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Nのブログ 

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『千島学説』

千島学説とは、岐阜大学千島喜久男教授が唱えた”赤血球分化説””細胞新生説””腸管造血説”などである。千島博士は1978年、79歳で帰天されている。今日はその千島説を紹介します。

(1)血液(赤血球)は身体の組織に変化する。(赤血球分化説)

(2)赤血球は骨髄で造られるのでなく、消化された食べ物が腸の絨毛で変化したものである。血液は食べ物からできる。(腸管造血説・赤血球起源説)

(3)栄養不足のときや、大量の出血のあと、また病気などのときは、からだの組織から血球に逆戻りというかたちが見られる。血球は骨髄から造られるという定説は、これを見誤ったもの。(赤血球と組織の可逆分化説)

(4)がん細胞は赤血球は変化してできる。からだが病気の状態のとき、悪化した赤血球が集まり溶け合ってがん細胞に変わってゆく。また炎症も、赤血球がからだのその部分に集まって変化して生じたものである。肉腫や他の腫瘍も同じである。(がん細胞の血球由来説・炎症その他病的組織の血球由来説)

(5)負傷が治っていく現象も、その部分に赤血球が集まって、身体の再生と修復をするからである。(創傷治癒と再生組織と血球分化説)

(6)バクテリアは親がいなくとも、有機物の腐敗、その他の状態で、その有機物を母体として自然に発生する。(バクテリア自然発生説)

(7)毛細血管の先端は開いていて、赤血球はそこから組織の隙間へ自由に出ることができる。(毛細血管の開放説)

(8)からだの組織(細胞)は分裂によってのみ大きくなるのではない。細胞は細胞でないもの(赤血球)から新しく生まれ、身体は大きくなり、またその大きさを保つ。(細胞新生説)

(9)バクテリアから人間にいたるまですべての生物は、「親和力または愛」という精神的なものをもつ。

(10)生殖細胞(精子・卵子)は、からだの組織と別のものでなく、からだの組織のひとつである赤血球が変化したものである。(生殖細胞の体細胞由来説)

(11)生物が生まれてから一生の間に、その環境によって育まれた形や性質は、子に遺伝する。(獲得性遺伝の否定説)

(12)生物が進化してきたもっとも大切な要因は、環境に適合した強いものが生き残ったのでなく、同じ種類の生物の助け合い、または違った生き物との助け合いという、共生現象によるものである。(進化要因における共生説)

(13)生物は時々刻々として変化してやまない。その変化の働きは、生命や自然がその本質にゆがみを持っているからである。(生命弁証法・科学的方法論)

(14)その他

以上がおよその学説、理論である。

千島先生は健康の条件を”氣血動の調和”とした。

「氣」は精神の安定、精神の乱れは血液を汚す。

「血」は血液→正しい食事、菜食、少食、よく噛んで食べる

「動」は適度の運動、運動不足は血液を滞らせる。

千島先生の”氣血動の調和”はすべて血液に関係し、血液の浄

化を説いたものである。

僕はカイロプラクターであるが、カイロプラクティック治療によって筋骨格系のバランスの取れた柔軟性を取り戻すことで、循環を促進し、呼吸をスムースに改善することが可能である。同時に自律神経系に対する改善も期待できる。
また、お話しを聞かせて頂く事で一時的でも精神の安定を提供できるかもしれない。あとは血液の原料である食料に気を使って頂きたいといつも願っています。


参考図書「よみがえる千島学説」忰山紀一著 なずなワールド


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