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NNN@WWW~Natural9Nationの日々書き殴り~

16:あしたのジョー

WHATSMAN@NNN

「僕にとってジョーは、
ほかのマンガとは、ジャンルも格も違うんです。
なんでこんなに、このマンガに引きつけられるのかは、
今でも分かりません。
明日を読みたい、
そんな気持ちで本を広げてたような気がします。
僕の家の本棚は、マンガでいっぱいだけど、
ジョーはいつも一番前に置いてあります。」

千原兄弟の千原浩史 aka ジュニアが
「千原史」の中で、上記のように書いている。
当然、「ジョー」とは、「あしたのジョー」のこと。
ってことで、今日は当PROGの王道企画。
まんが道。

「あしたのジョー」@原作:高森朝雄/画:ちばてつや
ジョー

クラシック中のクラシック。KING OF COMICS。
半端がねえし、この漫画を読んでないで、
マンガ通を気取るヤツがいたら、偽者。
FAKE ASSっていうしかねえ。
そんくらいのブツ。
70年代をまさにREPRESENTする漫画。
当時、よど号ハイジャックの犯人一味が
「われわれは、“あしたのジョー”になるのだ」
っていったとか、いわないとか。
まさに社会現象(@K2乗)ってこと。

原作の高森朝雄は、知っている人も多いと思うが、
梶原一騎の別称。
※梶原一騎について詳しくは、
当プログ右横コーナー、「まんが道」中の
「プロレススパースター列伝」を参照。

言わずもがなの王道だ。
で、画。

ちばてつや。

この人もクソ王道。
まずは基本的なプロフィールを氏のHPから転載。

************

ちばてつや(本名:千葉徹弥)
1939年(昭和14年)1月11日、
東京築地の聖路加病院で生まれる。
同年11月に朝鮮半島を経て、
1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。
1945年終戦。翌年中国より引揚げる。
1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。
1956年、単行本作品でプロデビュー。
1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、
1961年「ちかいの魔球」で週間少年誌にデビュー。
主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、
「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、
「ハリスの旋風」、「みそっかす」、
「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、
「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。
社団法人日本漫画家協会常務理事。
東京都練馬区在住。

***********

まあ、こんなところか。
個人的な、耳寄り情報としては、
「キャプテン」「プレイボール」など、
クラシックを残している漫画家
故・ちばあきお氏の兄貴。
また、その弟に、
「イレブン」「4P田中くん」「風光る」などの
原作をしている、七三太郎氏などもいる。
4人兄弟で、
長兄ちばてつや氏。
三男ちばあきお氏。
四男七三太郎氏。
まじで、クソスゲー兄弟。
圧巻としか言いようがない。
ちなみに、二男の千葉研作氏は
ちばてつやプロダクションの社長らしい。

※「キャプテン」、「プレイボール」は
個人的にはクソクラシックであるため、
隙あらば、今後当コーナーで挙げる予定。

前置きはこれくらいで、
あしたのジョーの中身について。

とにかく、クラシック。
まじで、燦然と輝くってヤツ。
いまだに読めば身震いするぜ@シマウマ。
クソやべえ。
上記の千原ジュニアの言葉通り。
※ジュニアはジョーの大×大FAN。

あまりにクラシックすぎるため、
たいていの人が読んでいると思ったが、
万が一にもってことで、
簡単に紹介しとこう。
これもちばてつや氏のHPから。

**********::

簡易宿泊所が立ち並ぶ東京の片隅。
「ドヤ街」と呼ばれるそんな場所にふらりと姿を現した、
天涯孤独の少年、矢吹丈(ジョー)。
元ボクサー丹下段平との出会いをきっかけに
ボクシングを始めることになる。
様々なライバルと戦いながら、
やがて世界へと挑戦していくジョー。
だが、ジョーの中に燃える思いは、
ただ「真っ白に燃え尽きること」だった。

************

まあ、簡単にいえばこれなんだが、
内容はまじで圧巻。
おれの主観で、適当に好きなところを書かせていただく。

っていうか、そもそも舞台となるのがドヤ街。
この時点で、かなりクラシック確定の匂いもする。
漫画内では、負けた人間が行くとされるこの町。
そこに架かる橋の名前が「泪橋」(なみだばし)。
負けた人間が涙を流して、その橋を渡り、
ドヤ街に逃げ込むからその名前。
当漫画において、この橋の存在はクソ重要。
いつかこの橋を逆にわたろうってのがある種テーマ。
負け犬としてこの町に来たが、
負け犬のクソ涙じゃなく、
汗と精進の涙で泪橋を逆に渡る。
まちがいねえ。たぎる。
ライムスターの

