに、
男役のかっこいいダンスをしているとき、
(黒燕尾のことかな)息も絶え絶えになるけど、どこで息するんですか、
どうしたらいいでしょう(意訳^^;)
というようなことを聞くと、
「私はこのとき吸って~、ここで吐いて~かな」とさらっと言ってくれたので
すぐ真似したらうまくいったというような話。

このとき、ヤンさんは、
そこは企業秘密なのか照れなのか、
「覚えてないわー、そんなこと言った?」
と被せるように言われてましたが。

いつも気にかけて声をかけてくれて、
引っ張ってくれたというようなことをタモさんは言ってました。
多分、タモさんが、与えられたことにものすごく必死で頑張ってた可愛い後輩だったからなんでしょうと、僭越ながら感じました。

「この頃の手帳を見たら、私、ヤンさんとよく食事に行ったりしてるんですよ」なんて言ってて、ずっと手帳を保管してるんだと思ったりもしました😌

『メランコリックジゴロ』のとき、
ヤンさん(主役)休演でその代役をタモさんがした時の話も、凄まじい現場だったんだろうなと思いました。

ヤンさんのファンの人たちが優しくてとタモさんは言ってましたが、

銀橋を歌いながら歩く時、2番の歌詞を先に歌ってしまって、2番になった時、言葉がなくなってしまったことに気づいて焦った💦ということで、
その時、銀橋そばの前列のヤンさんファンの人たちが
ずっと口パクで、声を出さずに
タモさんを見つめながら歌ってたそうで、
ヤンさん、大笑いで崩れ落ちてました。


そんな楽しい話のタモさんが歌った「糸」、
あなたが横糸、私は縦糸だったっけ、
どっちだったか記憶が曖昧ですが、
先輩と、その後を継いだ人と、
そしてまた次につないで、
私たちに夢の舞台をずっと届けてくれる宝塚を歌った歌に聞こえてしまったんですよね。


その後の、再び三井さんとのダンスと歌「指」も、これまたステキで。
歌詞とダンスがぴったりというか、
歌詞でわかることと、ダンスで伝えられ、目の離せない感じが絶妙に合わさって、繰り返され、息するのを忘れるようなひとときでした。

シャンソンも2曲、歌われました。
ヤンさんのシャンソン、好き。
「La vie en rose」と「Je veux」。


その後の宝塚メドレーで歌われたのでは、
『ハイパーステージ』の中の、
ヤンさんが自分で、シザーハンズみたいでしょと言ってたらしい、ジャングルの滝のシーンの歌とか。
これは見に行ったので、よく覚えてます。

『ハイパーステージ』だと、
オープニングのキャプテンの格好のカッコいい曲がよく歌われるんですが、

このシザーハンズの曲も含めて、
こういう時にあまり歌われたことのない曲が多く、それもまた良かったです。

今や大先生のイケコのオリジナル作、
よく考えたらかなり悲惨な話よねという
『ベイシティーブルース』とかね。

『ブラックジャック』からも歌われました。


最後に歌われたのが、
「帰り来ぬ青春」。

この曲は、昔からいろんなタカラジェンヌの好きな曲で、
私が中3のころ
ザーザーいうラジオに耳を当てて聴いてた
ラジオ関西の「ビバタカラジェンヌ」という番組で、麻実れいさんが
ジルベール・ベコーの「帰り来ぬ青春」が好きと言って曲紹介をしてたので、
よく覚えてます。
ご本人も歌っておられた気がする。
ヤンさんも、ターコさんは憧れの一人ではないかなと思うのですが。

そんな、ある意味懐かしい曲が最後の曲でした。

これからも、ヤンさんには活躍してほしいと
強く強く思うのでした。

そして。
こんな時でも、どんな時でも、
生の舞台、音楽、エンタメがないと
生きていけないので、
出かけられるのなら
気をつけて行きたいと
思っているのであります。













Last updated  2021.01.23 23:20:02
コメント(6) | コメントを書く
2020.12.31
招待券を頂いて、彦根演劇鑑賞会の例会で
こまつ座の「私はだれでしょう」を見ました。
12月17日です。

