かあさんの新しい洗濯機と冷蔵庫は…

2019.03.25

さてさて、荷物を軽トラックに積み込み、引っ越しを開始。

冷蔵庫や洗濯機等大型家電を、夫と2人でかかえて7階のマンションの部屋からエレベーターに乗せ、軽トラに積み込む。

過去にこういうことは何度も経験したので、かなり慣れた。
荷台にロープで荷物を固定する夫。
手馴れたものである。
引っ越し屋もできそうだね。

かあさんちはうちからクルマで15分くらいだから、1日に何度も往復できる。

まず洗濯機をかあさんちに運びこむ。
スペースは狭いから、洗濯機を2台置くわけにはいかない。

かなり古かったかあさんの洗濯機は処分。
とりあえず、車庫に運び出して入れ替えた。
冷蔵庫も同様。

運び込んだ洗濯機は、買い替えて日が浅かったから、かあさんには新品に見えたようだ。

ひゃあ！
新しい洗濯機買ってくれたんかあ！
と、歓喜の声。

喜んでるから、

違うで。新品やないで。
とも、
違うで。あんたのために買ったんやないで。
私らも一緒に使うんや。
とも言わなかった。

これ、幾らや。
払うわ。
お金を払うと言い出すかあさん。

払われへんやろ！

今までだって、かあさんの医療費や、高齢者向けマンション、私たちがかあさんのために使った色んな費用を払う払うと言ってたかあさん。

貯金もないのに払われへんやろ。
と言ったら、
月賦で払う。
毎月少しずつ払う。
なんて言うの、いつものこと。

そんなの、全部徴収したら、10年以上かかっちゃう。
いつまで生きる気？
と言うか、毎月年金を全部使い果たして、足りないと言ってたかあさんだから、月賦でも払える訳ないのだった。

まあ、かあさんは一応払うわって、いつもそう言う。
だけど、すぐ忘れる。

払うわ。
って言うだけで払ったことになってるんだろう。

冷蔵庫も同様。
きれいに拭いて汚れを取ってきたから、かあさん、また歓喜の声。

ひゃあ！新しいの買ってくれたんか！？
払うわ。

はいはい。
面倒だから、
かあさんのちゃうで。
私らも一緒に使うんやで。
引っ越したんやから。
とは言わない。

こうしてかあさんの洗濯機と冷蔵庫が新しくなった。