かあさんを扶養家族に。

2019.03.13

(2)

きのうは朝から確定申告に取り組んだ。
昨年申告した時、初めて私はかあさんを扶養家族にした。

それはうまく行って、幾らか還付金があった。

今年もそれは通用するのか。
わからない。
なぜなら、今かあさんは施設に入っていて、私たちと同居はしていない。
特養に入居していると、扶養家族として申告できたとしても、控除額は減るようだ。

かあさんを扶養家族にするのは、多分これが最後。
なぜなら、特養に入っている今では、かあさんの生活費はかあさんの年金で足りてしまう。

昨年初めてかあさんを扶養家族にしたと言ったが、以前からそれは可能なことだった。

夫と私は、ずっと年金だけでは足りないと言うかあさんを助けてきた。
毎月、毎月。

でも、夫も私も、税金についてあまりにも無知だった。

一度だけ、もしかしたら？
と思って調べてみたけど、あまりにも税金のことはわかりにくく、その説明文は素人には不親切で、私たちはダメなのだと思いこみ、あきらめてしまった。

あんなにわかりにくくしてるのは、なるべく庶民から税金をたくさんふんだくろう。
取り戻せないようにしよう。
という魂胆だとしか思えない。

ここに来て、ネットであれこれ調べてみて、ようやくうちもかあさんを扶養家族として申告できることがわかった。

かあさんが年金生活者になって、実に30年。
夫は払わなくてもいい税金をずっと払い続けてきた。

その総額は、軽く100万円を超えると思う。

なんて私たち、バカだったのかしら。

で、少しは取り戻したいけど、もうかあさんは90才になっていた。

昨年やっと、扶養控除に成功したのだった。

悔しい。
この、日本の税金の仕組み。

無知な庶民は損をする。

多分、税理士に頼めるような、お金持ちほど得してる。

大富豪ゲームのように。

貧民ほど損をする。
貧民は、貧民から抜け出せない。