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カテゴリ:認知症 介護
引っ越しが終わり、かあさんちでの生活の始まり。
冷蔵庫を開けてみると… チョコレートがあるはずなのに… どこにもない! うちの冷蔵庫を運び込んだ後、かあさんの冷蔵庫に入ってた物を移し替え、元からうちの冷蔵庫に入ってた物も全部元通りに入れたはずだったのに。 そして、私が持ってきた色んな物がなくなっているのに気付いた。 そう言えば… 引っ越し荷物を運び込んだあの日、冷蔵庫に物を移し替えた後、台所から、 なんや、これ! かあちゃんの違うで。 気持ちわる! って、かあさんの声が響いていたのだ。 だけど、私たちは忙しかった。 引っ越しの荷物を全部運び込んだ後、要らない物を運んで処分して、借りた軽トラックを返しに行かないといけなかった。 マンションの掃除もしないといけなかったし。 とにかく忙しかったから、特に気にとめることもなく、次々とやらないといけないことをこなしていた。 あの時だ〜 かあさんは、私たちが運び込んだ冷蔵庫をもう自分だけの物と認識して、自分では絶対買ったり入れたりしない物が入ってると… なんやこれ〜 誰が入れたんや〜 ってなるんだ。 こんなもん、いらんわ〜 ってなるんだ。 チョコレートの他になくなっていたもの。 例えば、私が友人からおみやげにもらったバラの花のお茶。 まだ、少ししか使ってなくてたくさん残っていて、ビニール袋に入れてあった。 同じく、友人からもらった手作りの切り干し大根。 これも、たくさんもらったから、まだたくさん残ってた。 これも、今度は酢の物を作ろうかな? とか、色々メニューを考えてたのに。 きっとあの日かあさん、 あのヘルパーさんに、 誰が持って来たか知らんけど、気持ち悪いから捨てて。 と捨てさせたか、あるいは、 あんた持って帰り。 って、持って帰らせちゃったんだ〜 あのヘルパーさんはかあさんのお気に入りだから、ちょくちょく物をあげてるみたいだったし。 あ〜 ショック! バラのお茶はきれいでいい匂いでまだまだたくさん残ってた。 切り干し大根も、たくさん残ってたし、すごくいいできだったのに。 何より、 せっかく友人がくれたのに、私がちゃんと消費できずにこうなったのが、すごく友人に申し訳ないな〜って気持ちなった。 そして、認知症のかあさんに、 あれはどうした? と問い詰めたところで意味ないし、 私たちの物を捨てないで! と言ったところで覚えていられるわけなかった。 実際この後かあさんは、しょっちゅう、 冷蔵庫を開けて、 誰や!こんな物入れたんは! と騒いで私たちを困らせることに… 何度、それは私が買って来たの。私が入れたの。と言っても忘れちゃって、 誰かが知らんまに、冷蔵庫に物を入れるんや。 誰やろ。気持ちわる。 って言うし。 私たち息子夫婦が越して来て一緒に住んでることも、いつまでたっても認識できないし。 思えば、冷蔵庫はかあさんのと私たちのと、別々にしておけばよかった。 今さらだけど。 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 人気ブログランキングへ ![]() ![]() 【中古】 認知症なんでも相談室 認知症の人への対応がよくわかるQ&Aブック / 三宅 貴夫 / 日本医療企画 [単行本]【宅配便出荷】 ![]() 【送料無料】 すぐに役立つ!認知症の治療とケア 第2版 基本から実践まで / ?瀬義昌 【本】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.04.02 17:18:03
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