井上ひさし原作
栗山民也 演出





井上ひさしだけあって、
長いです!
3時間越えで、休憩15分です。

でも、最初から最後まで、
目も耳も疲れを感じることは全くなく集中できて、面白かったですねーー。

太平洋戦争直後、
NHKのラジオ番組で、「尋ね人」のコーナーが人気だったという。

全国から手紙が来て、
空襲や疎開、引き揚げなどで会えなくなってしまった人を探してますというのを読み上げるというラジオ番組。
日本全国各地で、耳をすませて聞いてる人たちがいたというその番組をつくている
アナウンサーの女性たち3人、
その部屋には、言葉の研究員のおじさんが働いてる。
階上には、GHQが検閲のためにいる。

そこへ、サイパンで記憶を失って
「私はだれなんでしょう」という山田太郎?さんが来る。
たびたび、ラジオで読まれた手紙から、
いなくなってしまった「山田太郎」さんだったんだと連絡が来て、
その地へ行って再会を果たすが
どうも様子がおかしい、違う・・・となって、
なかなか彼は誰だかわからない。
そして、新しくGHQの将校としてやってきたのは、吉田栄作さん演じるフランク馬場で、
彼は実は日本の国籍も持つ、神奈川の山のほうの出身の人。

ラジオの担当アナウンサーの京子さんを演じる、朝海ひかるさん、コムちゃん。
さすがのお顔の小ささ、スタイルの良さと、
きりっと強い京子さんなのに、
ステーキやチョコレートの歌のときの
笑顔の可愛さが、
ほんとコムちゃんの魅力という感じでした。


そう。ミュージカルではないんけど、
歌が何曲も歌われて、いいんですよね。
最初の「耳」も、
コミカルな「ステーキソング」「シャワーソング」や
「おそらく……ソング」も、
「春の庭に」という歌も良かったんだけど、

一番心をつかまれたのは、最後の「ぶつかって行くだけ」という歌です。
コムちゃん演じる京子さんが、「尋ね人」のコーナーでは
広島や長崎からの投書がいっぱい来ているのに、
一度も読んだことがなかったという
ことを自らに問い掛けて、ある決断をするんですね。
そのときに歌った歌です。

パンフによると、この歌は、原曲は「私は誰のものなの」というもので、
マレーネ・ディートリッヒも歌ったという曲だそうですが、
歌詞は、井上ひさし。

山田太郎?さんの謎も、フランク馬場の過去と現在、
特攻隊員だった、京子さんの弟の話、アカナワの話
走り回っている組合の高梨の話も、長崎・広島からの投書の話、
いろんな話、情報が入れ子になっていながら、
つながって構成されているように思えた。


初めて知ったこともあれば、
そんな体験をすればそんなふうになるのかもしれないと思ったり。

社会や時代の流れで、戦争の状況に見舞われたとしても、
そう簡単には死ねないので(死なないので)、
生きていくしかないけど、どうやって生きていくんだとなったら、
やっぱり自分自身に恥ずかしくないように
一生懸命生きるのが、清々しいんだなと思った。

幕開け歌われた「耳」の歌詞は、

♪戦に敗れて
住む家がない
財布も空っぽで
お腹も空っぽだ
それでも死なずに
生きているのは
真空管のラジオが
あるからさ♪

というもので、ラジオの「尋ね人」を
日本中のみんなが一生懸命聞いていた
という様子をあらわしていたんだけど、

「財布も空っぽで、お腹も空っぽだ
それでも死なずに」というところまで聞いたとき、
そう簡単には死なないんだなと感じてしまったんですよね・・・


こんなふうに書くと
重苦しい舞台のように思えるかもしれないけど、
全然そんなことなくて、
面白いんですよ。

山田太郎?をやった平埜生成さん、
テニミュ出身だそうで、人気者だそう。
名前は聞いたことがあったなあ。
タップや柔道、いろんなことをやってて、
自分の記憶はないけど^^;目にしたものを即座に覚えるのが得意な人で
というような役で、いろんなことを慌ただしくやっていたけど、
魅力的でした。

こまつ座、
この作品も、演劇鑑賞会で近畿地方を回る前に、
東京でしばらくやっていたそうで、

2021年も、もう発表されています。
3月、4月に東京、横浜で「日本人のへそ」
井上芳雄さんをはじめ、コムちゃんも、
ほかにも有名な人出演で、人気ありそう。
もう前売り発売中。
大阪も来るとかちらっと聞いたような・・・

ほかにもあるそうです。
また見たいなあと思ったのでした。






Last updated  2021.01.05 13:24:51
コメント(0) | コメントを書く
2020.12.19
今週は、冷え冷えの、この時期らしいといえばそうで、季節を思い出したともいえる一週間でした。

