テーマ:☆ボクシング☆(641)
カテゴリ:格闘技
本当に闘うことになった「5階級制覇・無敗ボクサー」と「総合&キック・無敗の天才格闘家」によるボクシングマッチ。
メイウエザーが仮にKO負けでもすれば、史上最高の1000億以上に及ぶ生涯ファイトマネーを稼いだボクシング界のレジェンドは、史上最低のボクシング界の面汚しに落ちぶれ、天心は世界のスーパーヒーローに上りつめる。 全盛期を過ぎた41歳という年齢も、約10キロの体重差の肉体的アドバンテージゆえ言い訳にはならない。しかも、ボクシングルール。 おそらくメイは、たとえば他のボクサーたちが臨んだ異種格闘技戦のように全く練習をしないとか対戦相手を研究しない、などといった愚行はせずにきっちり仕上げてくるでしょう。 予定通り3Rならば、メイは初回、相手のパンチを見切って自らはジャブ以外のパンチをあまり出さず、2Rに倒しにかかるでしょう。これが世界的なボクサーなら判定まで逃げ切るでしょうが。しかし、もし無理に倒そうとしてそこを天心に突かれたら、一発をもらう可能性も出てくるかもしれません。天心は自身の持ち味を生かし、通常のボクサーとは違う軌道でパンチを出してくることも考えられるし、それがなくて全く普通のボクシングスタイルでメイに対抗するつもりならば、万分の一も勝つ可能性はない。 順当にメイがKO勝ちして、1月20日のパッキャオ(40歳、現WBA王者)vsブローナーでパッキャオがいい勝ち方をすれば、メイvsパッキャオ2の機運が盛り上がって、2019年の夏か暮れには再戦となるかもしれません。 私は第一戦の前に、初戦はメイの判定勝ちで再戦はパッキャオがサウスポーの利点を生かしてKO勝ち。と、以前のブログで予想しています。 やはり、これだけ世界中の注目を浴び金になる木(カード)を枯らすほど、ボクシング界にお人好しは揃っていません。つまり二人が闘うだけの話題作りを提供できれば、必ずグローブを交える日は訪れます。(過去にもタイソンvsホリフィールドという黄金カードがありましたが、PART3が実現しなかったのは、タイソンの素行不良が原因だった) ただし世界のウエルター級は、すでに二人より強い王者たちがゴロゴロいます。 ★WBAのスーパー王者「キース・サーマン」(28勝22KO1無効試合。ポーターに僅差の判定勝利を得た彼は、実績では一番だが、最近はケガで試合から遠ざかっている) ★IBF王者「エロール・スペンス」(24戦全勝21KO。メイウエザーの後継者ともスーパースター候補ともいわれるスペンスは、来春の3月16日に4階級制覇王者「マイキー・ガルシア」(39戦全勝30KO)との一戦が決定。スペンスとスパーリング(実戦練習)をしたロブ・ブラント(村田選手に判定勝ち)いわく、「(スペンスは)同じ人間とは思えない」 ★WBC王者「ショーン・ポーター」(2018年、強豪ダニー・ガルシアに僅差の判定勝利) ★WBO王者「テレンス・クロフォード」(パッキャオを下したジェフ・ホーンに9RTKO勝ちしたクロフォードは、左右のどちらでも戦えるスイッチ・ヒッター) パッキャオはフライ級王者時代、減量失敗から王座剥奪された試合で3RKO負けから3階級上げ、スーパーバンタム・フェザー(マイナータイトルのために6階級制覇にはカウントされていないが、当時の同級・最強王者バレラにKO勝ち)・スーパーフェザー・ライト・スーパーライト(同級最強王者のハットンを圧倒して2RKO勝ちしたが、マイナータイトルのため、これも6階級の外)・ウエルター・スーパーウエルター……と、ボクシング関係者やファンから「この試合は無謀だ。今度こそ勝ち目はない」といわれた挑戦をクリアし続けて世界のスーパー・スターへと上りつめていった過去を、今後は「全盛期を過ぎた彼が、果たしてどこまで闘えるのか? いや、もう無理だ。限界だ」という戦前の予想を、どんな形で裏切ってくれるのか? でも、ボクシングは一番頭を打たれる競技のため、後遺症が残らないうちに辞めるほうが彼や祖国・フィリピンのためだと危惧します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月01日 06時04分56秒
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