繰り返す朝
朝のプラットフォームに滝のように流れ込む光浮かび上がるひとびとの顔は穏やかで無表情で草食動物の群れのよう(そしてこの光をここにいる誰とも共有していない)どこからともなく古い電車がやってきてひとびととわたしはそれに乗りどこかへ行く(アビコ発 カスミガセキ行)窓の外を流れるのは過去の風景いつも、今ではないドアのわきに立つサラリーマンの眼鏡が光を白く反射する合図のように思えてそれが何をイミするのか考える何かのイミがあるはずなのだと今この電車に乗っていることにもいつか忘れるはずの今日を生きることにも