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2004年06月18日
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カテゴリ:★★★な本
このHPに感想を書こうというきっかけになった本です。

芥川賞、芥川賞ということばかり話題になっていたようで、私は専ら図書館で本を借りて読んでいるので話題作はなかなか読めませんでした(^_^;)

まず書名の「蛇」と「ピアス」。
スプリットタンという言葉が冒頭から出てくるので、ほぉ~とすぐに納得がいきましたが、ようするに舌の先を蛇のように別れさせるんですね。
舌にピアスをあけて、その穴をだんだん拡張していき、最後は切ってしまう。
痛い~~!想像するだに痛い。
舌のピアスの後、主人公のルイは刺青にも手を出します。
こういう、ある種「自傷行為?」といえるようなものがメインのストーリーと言えるかもしれません。
他にもSMの性描写も結構露骨で、嫌い!受け付けない!という人もたくさんいると思います・・・・
事実、レビュー記事は辛口の物がおおくて、これで芥川賞?どこが芥川賞?というようなものばかりですが(^_^;) 


私はこのお話は面白かったと思います。
こんなに深い余韻に浸った本は、最近はなかったと思うくらいです。
アンダーグラウンドの話を書けば話題性がある、とかそういう問題だけじゃないなにかがあると思います。
だから是非、若い世代の方に読んでもらいたいと思います。
きっと共感する人も多いんじゃないでしょうか。





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最終更新日  2004年09月10日 18時40分05秒
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