14日はドラマシティで、安寿ミラ「40周年アニバーサリー・FEMALE15」
17日は彦根文化プラザで、こまつ座の「私はだれでしょう」を見ました。
とちらも本当に満足😊

あとはこもって仕事してましたが、
週に2つ見たら、
さすがに吹っ飛びます、もやもやも、
疲れも。



夕方の彦根。


夜の彦根。南彦根駅、初めて降りました。
暗くて、何にもわかりません。
安土を越えたら雪が積もってました。


しかし、一年早い。
つい、昨年の今頃はと思い返してみる。
ああ、あの頃、妹はもうとてもしんどい時だったな、それでもものすごく頑張ってたな、
もっと一緒にいてあげたり、してあげればよかったなと思うばかり。

あの頃、
妹と「スカーレット」を楽しみに見ていて、
妹としては、ドラマは途中になってしまったけど、
まあ、武志の話のところは、妹は見ることがなかったのは辛くなくて良かったのかもしれないと思いながら、
私は全部見た。

あのとき、きみちゃんが武志に、「お母ちゃんが絶対なんとかしたる、治したるし」と言って、武志は悲しそうな、なんとも言えない顔をしてたんだけど、
その時、私は、きみちゃん、その言葉はある種傲慢やで、何もわかってない言葉やでと思ったんですよ。
きみちゃん自身が自分の戸惑い、辛さのために言ってる言葉ですからね。

それを同僚に会った時、話ししてて、
同僚は黙って聞いてくれてました。

後になって、ドラマの終わりの方で
きみちゃんは、自分のあの言葉は間違ってた
と言うんです。
同僚は、そのセリフを聞いた時、
私の感想を思い出して、
私のその時の思いを想像したそうです。

ありがたいことです🥲


今期の「おちょやん」で、
この前、歌舞伎役者の早川延四郎さんと、おかみさんのお別れのところ、
延四郎さんの、皺がいっぱいの泣き笑いの顔、あれは、もちろんおかみさんのことも含めて、過ぎてしまった日々、生へのいとしさ
、離れがたい思いのように思えた。
恋の思いだけじゃなくね。

その後の、女優の百合子さんの
「カチューシャ可愛や」を歌いながら、
道頓堀を一つ一つ見納めるかのように
見ているところも、
過ぎ去る日々への別れでした。
百合子さんの場合、まだ人生は続くけど。


でも、
時は過ぎてゆく、
そこに思いは残るというのを
感じるこの頃。









Last updated  2021.01.03 20:31:24
コメント(4) | コメントを書く
2020.11.24
11月7日マチネ、ドラマシティで
『おかしな二人』を見ました。

大地真央、花總まり主演ということで、





宝塚退団以降、生の舞台は見たことがなかった大地真央が、大阪に!
ということで、見に行きました。
でも、退団公演は見たかなあ、どうだったかな。どちらにせよ、三十数年ぶりなのかな。


エリザベートでおなじみの花總まりちゃんと2人のお話ということで、
ニール・サイモン作、原田諒潤色・演出。

まあ、なんていうか、
さすが大地真央は、健在だった!
まりちゃんも、女王様じゃないまりちゃん、
思いっきりやってて(顔つきも)、
でも、どんなにやっても可愛い。

掛け合いも面白いしね。

だけど、このまりちゃん演じる
フローレンスというのは、
「病的にきれい好き」というひとことでは
済まされない、問題な奥様です。

真央演じるオリビアというのは、
スポーツキャスターのキャリアウーマン、
おしゃれで快活な女性なんだけど、
片付けは超苦手で、離婚した旦那に
まだお金を送ったりしてる。
いつも、友達4人が家に来て、ボードゲームなどしてワイワイ夜のひとときを過ごす。

そこへ、お金持ちの奥さんで友人のフローレンスが、離婚されたと言ってくる。

というところから始まります。

結局、じゃあ、しばらく一緒にここに住む?
というオリビアの誘いに乗ることになるんだけど、まあ、大変と。

部屋はとっても片付いて、
お料理も手作りの食事にこだわって
(いや、それ自体は誰も文句は言わない、
いいことなんだけどね)
色々人のこと、家族のこと、先走って勝手に心配してウザがられる。

人の話、聞いてからにしたら?
人の心配してるフリして、自分の不安やよりどころのなさを押し付けんといて
って言われるやつね😓

昔から、洋の東西を問わず、
これは困るでっていうのは
変わらないんだなあ・・・

結局、最後、
オリビアが、あんたは台所と自分の部屋以外、私のいるところに来ないでと
宣言したら、じゃあ出て行くってことになったんだけど、
まあ、捨て台詞もあってね🤭

