91歳、かあさんの夏

2019/11/12(火)19:29

切れはしだらけ

認知症 介護 (869)

いただいた柿は、カタツムリ付きでした。 カタツムリは、窓を開けて夫が庭に放しました。 私は片付けられない人間。 ある程度までは片付けられるけど、かなり散らかった状態になってしまったら、もうどこからどのように片付けたらいいのかわからなくなるし、その気もなくなる。 自分ではなんとかしたいし、散らかった部屋は悩みの種だけど、どうにもならず… 私の夫も同じ傾向があるみたい。 こんな夫婦だから、うちのダイニングのテーブルの上はいつも散らかっていた。 食事の時間は、その散らかった物を押しのけてスペースを作ってお皿や茶碗を置いてる状態。 そんな状態だから気がつかなかったんだけど… ある日、あまりにもテーブルクロスが汚かったので、さすがに洗濯しようと思って、テーブルの上の物を取り除いていた。 夫がいつも座る椅子の前の辺りのテーブルの上に、夫宛の郵便物やレシートなんかが積み重なっていて、それらを取り除くと、コーヒーに使うペットシュガーの袋の切れはしがウヨウヨ出てきた。 そのあまりの多さにびっくり。 よくこんなに集めたもんだ。 (集めたつもりはないんだろうけど) うちは、カップに注いだコーヒーに砂糖を入れたら、そのペットシュガーの袋でコーヒーを掻き混ぜる。 で、掻き混ぜた袋は捨てるけど、ペットシュガーの袋を開けた時に破いた小さい切れはしはそのままテーブルに置いたままにしちゃうようだ。 他にも、お菓子の袋の切れはしなんかもたくさんあった。 砂糖やお菓子の入ってた袋の切れはしだから、それらはこぼれた砂糖やお菓子のかけらや粉にまみれていた。 いったいいつの頃からの物なのか… あの日のショックから、私は小さな切れはしが大嫌いになった。 夫は今でも色んな切れはしをテーブルの上に散らかしたままにするけど、私はそれを見つけると、親の敵のように拾い集めてゴミ箱に捨てている。 片付けられない私だけど、本当はきれい好きなのだ。 こういう切れはしです。 こういうのがびっくりするほど積み重なってたわけ。 にほんブログ村 にほんブログ村 人気ブログランキングへ 【送料無料】 私の声が聞こえますか 認知症がある人とのコミュニケーションの可能性を探る / マルコム・ゴールドスミス 【本】 告白します、僕は多くの認知症患者を殺しました。 / 石黒伸 【本】

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