「泪橋を逆に渡ろう」@SHIと朗

ってリリックをはじめて聞いたときは、
ここにも、FANがおったかぁぁぁぁと
感動したもの。
ちなみにその曲では、続いて

「あしたはどっちだ?」@宇多丸師匠

と歌っている。
オレはMCシローっていうか、
佐々木士郎氏のファンですけど、なにか@おぎやはぎ。

話を戻して、適当に内容を紹介。
ジョーとケンキチ段平がであった頃。
やりたい放題のジョー。
恐喝、暴行とか日常茶飯事。
で終いには、マスコミを巻き込んだ詐欺事件まで起こす。
ってことで、少年院に。
ここでは、なんといっても、
丹下のおっちゃんからのジョーへの手紙。
手紙のタイトルからしてくそスゲー。

「あしたのためのその1」。

有名すぎるこの題名。
こうなったら、全文紹介するしかねえ。

*************

あしたのために(その1)
ジャブ。
攻撃の突破口をひらくため、
あるいは敵の出足をとめるため、
左パンチをこきざみに打つこと。
この際、ひじを左わきの下からはなさぬ心がまえで
やや内角をねらい
えぐりこむように打つべし
せいかくなジャブ三発につづく左パンチは
その威力を三倍に増すものなり」

*************

「打つべし」はマジでパンチライン。
ジョーも打ちながら、「打つべし」ってクソ言う。
「躁でも鬱でも、間違いなく打つ俺」(@YURA)
ってことだろう。
っていうか、
少年院での、一番の出来事といえば、
力石徹との出会い。
この力石がマジで王道。
しょっぱなの登場シーンから圧巻。
豚の間をすり抜けてくる。
あまりに名シーンであるため、
「ゴリラーマン」(@ハロルド作石氏)で、
そのシーンがサンプリングされている。

話はずれるかもしれんが、
ハロルド氏のマンガは、結構サンプリングがある。
大ネタ使いかもしれんが、
かなりHIPHOP的な手法といっていいだろう。
「BECK」(@同作者)においては、
36CHAMBERって言葉も出てくるので、
もしかすると、HIPHOPを意図的にしているのかも。

話を戻そう。
力石徹。
このオトコの存在自体が、
「あしたのジョーの明日」。
まさに永遠のライバル。しかもちょっと格上。
こういった格上ライバルがいると、成長は違う。
あがっていくしかねえ。
あんまり書きたくねえが、この力石。
壮絶な死に方をする。
で、その連載中、クソ恐ろしい出来事が起こった。
なんと、漫画の中の人物が死んだのに、
実際に葬式が行われた。
力石徹告別式。
どんだけ影響力があったんかって話。
しかも、発起人はなんと、
あの「寺山修二」氏らしい。
まじでクソ圧巻。言葉がねえとはこれ。
東京キッドブラザーズの東由多加氏が
寺山氏に呼びかけたという説もあるが、
なんにしても「クソスゲー」だ。
しかも、2002年には、なんと
33回忌
までおこなわれたらしい。
追悼の10カンウト。
まじで言葉が出らん。

力石ファンはそんくらい多い。
ジョーだけでなく、力石もマチガイナイ。

話が前後して申し訳ないが、
ジョーが少年院から戻った際の話。
かなり感動するところがある。
天涯孤独のジョーならではの、まじで泪がでるシーン。
ドヤ街のみんなが、
街に戻ってきたジョーを歓迎する場面。
意地の全文紹介。

*************

ジョーは生まれてこの方、
こんなに人から慕われたことはなかった。
こんなに愛されたことはなかった。
こんなにまぶしいほどの喜びを感じたことは、
かつて一度もなかった。
ジョーは、この嬉しさや、喜びや、幸せ、感謝を、
今ここで、どう表現していいかわからなかった。
ぼんやりと夢を見ているように、
みんなが踊り狂い笑い、歌うのを、
ただ見つめるだけであった。
深夜、子どもたちが帰り、住人たちも、
そぞろひきあげていったあと、
屋根裏に作られた寝床にもぐりこんだジョーは、
酔いつぶれた段平や西に気づかれぬよう、
ボロぶとんのはしをかみしめて、ひとり泣いた。