オリビアがピキッときたのは、
1つは、
「あなたはいいわね、スポーツの何が勝ったとか言ってるだけの楽しいお仕事でね」
というやつ。

オリビアも別に、何もかも余裕のよっちゃんでやってるわけじゃなくて、
色んな思いを抱えながらも、
仕事は当然誇りを持って取り組んでるし、
人生全般においても、失敗しながらも、明るく、前向きにやっていこうとしてるのにね。

それは他の4人の友人たちもそうなのよね。

もう一つ、それは言ってはおしまいだよっていうのが、
「私を追い出したら、あなたは罪の意識を頭の上に乗っけていくのよ」(大意)
ってやつ。

この2つには、オリビアは怒って反論してました。
でも、分かってないでしょうね。

まあ、一応、こんなフローレンスも、
最後に、みずからある行動を決意して、
実行に踏み切れたので、
とりあえずは一歩、実質踏み出せたのは
良かったのかな。

フローレンスが「ベリーベリービジー」と言ってにっこり出ていったあと、

散らかったタオルをたたむオリビア、
あの集中力というのかな、
あそこはさすが真央!って思って、
とても懐かしかった。

そして、みんなでやってるゲームに絡めて、
『オズの魔法使い』の「オーバー・ザ・レインボー』を突然歌い出すんですよ。

♪「Some where over the rainbow 〜

ちょっと泣けました。

でも、みんな、頑張ってるんだよね。

そういう人の先頭に
やっぱり立ってくれるんだ
と思わされる、
そこは宝塚男役トップスターの精神のあらわれだなと思わされるような姿でした。


そして、
なんとフィナーレ付き‼️

舞台は、ニューヨークのオリビアの部屋という設定だったので、
その窓の外、大都会・ニューヨークのビルの景色の中で、
ニューヨークを舞台にした作品が歌われたと思います。
曲名は忘れましたが😅
知ってる知ってるって曲ばかりです。

真央とまりちゃん、
世代が違って、
宝塚時代、全く被らなかった2人、
合いますねーー😍 すてきです。

最後の最後の曲、
♪いこう、いこう♪なんとかかんとか〜
っていう曲は、
宝塚時代、大地真央リサイタルの曲だったんじゃないかなーと思うのですが、
どうだったでしょう。
リサイタルじゃないかもしれないけど、
宝塚の主演作のテーマ曲だと思います。

原田っち、なんて親孝行なんでしょう😆
エライ!

というわけで、満喫しまして、
喉が渇いたので、
ルクアの下でクラフトビール飲んで帰りました。






Last updated  2020.11.24 19:15:39
コメント(2) | コメントを書く
2020.09.04
9月3日 京都芸術大学(旧京造)の京都芸術劇場春秋座にて、6日まで行われる立川志の輔独演会に
行ってきました。











当日券はなし。
検温やら消毒液、マスク着用は
そんなの序の口、当たり前。
長い通路に矢印線、
劇場では当然だろうと思われる、
モギリは自分で、紙類は袋で自分でとる、
退席は順番にアナウンスごともやって、
半券には連絡先を書き、
それに使った鉛筆は、使用したら消毒するために別の箱に入れる。

そういうことがされてました。
かなり早目に開場したので、
座席で待機。
もちろん座席は市松模様。

志の輔さんの落語会は
面白くて人気というので、
楽しみにしてました。
チケット発売に気づいたのが遅かったので、
もう二階のバルコニーしかなかった。


幕前や幕間のお囃子は録音だと思われるけど、開演ブザーがなったら始まるお囃子は、
幕の向こうから聞こえる生演奏。(たぶん^^;)

胸が高まります‼️

あ〜幕が開く前のドキドキ。
それは宝塚でも、志の輔さんでも変わらないのです!(あ、何気に失礼?😅)

前座があって、八番弟子さんが出てこられて、あ、そうか前座があるんだと
一瞬思いました、正直。
志の大さんも一瞬で感じられたんでしょう、
客席の圧を。
皆さん、志の輔師匠を今か今かとお待ちでしょう、
みたいなことをすぐ言われました😉


そして、志の輔さん、登場。
大きい人に思えました。

「ガッテン」でおなじみの大きな声で、
全体にとても聞きやすく、わかりやすく。

枕で、コロナ周りの話をかなりたっぷりと。
面白かったですよ。

最初の話の「親の顔」は、可愛らしくもあり、笑える話。
2つ目の「徂徠豆腐」は、人情噺というのかな、
笑いつつも、人の姿が浮かんできて味わい深く、
う~ん、なるほどなあとしみじみと思うところがありました。

