なっとのつれづれ日記

54年大映。


雷雷が映画に出てすぐ辺りなので出役としてはかなり少ない。
秀頼だし。

健気に落城間近で千姫を逃がせてやろうとするためだけのお役。
またそれが気高く美しかったりするもんだからｖ



物語は秀頼が死んでから動き出し・哀。


戦火から救い出した山形勲。とその家臣の菅原謙二。

助け出したら千を嫁にしてやるって家康の云々かんぬんの物語なので
山形さんが憤死。
菅原さんたち家臣が恨みを晴らすために忍んでどーの。
・・・・・・ある意味菅原さんは殿の恨みを晴らしてるんだけど。


グランプリを取った後のマチ子さんなのでノッてるというかキラキラしてるのもイイし。
一番サスガｖと思うのは刺客に襲われた千姫が
階段をダーっと登っていってフレームアウトするシーン。
お引きずりなので追手を振り切る場面ではナイハズ・笑。
だって菅原さんに声を掛けられてささっと戻って来るんだもん・獏。
やはり身体能力の高さｖですか？

お役の都合で殿の形見の槍の穂先を刀にして付狙うのぢゃが。
どうも菅原さんは台詞回しがハセガワセンセ。
・・・・・・・柔道３段の特技よりも貌で売ってたの？



千姫のラストの台詞。
「誠の恋はあなただけでした」って。
おい。秀頼の立場は！
秀頼とともに死にたかったからその後嫁に行かされるのも拒否してたんちゃうんか！
と思いつつも
マチ子さんと菅原さんの美しさで何だか成り立ってしまう映画（事実そうダ・笑）。