ジョーが、人間の愛に涙を流したのは、
今夜がはじめてのことであった。

**************

今も書きながら、泪が出そう。
マジではんぱねえ漫画よ、これは。

とりあえず、
俺自身かきながら、
クソ熱くなってきたので、
まじで長くなりそうなので、
続きはまた、後日。

いまからでも遅くねえ。
もってない人は、買いに行け。
手元に置いてこその漫画。

まじで、ジュニアにピース。

ってことで、また。

*************

今日は、昨日に引き続き、

あしたのジョーの後編。

便宜上というか、
勝手に区分けをすると、
力石が死ぬまでが、前半。
で、それ以後が後半、
ってところか。

そうなると、前半における
大事なシーンを一つ挙げるのを忘れてた。
どこか。

マンモス西がうどんを食って、殴られるところ。

「おっちゃん、うどんかけ2杯や、
至急、こさえてくんなはれ」@西

そのあと、ジョーに見つかって、ボコボコ。
モノスゲー泣きをみせる。
中学時代、部活の練習をサボるヤツのことを、
「西」と呼んでいた。

にしても、あの場面はマジで圧巻。
200円のガチャガチャでも、
西がうどんを食っているシーンが
フィギュア化されていた。

余談だが、俺的には、
高速道路の某パーキングで
そのガチャガチャを発見した。
そのとき、なんでか忘れたが、
実の兄貴と二人だった。
で、二人でガチャガチャ。
その結果、
3個連続で、西がうどんを食っている人形。
二人で、
「うわぁぁぁ、また西が出た~っ」@兄と俺。
ちなみに、その当時、
俺が28歳で、兄貴が33歳。

話をもどそう。
力石の死後、
テンプルへの攻撃が出来なくなったジョー。
ドサ回りのボクサーにまで落ちぶれる。
「裸一つでドサ回り」@ライムスター
ってやつ。

そして、カーロスリベラとの出会い。
これを期に、ジョーは復活する。
にしても、カーロス AKA 無冠の帝王。
俺的には、「ベネズエラの戦慄」って
とおり名がクソすき。
この試合も圧巻よ。
そんで、その後に登場するのが、
金龍飛。
このオトコがクソやばい。
以下、金のコメント。

************

一度も満腹したことがないから、
胃袋は小さく小さくちぢこまる一方。
おそらく子ども並だろう。
許容量が決まってしまい、
なにを食ってもすぐに満腹してしまう。
したがって血となり肉となる消化量も決まり、
体重増加の心配などしたくともしようがない…。
減量苦だと? 
はっ、そんなものわたしに言わせるなら、
少なくとも過去に腹いっぱい食った時期があり
だらしなく胃袋を拡げてしまったやつの贅沢さ」

************** 

このコメントに対する、
千原ジュニアのコメントがこれ。

************** 

読んでいても必ず止まってしまう箇所が、
「ジョー」の中には何カ所かあって、
もちろんその時の精神状態によって
どこかは違うんですが。
そのひとつが、さっき言った、
のりちゃんのところであり、
もうひとつは金龍飛の言葉。
「減量苦なんてのは、ハングリーじゃない。
一度腹いっぱいメシ食ってだらしなく
胃を広げてしまった奴の言う言葉だ」
ってところです。
まさにこれは僕の生き方の指標だと思いました。
 特に今年(’96年)の夏の「はじめ」ツアーは、
「金龍飛戦」とタイトルをつけましたからね。

************

ジュニアはやはり別格か。
俺的には、その試合中に
戦いながら、
ジョーが口にする言葉の方にぐっと来た。

*************

一握りの食料のために親を殺した金は、
まだしも水だけはガブ飲みできたろうが。
力石は「水さえ」も飲めなかった。
しかも、金は「食えなかった」んだが、
力石の場合は自分の意思で
「飲まなかった」「食わなかった」。
飲まず食わず…。
それゆえの死とひきかえに…。
力石徹は男の戦いを全うし、
おれとの奇妙な友情に殉じたっ。
なんのことはねえ…
死の寸前の飢えがなにも絶対じゃねえ。
自らすすんで地獄を克服した男がいたんだ!
おなじ条件で! 人間の尊厳を! 
男の紋章ってやつを!
つらぬきとおして死んでいった男を
おれは身近に知っていたんじゃねえかっ!
金竜飛よ、おまえは力石に劣るんだ。

*************

クソ圧巻のこの台詞。
自ら選んだボクサーの渇き。
そりゃ、告別式もおこなわるはず。

にしても、ほんとにスゲー漫画よ、これは。
今日は、引用ばかりで申し訳ないが、
以下がまじで、この漫画の肝となるシーン。
これはちょっと長いが、
全て意地の全文紹介。

