一期一会

もう～、大っ嫌いです。気持ち悪いっ。きらいっ、きらいっ!

手の平サイズのデカいやつなんかは言語道断、どんだけちっこくても逃さず始末してきた私です。
実家にいたころ、ちっこいクモを見つけた妹が、
『ねーちゃんに見つからんでよかったなあ』
とか言いながら逃してやっていたとか。
私なら絶対に逃さん。はーはー。

父は、朝に出てくるクモはいいクモだから、殺したらアカンと言うてましたが、クモ嫌いの私にとっては、朝に出ようが夜に出ようが、クモはクモ。
頭がいいから、威嚇して反撃してくるのも気持ち悪いよ。

今朝もいつものように朝に帰ってきたのですが、部屋に入ってコップ一杯の牛乳を飲んで、黒酢サプリメントを飲んで、ハア、ヤレヤレ、寝よか、とベッドによじ登ったらなんか変。
ベッドがミドルタイプのベッドなんで、天井がすぐそば・・・でもないけれど、結構近いんですよ。
ん?天井に何かいてる?
あの黒いのは何?
もしや、クモ?
ちっこいけど、クモ?
まぎれもなく、クモ?
いやあああっ、クモち悪いし。

昼間ならば掃除機で有無をいわさず吸い取るんですが、まだ朝の6時過ぎぐらいで、こんな早朝から掃除機かけたら近所迷惑でしょ。
でも、見逃したらまた出てくるかもしれへんし、いてると思ったら怖くて眠れないし、これは息の根止めないとって、手元にあったフローリングワイパーですかさず天井をゴシゴシして、クモさんをつぶしました。
はーはー。恐怖で心臓が止まるかと思った。
でもあんまり力任せにグリグリしたもんだから、つぶれて天井にシミはつくわ、カタチはないわでいやはや。
たぶんクモだと思うんですけどねー、完全につぶれてグチャグチャになってて原型が何だったかわかんない。
そして名残の天井の黒いシミ。
天井に黒いシミをつけたままだと思い出して怖いから、フローリングワイパーにウエットタイプを巻きつけて天井をふき取りました。
もうー、朝から大変よ。

その後、安心して寝たのですが、なんとなくまだどこかに別のヤツが潜んでいそうで・・・ゾワゾワします。