WHATSMAN@NNN

2007年8月3日付けの日記で書いた。
タイトル「趣味思考の壁」。
日日消費されていくのが
BLOGというものの本質であるため、
読んでいたとしても、
ほとんどの人が既に忘れてしまっとるやろう。
内容を一言で書くと、
「俺はブスにモテる」。

過去日記

を読んでもらえば簡単な話だが、
概要をサササーッと書くと、
可愛くないとされる女子が俺を見て、

「あー、この程度の男なら、
私でも手が届くやろうから、
ちょっと誘ってみるか」

というとんでもねえ妥協を出し、
その結果、ブスからちょっとモテた感じになる。
とどのつまり、
モテナイ奴は妥協する、
って話。

この件について、
マジの激論が繰り広げられた。

激論の相手は
モセキで俺と五分に渡り合ってくる男。
AKA 考えるのが仕事の男、こと
ソーヤしかおらん。

上述の俺の論理に対し、
真っ向から反対してきた。

「仕事とか生活環境とかに妥協することはあっても、
こと「愛」に関しては、
妥協をするはずがない。
それは、男前とか不細工とか、
美女とか醜女とかいった、
見てくれに関係があるはずがない。
好きなものは好きなはず。
なんなんか、その汚い計算は。
俺にはこれくらいが調度良いから、
とかいうド汚いソロバンをはじくはずがねえ」＠S

「いや、人間ってのは、そんなもん。
たしかに最初からそんな計算はせん。
が、経験から学ぶ、ということがある。
手が届くかどうか、経験から学ぶはず。
傷つきたくないから、人間は。
出した結論が正しいかどうかは、また別の話として、
どうしたって、ソロバンをはじくもんよ。」＠W

「ワッタン、蛇で居てくれてありがとう（＠カイジ）、

としかいいようがねえ。
マジでワッタンは、蛇よ。
クソ汚い発想をもっとる。
そんなことがあるはずがねえ。
クソ恐ろしい男よ。」＠ソーヤ

「冗談やねえぞ。
事実として、
俺なり、弾ちゃんなりは、
ブスに持てるという自覚および現実がある。
そんなことを勝手に思いつくはずがねえ。
この事実をどう分析するんか」＠W

「そんなもんは簡単よ。
絶対数の差でしかない。
つまりは、
モセキを見渡しても、
可愛い奴なんて、クッソごく一部。
10人居れば、可愛いのは１人、
よく見積もっても二人程度よ。
10分の1の確率ってこと。
そしたら自ずと、そんな風なことになる。
あとは引きの問題。
たとえば、一回目から
可愛い奴にモテる奴も居れば、
5人目、10人目で可愛い奴にモテル奴もおる。
男前にしても、同じ確率に落ち着くはず。
たしかに、時代時代のトレンドってものがあって、
広く大衆に好まれる容貌ってのがある。
ワッタンが10人に好かれるとしたら、
内可愛いのは、1人で、
カッコいい奴は10人じゃなくて、
100人好かれるわけだから、
可愛いのは10人ってことになる。
結果、イメージだけが先行して、
可愛い奴にモテルとか、ブスだけにモテるとかいう、
錯覚を生み出しとるに過ぎん。
ワッタン、愛を舐めすぎよ。
理屈じゃねえんやけえね。
愛に関して、妥協などあるはずがねえ」＠S

なかなか的を得てるような気もするが、
どうにも腑に落ちん。
そっから、侃侃諤諤の議論の末、
終着点にたどり着いた。

手っ取り早くイメージをするため、
コンパ、というステージを想定する。

そこには
可愛い女子が1人（A）、
普通な女子が３人（B/C/D）、
可愛くない女子が1人（E）
が居るとする。

男側も同様に、
カッコいい男子が１人（J）
普通な男子が3人（K/L/M）
不細工な男子が１人（N）
とする。

この場合、俺のポジションは、
K～Mの中段、
場合によってはNの可能性も十分に考えられる。

で、俺が、
女子A～E全てに対し、
やさしく接したとする。
それ似たいする女子側の感情の流れを考えてみる。

A：なんか変な男が話しかけてきたぞ。
B～D：この人、ちょっとやさしい感じやね。
E：私のような者に対し、こんな優しい対応をしてくれるなんて。

お分かりだろうか。
解説してみると、
Aに関しては、
可愛いわけだから、
優しく接せられることに慣れとるわけよ。
だから、なんて思わん。
もっと言えば、男前Jからも、
Aは優しく接せられるわけ。
何せ可愛いからね。
つまりは、Aに関しては
みんながみんな優しく接するわけだから、
当然、

「全員が私に気があるわけね。ウフフッ」

ってことになり、
あとはAの個人的な好みだけの問題になる。
そうなればトレンドのJ君を選ぶ可能性がクソ高い。

ところがどっこい、
女子Eに関してはどうか。
俺に関しては、女子A～Eに対し
満遍なく話しかけるわけだが、
男前Jに関しては、
ワザワザ可愛くないEには話しかけん。

つまり、優しく接するのは俺だけ、
という可能性が考えられる。

つまり、
女子Aの前には
差し出された右手が5本もあるのに対し、
女子Eの前に差し出された右手は
俺の１本しかねえわけよ。

そしたら、俺を選ぶ以外に選択の余地はねえ、
ってことになる。

とどのつまり、
人柄のいい俺は、
ブスに選ばれる可能性が高い、ってことになる。
そりゃ当然、
人にはそれぞれ好みって物があるわけで、
たまたま俺の見てくれが好み、という
類まれなるセンスの持ち主も居るはずだから、
たまに当たりを引くことも考えられるが、
確率を考えた場合、
１０００回くらいコンパに行けば、
論理上の確率に終息していくことやろう。

そりゃ、場合によっては
差し出されてもない男前Jを
追いかけようとするツワモノEも存在するやろうが、
基本的に、女子は受身であることが多いため、
その可能性はグッと下がる。

結局のところ、
カッコいい奴は可愛い女子と結ばれる可能性が高く、
人間がよく出来とる俺とかは、
ヘンテコな人と結ばれる可能性が高いのかもしれん。

当然、俺にも好みがあるわけだけどね。

ここまで書いてきて
書くのもアレだが、
誤解を生みたくないので意地で書いておくが、
俺の歴代の彼女、
同時に、
弾ちゃんの歴代の彼女、
またヤマシの歴代の彼女は
みんな可愛い。
全くもって冗談やねえぞ。

つうか、
今日のこの日記に関して、
女性差別的に捕らえる人も居るかもしれんけど、
男と女を逆にしても
同様な結果になると思います。

が、ここで成らんとしたら、
先日の日記通り、
そこには妥協という考え方が顔をのぞかすしかねえ。

まぁ今日の日記で俺がいいたいのは、
俺の人柄がいいってこと。
弾ちゃんも、一見よく見える。

見てくれで人を判断せず、
可愛かろうが可愛くなかろうが、
同じように接し、
その中身を見ようとする俺は、
なんていい奴なんだろうか。
優しいじゃん、俺。

って、クソどうでもいい。

それでも恋人探しには
妥協が付き物っていう考え方は
確実に存在するとまだ思うが、どうか。

今日はこんなもんで。

ピース。