2つ目のほうは、豆腐屋さんが豆腐を水から出してきて
売るシーンの、水を切るところとか、
それを買って食べる、長屋に住む貧乏学者の食べる仕草が
落語らしく楽しめます。

豆腐を食べるところは、最初のほうの貧乏学者が食べるところと、
最後のシーンで、かつての貧乏学者と思っていた人が実は立派に出世した
人でという、同じ人が同じ豆腐を食べるんだけど、

時がたって状況が変わって、いろんなことがあったという中で
再び出会ったときの豆腐を食べるシーンというのは、
同じ仕草で食べるんだけど、違うように見えるんですよね。

同じだけど違うものというのは、
時がたって、事情が明らかになったということ、
時が過ぎていく間、忙しさにまぎれつつも、
ずっと心に残っているものはあり、
それが最後に報われるということはある--

さっきよりちょっとゆっくりやっているのもあるでしょうし、
客席もまた、2人のやりとりも聞いたし、ずっと話を追ってきたので、
まあ、息を詰めて見ているところもあります。

大注目の中での豆腐を食べる仕草、目玉のシーンだなと思いました。
そのシーンのときには、改めてスポットライトが当たるような、
きらきらが舞い降りるような、
そんな気さえしました。

豆腐屋さんのおじさんというのも、
単純なようで、ちょっと味がある感じ。
おかみさんとかおばさん役の時も、
なんか乗り移っているようで、似合ってる。

落語って、笑えるのが楽しいというのももちろんあるけど、
1人で芝居の世界をつくって、見えるようにはなして聞かせる
というのがすごいな、面白いなと感じます。


2つ目の演目が終わり、幕がおります。
そして、再び幕があき、ご挨拶。

志の輔さんにとって、3月以降、初めての独演会だそう。
無難をとって何もしないという手もあるけど、
春秋座さんは最大の努力をして、チャレンジしてくれた
と言う志の輔さん。

それだけやっても何があるか、どうなるか、分からない、
でも、やっぱり生の舞台でなければ味わえないことがあり、
力をもらえることなんだと志の輔さん。

それは、出演者の糧というだけでなく、
観客の私にとっても、日々の生活を送る上で
ちょっと先の目標、生きる喜びなのですが、

他の舞台でも、同じ思いの
たくさんの人がいるんだと思って、
志の輔さんの挨拶にちょっと涙いたしました。






Last updated  2020.09.05 07:02:17
コメント(8) | コメントを書く
2019.08.01
京都シネマに、映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』を見に行きました。

公式はこちら​。



海外ドキュメンタリーって感じの映画だった。
一部、ドラマっぽいシーンもあったけど、それも説明の一部という感じかな。

第一次大戦前後のウィーン、
前の時代とは違う、新しい芸術をという作家たちの活動。

性によって決めつけられたことへの疑問、違和感に着目するようになってきた、
表わされてきた時代ということなのかな。
特に、表面的な取り繕いが大事なウィーンにおいて。

シーレを最初に知ったとき、すごいなと思ったものでした。
すごく惹かれるものがあった。映画の中で言われていたように、
若い人が心揺さぶられるものがあるよね。

痛々しく感じる線、
表面を取り繕うために隠しているものを
描き尽くしたいという感じ。
あばいてやりたいというわけではなさそうなんだけど、
そんなところに、若い魂(//∇//)は惹かれるんだろうな。

でも、映画の説明を聞く限りでは、
今の私から見たら、やっぱり痛々しいシーレと思うよなあ。
モデルとして描いてきた、恋人の女性は、
下流の出身だからといって捨てて、中流階級の女性と結婚するとか、
なんとなく、「彼女は頭が悪いから」と言ったという、事件になった東大生のセリフを思い出した。

でも、わいせつな絵を描くということで長く拘束されるというのは、
やっぱり辛いなと思う。


クリムトのは、大きい作品を見たいなと思った。
体力、気力の半端ない人だったんだろうなという気がする。

ウィーンの街を巡っているかのような
映像で、観光案内にもなる感じ。
ちょっとずつだけどね。
ここは行ったなーとか、なんで行かなかったんだ?とか思いながら見ました。

