2007/11/11(日)22:57
誰も知らない
WHATSMAN@NNN
勢いづいたため、
立て続けの邦画鑑賞。
「誰も知らない」
これもなかなか考えさせられた。
内容的には、
だらしない母親が、
4人の子どもをほったらかして、
新しい男の家に住み着き、
その間の子ども達だけの生活を描いたもの。
この映画で、
置き去りにされた兄弟の長男役を演じた柳楽優弥は、
カンヌ映画祭において、
最優秀男優賞を史上最年少で受賞しとる。
名演やろう。
とにかく母親がひでえ。
YOU(@フェアチャイルド)が母親役をやっているが、
ユウにまで腹が立ってくる。
マジの身勝手。
この前の「怒りオヤジ」で
バナナマン設楽に説教をされてた母親にも
相当腹立たしかったが、
アレ以上にタチが悪い。
子どもの出生届を出してねえ。
だから、当然学校にもいかせん。
家の中で、ずっとひっそりさせとる。
遊びたい盛りの子ども達を
家に飛び込める。
直接的な暴力はないとしても、
立派な虐待やろう。
感動して涙を流すタイプの映画ではないが、
子ども達を見てると、
とにかく、クソ切なくなる。
長男(@柳楽)のしっかりした行動とか、
本当に切ない。
妹達は僕が守らなければ、
っていう思い。
可哀想と思えば思うほど、
母親がクソ憎たらしい。
俺は、幸せな家庭に育ったので、
マジで意味がわからんが、
こういう親はやはり存在するやろう。
子どもよりも、なにより自分が1番。
劇中、ユウが言うんだけど、
「ワタシは幸せになっちゃぁ、いけないの?」
という台詞があるが、
幸せになるのはご自由だが、
その前に、責任を果たさんといけん。
責任感がまるでねえ。
結局、子どものまま。
大人になったら、
自分が選択してきた人生に対し、
責任をとらんといけん。
俺が親になったら、
子どもを1番に考えたいし、
俺もそんな風に俺の親が俺を育ててくれたとおもっとる。
子どもを愛せないなら、
ハッキリ言うが、
子どもを産むな。
なんなんか、マジで。
親に愛されなかった子どもは
自分が親になったとき、
自分の子どもを愛せない、
という説を耳にしたことがあるが、
冗談やねえぞ。
親が居らんでも立派に親をしとる人はいくらでも居る。
トンでもねえ親がおったら、
俺には言わんでもいいから、
K-DUBには言わんといけんぞ。
つうか、さっきもニュースで、
ギリの父親22歳が、
子どもに熱湯をかけ、大やけどをさせて
警察に捕まってたが、
マジでとんでもねえ。
弱いものを守る
という基本が出来てねえ。
自分の子どもやなくても、
子どもは未来の宝(@社員)、よ、マジで。
マイケルジャクソンほどじゃなくても、
子どもは可愛がれ。
万が一、この父親が、
HIPHOPのリスナーだったら、
このカルチャーの再定義をせんといけんことになる。
まぁ、B-BOYがこんなことをするはずがねえが、
本質を知らない若い連中も増えているようなので、
100%否定できんのが恐ろしい。
HIPHOPは音楽のジャンルじゃなくて、カルチャー。
そこには、確固たる思想が存在する。
話が逸れていったので、
映画の話に戻そう。
とにもかくにも面白かったので、
当然のように、
見終わった後、ネットでDIGってみた。
愕然とした。
確かに映画中に、
「実話を基にした、、、」
というクダリがあったが、
これ、マジの実話やねえか。
つうか、
実際の話の方が相当エグい。
近い過去の事件なため、
ああだこうだを書くのは憚れる。
ってことで、
詳しく知りたい人は、
ネットで、
「巣鴨子ども置き去り事件」
を検索してみれば、概要は分かる。
1988年ころにあった実際の事件。
カーティスやマーヴィンが叫んだように、
この時代にこそ
SAVE THE CHILDREN
の心を思い出さんといけん。
この意味において、
K-DUB SHINEはクソ立派よ。
あと、一緒に巡回しよる山田マンとか窪塚も立派。
SAVE THE CHILDREN@K-DUB SHINE
save the children@MARVIN GAYE
最後はこれを聞くしかねえ。
We Got To Have Peace@Curtis Mayfield
カーティスは、いつ聞いてもあったかい。
ちなみに、この曲は、俺がカーティスの中で最も好きな曲の一つ。
最高だ、やっぱ。
今日はこれで。
PEACEピースPEACE@カーティス。