消えていくお金。

2019.09.19

ついこのあいだ入道雲を追いかけたのに、今朝の雲は秋っぽい　☁☁☁

郵便ですよ〜
と、郵便受けから出して夫に渡した封書はお寺から。

予想つくよ。
その内容。

開けたくないな〜
と言う夫。
どうせ寄付のお願いだ。

開けてみると、やっぱり。

幾ら？

最低15000円。

あ〜
よかった〜
3万や4万じゃなくて。
それ以上じゃなくて。

夫は150000円お寺に寄付したことがあると言う。

その頃、村の何人かが共同で持ってた土地が売れて、ちょっとした臨時収入があった。

お寺からそのタイミングで寄付をお願いされたと言う。
最低150000円。

もっと大金を寄付する人もいたらしい。

夫の家もその土地を共同で持ってた一員だったから、ちょっとした臨時収入があったわけ。

お寺に寄付。
そして、かあさんにも同じくらい高価な補聴器を買ってあげたと言う。

だけど、かあさんは、
こんなんイヤや。
頭痛い。
と言って1度使ったきり、2度と使わなかったらしい。

ひどいやろ。
と夫は言う。

本当にひどいかあさん。

我慢してしばらく使ったら慣れるから。
と何度言っても、イヤだと思ったら人の言うこと聞こうとしない。

自分が出したお金じゃないから平気なんだよ。
と私は言った。

もちろん、かあさんにはかあさんの分け前としてそれ以外にもちゃんとお金を渡していた。

お寺のことから、またかあさんのイヤなところ思い出しちゃった。

かあさんに土地を売ったお金の取り分を渡した時、かあさんは、自分の葬式代に残しておくと言ってた。

その後、かあさんが死にそうになって入院した時、夫と私はそのお金を家中探したけどどこにもなかった。

いまだに見つからない。