私はあの頃、ベルエポックとか、両大戦間とかに関心があって、テーマだったので、
分離派美術館とかあの辺は見に行きました。
それで、シェーンブルンは行ってないという(^^;;
フロイトの家は行ったのを思い出した。

フロイトばやりで、実験台として
調査されつくした子の自殺とか、
クリムトらの絵画だけではなく、
工房の発達とか、
女性カメラマンでアイデアて売れっ子になった人とか、
クリムトの恋人のデザイナーとか新しい社会の波に乗った女性、
また古くからのサロンのマダムというかパトロンの女性や、
舞踏会デビューの若い男女たちの話も出てきて、興味深かった。

音楽も楽しめた。
すぐ曲が代わって、もうちょっとたっぷり聴きたいという気はしたけど。
ブラームスの交響曲第3番第3楽章、『翼ある人々』を思い出させる^^
メロディックでせつない曲もあったし。
ベートベン、マーラー、シェーンブルクと
ウィーンの音楽と美術のつながりが深いことを思い出させてくれる。

一番いいなと思ったのは、
ずっと流れていたクラシックの名曲じゃなくて、最後のバンドネオン?の曲。
なんていう曲だろう。

そして、バンドネオン奏者のいた、ウィーンの街を見下ろす丘みたいなところからの
風景がよかった。

あふれるような情報量の映画でした。






Last updated  2019.08.10 10:13:37
コメント(0) | コメントを書く
7月6日(土曜日)マチネ
クラブセブンゼロ。




昨年は見なかったし、2年ぶりかな?
のクラブセブン。
何回目かな、ちょっと懐かしいとさえ
思っちゃう^_^

今回、女性ゲストは
北翔海莉さんと沙央くらまさん。
沙央さん、こまちゃん、
男役さんだった人だけど、
かわいいーー細い、美人ーーって改めて思った。魅力的。

北翔さんは、さすが何でもできちゃう人なんだな、やっぱりと思った。
着物着たクラブのママという役が何度かあったけど、似合ってる^_^迫力があって。
北翔さんで好きだなーいいなーと思ったのは、ジャズを歌ったところ。
こまちゃんと2人で歌ったところも含めて、
数曲あったけど、うまくて聴き惚れました。
特にFever、2人ともかっこよかったです。


おなじみの実力者たち、
玉野さんに、吉野圭吾さん、
ニャンコ先生の西村さん、
ふとっちょと言われるけど声がよくて、歌の上手い、大山真志さん、
それに、かっこいいダンサーの東山義久さん。

いつもながら面白くて、大笑いしながら
目が離せない状態です。

いっぱい笑ったけど、
一番笑ったのは、

映画監督のシーンで、
今のシーンを〇〇風にやってみて
というやつ。

私がみたときは、エリザ風に再現ってやつでしたね。最初、レミゼ風という指示だったけど、北翔さんがエリザで良い?って聞いて。
こまちゃんと東山 さんは日本の古典芸能風で。
2組のやりとりが、エリザと古典芸能の交互にされます。アドリブで。

面白かった😊


そして、話自体はどうってことないけど😅
雰囲気がよくて、演技とかたたずまいに
結構ジーンとしちゃったのが、
ミニ芝居。禁酒法時代のというやつ。

女性2人は酒場の女と思ったんだけどーーってやつで、吉野さんと東山さんがそういうグループの一員でーって感じだったんだけどって話。

玉野さんのここの創作のところは、いつも、
結構シリアス調なんだけど、
どう捉えていいか?と思う時もあった。
今回は、見てて受け取るのに困るってことはなかったし、それぞれの人の雰囲気とか味があって良かった。

男性陣だけでの
マイケル・ジャクソンのスリラーとか、
とってもかっこよかった。

あと、五十音。
もー何があったか忘れたけど^^;
楽しかった!

客席降りのとき、
すごいスピード感あって、風圧に
驚きました。

そして、こまちゃん、
何度も言うけど、細い、キレイ。
客席降りで近くを通られたので
やっぱりひゃー🌹というものを感じました。

面白くてカッコいい、
いつものことといえばそうなんだけど、
なかなかそんなのはないもんです。


帰り道、
この日は時間がなかったので、
阪急電車の中央改札だったかの
下のところのビールコーナーで🍻






Last updated  2019.08.01 08:33:06
コメント(0) | コメントを書く
2019.07.23
チケットをいただいて、
南座のOSK公演を観ました。

