生かす
たとえば、歩いていてふと一歩体を右に移動した瞬間、猛スピードの自転車が左をすり抜けていくような時、実は数え切れない偶然が重なって今生きているのじゃないかと思う。
もし体を左に動かしていたら、自転車とぶつかって大怪我をしたかもしれない。
そもそも、宇宙が出来て、その中に地球が出来て、父母から自分という存在が生まれたことが、ものすごい偶然の重なった結果の奇跡なのではないだろうか。
自分以外に誰も自分を救えないと決めたけれど、そもそも生は自分が作ったものではなく、父母が作ったものでもなく、ひとつの奇跡なんだと思う。
今まで、生きてきたのと同時に、この宇宙に生かされてきたのだよ。
谷川俊太郎の詩に生かすという詩があった。
たしか
咲いている花やそこにいる犬がわたしを生かす
というような詩だった。