****************

紀子「矢吹くんは……さみしくないの? 
同じ年ごろの青年が、
海に山に恋人とつれだって
青春を謳歌しているというのに……。」

ジョー 「……。」

紀子「矢吹くんときたら、
くる日もくる日も
汗とワセリンと松ヤニの臭いがただよう
薄暗いジムに閉じこもって
縄とびをしたり柔軟体操をしたり
シャドー・ボクシングをしたり
サンドバッグをたたいたり…。
たまに明るいところへ出るかと思えば、
そこはまぶしいほどの照明にてらされた
リングという檻の中。
煙草の煙がたちこめた試合場で
酔っ払ったお客にヤジられ
座布団を投げつけられながら
闘鶏や闘犬みたいに血だらけになって
殴りあうだけの生活……。
しかも、体はまだどんどん大きく伸びようとしているのに、
体重をおさえるために食べたいものも食べず、
飲みたいものも飲まず……。
みじめだわ悲惨だわ、
青春と呼ぶにはあまりにも暗すぎるわ!」

ジョー「ちょっと言葉が足らなかったかもしれないな…。
おれ、負い目や義理だけで拳闘やってるわけじゃないぜ。
拳闘が好きだからやってきたんだ。
紀ちゃんのいう
青春を謳歌するってことと
ちょっと違うかもしれないが、
燃えているような充実感は
今まで何度も味わってきたよ…。
血だらけのリング上でな…。
そこいらの連中みたいに
ブスブスとくすぶりながら
不完全燃焼しているんじゃない…。
ほんの瞬間にせよ、まぶしいほど
まっ赤に燃えあがるんだ。
そしてあとには

まっ白な灰だけが残る。

燃えかすなんか残りやしない。
まっ白な灰だけだ。
そんな充実感は拳闘をやるまえにはなかったよ。
わかるかい紀ちゃん。
負い目や義理だけで拳闘をやってるわけじゃない、
拳闘が好きなんだ。
死にものぐるいでかみあいっこする充実感が、
わりとおれ、好きなんだ」

****************

くぅぅ~~~~っ。
クソかっこいい。
まじでキマル。
「わりと俺、好きなんだ」
ってまじで渋い。
圧巻よ、これ。
っていうか、
この会話自体、あまりにクラシックであるため
某漫画でサンプリングされている。
それが何の漫画かはあえてかかない。
次のマンガ道であげるから。
知っている人は、まじで
「わかってらっしゃる」
というしかねえ。

とにかく、この名台詞をうけて、
あの、あまりに有名すぎる、
最後のシーンにつながっていく。
例のあのシーンについては、
梶原氏の原作に納得いかなかった、ちば氏が
梶原氏に嘆願して、
好きに書かせてもらったらしい。
ジョーは眠っているだけなのか、
それとも、死んでしまったのか、
真っ白い灰になったのか。
描いたちば氏の中には
明確な答えがあるらしいが、
それを口にすることはないらしい。
それは、しらないほうがいい。
読者がかんじるところ。

にしても、あのラストシーンはまじで
圧巻過ぎる。
地元のマイメン:ミヤなどは、
例のシーンのシルエットが
胸にどでかく描かれたTシャツを持っており、
かわいいGALが集まるコンパなどといった、
まさに「ここ一番」のときに
たいてい、それを出してきてた。
GALに受けようが受けまいが関係なく、
今日は真っ白い灰になるまで頑張るぞっ
という意気込みの表れらしい。
「まじで知るかっ」だが、
「あっぱれ」(@親分)というしかねえ。

※このラストシーンから始まる漫画が、
上記のサンプリングしてる漫画。
この時点で、気付く人も多い。
分からん人は、次回のまんが道をおたのしみに。

にしても、この矢吹丈という男。
まじでスゲー男。
ジョーは本当に拳闘だけに生きた。
全巻読めば分かるが、
女性とのかかわりが一度もない。
終盤辺りの白木葉子との絡みにおいても、
肩に手を置くくらい。
まじでスゲー。
ジョーは本当に渋い男。
Bの鏡かもしれん。
パンチドランカーと告げられた際も
「それがどうしたっ」@ジョー
の返事。
泪が出る。

とにかく、今回、とりあげてない部分にも
やばいところはクソある。
社会現象になるだけの漫画だ、これは。
読んでないHEDZは
まじで読むべきだろう。

おれも真っ白な灰になるくらい、
何かに打ち込んでみてえもんだ。
って、今からだって遅くない。
やるしかねえ。
「あしたのジョーになるんだ」@ハイジャック犯
と言った気持ちがわからんでもない。

とにかく、ジョーを読むたびに、気合が入る。
読め。

最後に、全てのジョーファンにピース。

では。


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