一度見てみたいなーと思っていたOSK、
経営危機とか解散から、復活して、
最近は、宝塚のOGさんやOB演出家やスタッフなどかかわっている方も多いという話も聞くし、ダンスがうまい、そして濃いという話もあるし、興味ありました。



この日は先斗町の総見?
なんていう言い方か、忘れてしまったけど、
舞妓さん、芸妓さんがたくさん見にこられててとても華やかな客席。



一部は、『海神別荘』という歌劇。
泉鏡花の話をもとに作られたオリジナルで、
海の底の竜宮城にいる海の公子のところに、
「陸の美女」が、陸の人間の村から贈られてきて、その代わりに海の幸や宝をたくさんお礼としてあげる、という話を題材なんだけど、なんか圧倒的なものがあって、
良かった。魅せられました。

要は、よくある海の神へのささげものとして人身御供を差し出すかわりに、豊漁などを願うという民俗的なものから発想を得たお話ですね。

悲しんでいた陸の美女は、豪華な海のお城や宝物を見て、陸に一回行って、知人に見せびらかしてきたい、幸せでいるということを言いたいと言って、公子は呆れながらも認めてやる。
しかし、行ったところで、美女は人間には白蛇にしか見えずに、実の親にも叩かれる。

この白蛇さんのダンスが、とってもうまい。
陸の美女さんと役を分けて演じてるんだけど、陸の美女さんもきれいな、雰囲気のある人。
海の公子、「若」と呼ばれてたけど、
大きくて、すごい存在感のあるトップスターの桐生麻耶さん。

美女が連れられてきたときの、籠にあたるのが、タツノオトシゴの乗り物。
これもとっても印象的でしたけど、
セットは松井るみさんのようです。

二部は、ショー。
ジャズやクラシックの曲で、テーマ的には宝塚でもよくあるものが多いわけですが、
かっこよかったですし、なんせダンスのキレが良くて、ジャンプも高い?
人数がそんなに多くないのもあって、
一人一人の動きがよく見えて、
動きの良さを十分味わえます。

ベートーベンの運命で、あれだけたっぷり踊って、ひきつけ続けられる桐生さんの握力^_^ってすごいなと。
その前のビバルディの四季から夏、も好きな曲だし、ダンスも魅力的。

ジャズのシーンも、十字架の前で踊るのも良かった。
最後の桐生さんと娘役さんのデュエットダンスも、素敵でした。

でも、一番テンション上がったのは
最後の最後の、「桜の国」というOSKの歌に合わせて、ピンクの傘を回したり開いたりするやつ。
客席にも小さい傘を持ってるお客さんがいっぱい。
傘さばきがすばらしくて、盛り上がってしまいました😁

楽しかった🌸


幕間は、とらやでお弁当を買って
食べました。
前日に電話で予約したんですが、
受け取って座席かロビーで食べるのかなと思ってたら、虎屋の喫茶コーナーのテーブルにセットされていました。




とってもとっても美味しい、
よねむら監修のハンバーグ弁当。
とらやの羊羹付き。

小さいサイズで食べやすくて
可愛いのも好ましい😍

Wちゃんが、年取ってもこんな風に
たまに、芝居観に来てゆっくりお弁当を味わいたいなあって言ったけど、
ほんと、そう言いたくなる雰囲気、
まさに伝統の南座なのでした。












Last updated  2019.07.23 00:53:55
コメント(8) | コメントを書く
2019.06.16
京都シネマで「嵐電」を見てきました。

日に一度の上映ということもあってか、
混んでますので、見に行かれるなら早く到着する方がよいですよ。

自分の住んでるところ、生活を
映像として客観的に見たらどんなだろうと、
たとえ世界の観光地・京都に住む人であっても思ってるもんだなと思った^_^
大宮から歩いてきたでしょーというような
おじさんたち、町内会?みたいな感じもいくらかありました。

嵐電沿線の雰囲気は、独特のものがあるような気はする。
映画で中心的に描かれていたように、
帷子ノ辻で嵐山方面行きと北野方面行きは乗り換えるので、
ちょっと違う雰囲気もあるんだけど、

特に大宮から西院のところは家のすぐ裏を走って、家々を縫うような感じだし、
北野の方も、家々の間ではあり、
桜のトンネルをくぐり、なんだか山を近くに感じ、
生活を感じる路線。

