つぶやき書いてます

2005/06/10(金)11:20

洗脳される・そして旦那に感謝する

つぶやき(145)

昨日・・・着物会社による、新作コレクションを見に行ってきた。 着物は成人式で振袖を着たのみ(しかも着物はいとこからレンタル) であるこの私が、なぜまた?我ながら不思議である。 先日浴衣を買ったことはここでも述べましたが・・・そのとき対応してくれた、 若い新入社員女性Yさんが、「こんなのありますがどうでしょう?」 と勧めてくれたのが今回のイベント。 もともと、着物には多かれ少なかれ興味があった。 着物を着ている女性を見かけると「いいな~」なんて思ったりもした。 私は基本的にジャンルにこだわらず、美しいものが大好きである。 着物を見ていると、癒されるな~と常々思っていた。着物でなくても、 芸術作品でも宝石でも景色でも、美しいものは美しい。 まあそんなわけで、駅で待ち合わせをし、スタッフに博多までの回数券を 渡された。イベントといっても、要は着物を宣伝して売り込むのが目的。 今回は、斉藤三才という人のコレクション。 その道では有名らしいのだが、私は全く知らない。 「まあ!三才先生を知らないの!?そんな方はここに来る資格なんてなくってよ」 なんて、有閑マダムの声が聞こえてきそう。 (実際には聞こえてきませんでした) イベント会場に着くと、そこでは前もって知らされていた ケーキバイキングがある。 好きなだけどうぞ!と勧められるが、朝からケーキは正直きつい。 幸い、サンドイッチがあったから良かったけど・・・ 日航ホテルのケーキでしたが、プリンが非常にうまかったです。 その他は可もなく不可もなくといった感じ。 三才氏本人の挨拶やら、ビデオ上映やら、先生を持ち上げまくった後は・・・ さあ!ここはスタッフの腕の見せ所。 いかに沢山三才先生の作品を売るか否か。 私には、先のYさんと、浴衣を買った店の店長がつきっきり。 「これを選んでみたのですけど」 と2つ反物を見せてくれて、実際に試着もしてみた。着るのはタダなのでね。 確かに素晴らしい着物だと思う。私は着物は持ってないし、何も知らないけど 見て素直に「素敵だ~」と思えれば、別に着物に詳しい・詳しくないは 関係ないと思っている。私は単純なヤツなのでね。 職人さんが、何枚も作る着物と違い、三才氏のは一点もの!だから価値がある! というのはよくわかる。 美しいものならば、当然付加価値として値段もつくでしょう。 高いのもわかります。 でも・・・ 草履13万はいくらなんでも高くありませんか? 買わねーよ!! バッグ6万!?どうみても、何の変哲も無いバッグですけど。 ケンカ売ってんのか!? 周りを見渡すと、圧倒的におばさんが多いけれど、私と同年代 くらいに見える女性もちらほら。 みんな真剣に試着している。見渡すと、どれも確かに美しい着物ばかりで、 どれも欲しくなってくる。「え~まさか」って思うかもしれないけど、 本当にどの着物もとてもきれいなのだ。 ただ、見て楽しむ絵画などと違って、着物は当然着るものであるから、 見ただけでは決められないのがミソ。着てみないと、似合うかどうかわからない。 色によって、印象もだいぶ変わるものです。 というわけで・・・美しいものに紛れ、ついでに試着した姿を写真に収めた。 「いかがですか?値段を出してみます」 お、来た来た。 その店長は、決してしつこく売ろうとして目を血走らせてるわけでもない。 売り上げアップだけを追求して、しつこく進めてくるヤツというのは、 話を聞いてれば少しはわかる。(つもり) 一生懸命、私のためにあれこれ動いてくれているのもわかるし、 私自身とても気に入った着物であるのも確か。 が。 「すみません、私の一存では決められないんですよ。ウチの家計は旦那が 管理してるものですから」 というと、言い訳だと思ったのか、「大体みなさん、ご主人には内緒でローン 組まれてますよ」と店長。 それはわかるけど、ウチはマジで旦那が管理してますのよ。ハイ。 いくら隠したって、後々ばれるでしょ。 専業主婦の立場では、何もいえません。 「まずは、現物を旦那に見せてみないと、なんとも・・・」 というわけで、後日旦那に現物を見せることとなった。 旦那に内緒でローンを組むことなど、絶対にできないのだ。 殴られるとかそういうんじゃないんだけど、私の良心が痛む。 散々旦那のグチばかり言ってて、何をいまさら・・・って思うかもしれませんが。 うちの旦那は、基本的に私が必要で、旦那自身が納得したものであれば 何も言わず買ってくれる。 だから300万もする太陽光発電や家、投資信託、国債、家電あれこれ・・・ などなど、すべて購入してくれた。 何も買ってくれないのであれば、影でローンを組んだり、こっそりバッグを 買ったり私もしていたと思う。 考えてみたら・・・いろいろ買ってもらって申し訳なくなってきた。 バッグ一つでも、「そういえばこれも・・・」なんて罪悪感も出てきた。 トホホ・・・ な気分になったり、美しいものに囲まれ癒されたり、色々考えた一日であった。

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