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23:同じ月を見ている

「同じ月を見ている」@土田世紀
onaji

全七巻。
作者、土田EDAN、
じゃなかった
土田世紀については、
過去のまんが道「編集王」を参照のこと。

つうか、
このまんが。
あまりにファンが多すぎる。
しかもかなりの熱狂系。
地元のマイメンSRなどは、
1巻を読んで、号泣。
翌朝、開店前から、並んで購入したほど。

とはいえ、1巻の発行が98年ってことで、
最近は、なかなか本屋には置いてない。
ネットでDIGったりしてみると、
結構な値が付いてたりする。
まあ、それだけのクラシックってことやろう。

内容的には
あまりにも、あまりにも
まっすぐすぎる。
そのため、
一部の気取り屋、ニヒリストから
鼻で笑われる可能性がある。
だが、しかし(@SION)、
そんなクソなやつらは

「引っ込んでいてもらおうかッ(@逆境ナイン)」

って言うしかねえっ。

この漫画のまっすぐさに
心を打たれん奴は、
いくらそいつがB-BOYであっても、
認めるわけにいかん。
まじでわかってねえことになる。

つうか、
男女問わず、オススメできる。
正直言って、
是が非でも読んでほしいので、
あんまり中身については書きたくない。
まじでサワリ程度に収めとく。

作者自身が書いているが、
「自分が勘定に入ってない主人公」を描きたかった
ってのが、一番わかりやすい表現。

主人公は水代元 aka どんちゃん。
幼いころに母親は他界。
飲んだくれのオヤジに虐待される日々。
その上、家がクソ貧しい。
が、ドンちゃんの人間がまったく貧しくねえ(@長渕)。

って、やっぱあんまり書きたくねえな。
とにかく、
自分を勘定に入れないドンちゃんと
その幼馴染が繰り広げる、
まじの「運命」の物語。
そして、「永遠」を見つける物語だ。

つうか、この漫画。
やはりパンチラインがすげえ。

「俺はずっと幸せの身の上です」

「真から心を開けば
そこに人は
どんどん汚れたものを放り込んでくる。」

「さっき(天国)のは、永遠の場所じゃない。
そう呼べるものは、
あすこ(地球)で自分で見つけるしかないんだ。
たった一人で・・・
誰よりも苦しんで・・・
誰よりも傷ついて・・・・・・
受け入れて・・・・
許して・・・ 手放して・・・
その時とその場所が・・・永遠なんだよ。」

前半は、ドンちゃんを中心に、
そして後半は、
ドンちゃんを取り巻く人間たちを中心に描かれている。
取り巻く人間が変わっていく。

「信念を貫いて生きてきた人間の足跡は、
俺たちの心から永遠に消すことは出来ない」

ところどころに挿入される月の絵。
感動なしには、読めん。

とにもかくにも、読め。

俺的には、
この漫画とマイセルフ(@長渕)がリンクする。
この二つが好きな奴は、
こころのどっかで、同士なはず。

そんなところ。

この漫画を解説するほどおれには
まだ度量がねえ。

ではまた。
ピース。



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