映画のセリフでちらっと出たように、
特に嵐電沿線は地名が、読むのが難しくもあり、きれいな言葉。
帷子ノ辻、有栖川、常盤、御室、太秦、蚕ノ社・・・

のわりには?!庶民的な、働く人の風情を感じる。撮影所があるように。
北のほうは、結構お屋敷が続くような気はするけど。


そんな路線、京都の街を舞台に、
3組の世代の違うカップルが出てきて、
電車や駅ですれ違い、ほんの少し立ち止まり重なりーーというのが、なさそうで、ありそうで、
いや、嵐電なら(人混み的にも)なんだかあるのかもという気にさせてくれる。

ただ偶然に、いつも広隆寺の駅で見かけ、
でもすれ違うだけの3人が、
ホームそばのカフェ銀河(これはセット)の前で、
今までかわせなかった言葉を思い切って言ったとき、
結構、その人にとっては重要な事柄に触れていて、
内面の変化につながったシーンは、
演劇ぽく盛り上がって、わかりやすかったな。

嵐電おたくの8ミリ少年の子午線君、津軽からの修学旅行生の南天ちゃん、
そして、井浦新さん演ずる、腰をいためた妻を思いながらも1人京都にいる作家、衛星さんのシーンです。

お弁当屋さんでバイトして、撮影所にお弁当を配達した嘉子さんと、
東京から来た俳優で、京都弁を嘉子さんに教えてもらう譜雨さんのやりとりも
結構胸キュン。

御室の駅前で、嘉子さんが言う「否定で返さはるのに、要求だけはストレートですよね」
から始まる一連のやりとり、
京都から出たことない、人と付き合うのも苦手という嘉子さんと
譜雨さんが、まるで昔からよくある、京都の芸姑さんと東京から来た作家とか俳優の
小説やドラマなんかを彷彿させるというか。
でも、その後の展開は若々しくて、
嘉子さんを演ずる大西礼芳さんは、魅力的。

帷子ノ辻の名前の由来のように、横たわる嘉子さんに白い布がかけられると、
自分の中から、
気弱で人見知りで、自己否定の強い自分が消えていくところとか、

帷子ノ辻駅の入ることはできるけど、出られない回転ドアとか、

セリフで、
「京都タワーは、海のない京都で、屋根瓦を波に見立てて灯台みたいに」
というセリフがあって、後に、波の音がしたときがありましたよね? たしか。

嵐電のばけもの電車というのは、夏によくニュースになっていた気がするけど、
そういうところからなのか、あるいは森見登美彦の狸もののイメージもあるのか、
狸と狐の車掌さんが出てきて、祇園祭のお囃子が鳴る、
パラレルワールド風になっているところも
やはり、ありそうだなという気になって、よかった。
狸と狐の車掌さんのセリフも、ちょっと感動した。
「私は私のことしか考えてへんねんけどな」とか(笑)

いつの間にか変わってしまう、というのも、
誰もが知っていることだけど、忘れていたり、気がつきたくないこと
なのかもしれないという、普遍的なテーマだなと思ったり。

街の人が集まって、古い嵐電の映った8ミリを見るところ、
衛星や嘉子も一緒に見ているけど、古い嵐電の映像を見ながら、
それぞれが自分のいた嵐電、自分の大事な人との嵐電を思い浮かべながら
同じ映像を見ているというところが、好きだった。

鈴木卓爾監督は、京都造形大学の映像科の准教授で、
京造の学生さんが俳優やスタッフで参加されていて、
パンフで井浦さんも言っているように、学生さんに、
授業だけでは伝えられないことを伝えようとしているのが
感じられて、優しい人なんだなと思った。
また、学生俳優さんたちの動きも若くて、眩しい感じで
いいなと思った。


といろいろ、思わずつらつらと書いてしまったが、

西大路三条の駅にたたずむ井浦新・・・
なんといっても、今すぐ見に行きたい!と思ってしまうかっこよさでした^^
・・・いや、ありえへん・・・

ただ、嵐電といえば、
西大路過ぎたあたりからの路面電車になっているところの
夜のイメージ、線路に自動車が入り込みそうでこわいーという
イメージが、最近の私のイメージ。
山ノ内のあたり、結構暗いからね、夜。
大きな工場、団地、学校、そして線路。西へ向かう暗い道。


夜に、大宮から西院の間とか、帷子ノ辻からの北野線とか
乗ったことがないので。

そんなこともあって、私も、夜の嵐電、乗ってみたくなった。








Last updated  2019.06.16 22:02:02
コメント(0) | コメントを書く
このブログでよく読まれている記事

全35件 (35件中 1-10件目)

1 2 3 4 >

PR

X

Copyright (c) 1997-2021 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.