なっとくさん vs ギャル


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子育法
なっとくさん vs ギャル -プチ家出女子高生-
次女R



次女Rは中学卒業後、国立の高校に入学しましたが、
"いじめ”に遭い1年で退学。

その後、学区内で最低レベルの公立高校に再入学。


しかし、恐れていた通り、友達の影響を受
髪は金髪、スカートは短くなり、顔は真っ黒!
(いわゆるコギャルというのでしょうか)になってしまいました。


挙句の果てはプチ家出を頻繁に繰り返すようになり、
とうとうまったく家に帰ってこなくなりました。



心配で、心配で気が狂いそうになった私は娘探しに帆走。


電話&メール攻撃、あげくの果ては、学校で待ち伏せをして捕まえ、
無理やりカウンセラーと話しをさせたりもしました。



私の気付き
 




Rがプチ家出した当初、私が考えたこと


・ なぜRはこうなってしまったのか
・ なぜRは私の言うことを聞かないのか


私がした行動

・ 追いかけた(学校で待ち伏せ、メールと電話の嵐)
・ 問い詰めた
・ 気が狂うほど心配した
   

しかし、状況はまったく変わらず…


好転したきっかけはカウンセラーの一言

「それじゃ、逃げますよ。もっと娘さんの気持ちを考えてあげたらどうですか。
あなた自分の話ばかりじゃないですか。」




その言葉を聞いて、はっと気付きました。


私の口から出る言葉は「私は心配、私が頑張ってる、私が…」という私言葉ばかり。
娘の気持ちなんて、少しも考えていませんでした。




考えの変化

・ 心配するのをやめ、Rを信頼しようと思った
・ とにかく、Rにとって家が居心地のよい場所になるように努力しよう行動の変化
・ 追いかけるのをやめた
・ 問い詰めるのをやめた


すると、Rは私の心境の変化を察したのか察しないのか、
家出から4ヶ月くらいで家にひょっこり帰ってきました。

今でも外出はしますが、毎日帰宅してくれています。



R本人から



なぜ家出したの?

遊びたかったの。
友達と一緒にいたかった。ノリだよ、ノリ。
別に深い意味ないよ。10代のうちにたくさん遊びたいじゃん。

家族が嫌になったわけじゃないの?

全然。
ただ、母を始め、家族がストーカーみたいに追いかけてきたら怖くなってさらに逃げた。


家出したときに何をしていたのか。

え、普通の生活だよ。
友達と3人で暮らしてただけ。楽しかったよ。
学校にもダブらない程度に行ってたし。

何が望みだったのか?

今考えると寂しかったのかもね。
家族といても寂しさはまぎれないし。思春期ってそんなもんじゃん。
そのままの私を受け入れて欲しかった。


家に帰ってたきっかけは?

友達との生活につかれたから。実は友達とケンカしたんだ。
やっぱ家が一番だよ。

振り返ってみてどうか?

親に反抗せずに素直に育つ方が異常。
それって、親のドレイでしょ。
親に反抗するって言うことは自立しつつあることの証拠みたいなもんじゃない?


同じような娘を持つお母さんたちに一言

鬼ごっこと一緒で、追いかけたら逃げるだけ。
追いかけるのをやめれば、自分から鬼を探しに来るでしょ。
だから、気にかけつつも、放っておいてくれるのか一番。
過剰な心配はうざいだけで、逆
効果だよ。



まとめ



って言う字は「木に立って見る」と書きます。

昔から知っていたことですが、我が子となると本当に難しいものです。


でもやはり、見守るけれど、口は出さないという「木に立って見る」観点に立つことが大切。

自分の中にある「いい子」を勝手に押し付けるのは

親の傲慢にすぎませんねちょっと子育てに気合を入れすぎてしまいました。






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