ポルトガルからの便り
今日は肌寒い。荒野に、焚火のはぜる音が響く。重ねた枝と枝との間に垣間見る炎はなんて明るく透き通っているのだろう。この枝の堆積の中の空洞には炎の国があるのだ。熱くて美しくて何もかもが燃えてしまう国が。火傷や黒焦げの死体が愉楽の声を漏らすような国が。私は昨日悪いことをしたから炎の国に連れ去られ燃やされるのかもしれない。そう思うと胸が切なくなるようだった。炎の国では罪が罪でなくなるだろう。罪は燃えあがり透き通った明るい炎になるのだ。雲丹女さんからいただいたおはがきです。とても気に入っています。ちょっと詩みたいなものを書いてみました。