敬老饅頭お届け〜
私たちが住んでる地区は、敬老の日に小学校で敬老会がある。
で、おみやげに和菓子が配られるらしい。
数日後、敬老会に出席しなかったお年寄りの家にも和菓子が届けられた。
うちにも届いた。
と言うか、今年はうちがお年寄りのいる家に和菓子を届ける係。
自治体から預かった和菓子の箱を、ボランティアさんたちと手分けして町内のお年寄りのいる家に届けた。
かあさんは特養に入ってるから家にはいないけど、かあさんのための和菓子だから、かあさんの所に持って行かないと仕方ない。
で、和菓子を持ってかあさんを訪ねた。
3階のいつもの席にいたかあさんの手を引いて、2階の会議室に連れて行こうとしたら、
いきなり、トイレに行きたいと言い出すかあさん。
2階で行こうか?
大丈夫かな?
大丈夫、大丈夫。
とスタッフさん。
そうだね。
紙オムツはいてるし。
2階に降りて、トイレまで連れて行く。
けっこう遠い。
かあさん、私に杖を預け、1人でトイレに入って行った。
いきなり水洗のレバーを押して水を流した。
だけど、じきに水が止まってしまった。
あれ。
水が止まってしもた!
かあさん、困ったような声。
なんで、最初に水を流す?
音を消すための音姫効果?
かあさんは耳が遠いから、自分ではよく聞こえてないと思うけど、そんなこと気にする?
それとも、水は使用後じゃなくて使用前に流すって間違えてる?
とりあえず、ちゃんと座って使用してるようだから何もせずに待つ。
使用後、立ち上がって、
杖がない。
杖はどこや。
と騒いでるから、
カーテンの仕切りを開けて、杖を渡した。
ちゃんと自分でズボンも上げて、問題なく事を終えた様子。
だけど、自分で水を流すつもりはないみたいなので、私が水洗のレバーを押した。
やっぱり、水は後ではなく、前に流すものと思ってるのかな。
でも、ともかくちゃんと自分でトイレをすませたかあさん。
要介護4から2になっても不思議はないね。
会議室のテーブル。
かあさんを椅子に座らせた。
自販機でお茶を買って来て。
と言ったのに、ジュースを買って来る夫。
ま、いいか〜
あんたらも飲み。
これ、おいしいで〜
と、毎回自分が口をつけた缶ジュースを夫や私に回そうとするかあさん、
今日は紙コップ持参してる。
前もって、私たちの分少しずついただいておく。
和菓子の箱を開けて、お饅頭をかあさんに。
あんたらも食べ。
と言うに決まってるから、一つのお饅頭を半分に割って半分をかあさんに渡す。
半分を半分に割って、夫と食べる。
もっと食べ〜なと言うから、
まだあるし〜
と、残りのお饅頭を見せる。
かあさんにもっと食べる?と聞いたら、
もういい。
と言うから、残りの和菓子はさっさと箱の蓋を閉めた。
持って帰って、私たちがいただくね。
かあさんはもうすぐおやつの時間だし。
おとなりのテーブルにも、面会に来てる家族がいた。
テーブルの上の、入居者のおばあさんの前には、大きな美味しそうなブドウの房があった。
昨年は、うちも敬老のお菓子に加えてブドウを持って来たの、思い出した。
今年はブドウが高くて、手が出ない。
かあさん、果物が好きなのだ。
お願いだから、隣のテーブルの方を見ないで!
と願った。
幸い、かあさんは前しか見てなかった。
任務終了。
さ、そろそろ退散しよう。
あっち向かせないようにして。
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