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2008/10/22(水)00:03

墨攻

まんが道(39)

whatsman@nnn 今日はまたもやまんが道。 墨攻@森秀樹 全11巻。 映画化されたことで、 名前くらいは知ってる人も多いはず。 たしか韓国か香港かのスターが主役を演じた。 原作は、同名の小説があり、 それを元に描いたのがこの漫画。 そして、その漫画を元に映画化が なされたようだ。 俺的には 原作小説も映画も見てない。 漫画オンリー。 とりあえずWIKIPEDIAから そのおおまかなあらすじを抜粋する。 +++++++++++ 兼愛・非戦などの思想を説き、 墨子が築いた墨家であるが、 鉅子(きょし)の尊称で呼ばれた指導者も、 3代目・田襄子の代となると 徐々にその体質を変え腐敗し、 権力と結びつく道をとろうとしていた。 そんな中、大本である墨子の思想を貫こうとする革離は、 趙軍に攻められている、趙・ 燕両国に挟まれた 小国の梁城城主・梁溪からの依頼により、 田鉅子の命に背いて単身梁城に乗り込み、 趙の大軍を相手に梁城を守ることとなる。 墨家の協力が得られないまま、 革離はたった一人で梁城の民をまとめあげ、 巷淹中将軍率いる趙軍を相手に奮戦する。 (以上WIKIPEDIA 墨攻より) ++++++++++++++ 舞台は2400年位前の中国。 簡単に言えば、 墨子の思想を持つ修練された男が たった一人で、 弱小の城の住人をまとめ上げ、 大国と戦うって話。 ジャイアント・キリングって奴か。 依頼を受けて行う 軍事的なコンサルタント。 報酬はない。 死んだらその辺に俺の死骸を放ってくれ、 それが嬉しいのだ とかいう台詞が印象的だった。 っていうか、 この漫画を読んだ人であれば、 確実に「墨子の思想」というものに興味をもつはず。 俺も例に漏れず、 墨子に興味津々。 ってことで当然ながら ネットでDIGGIN’。 上記WIKIからの抜粋のとおり、 思想のメインをはるのは 非戦と博愛のようだ。 まずは非戦。 が、漫画を読めば一目瞭然@シャイン、 すげえ戦い方をするわけ。 つまり、好んで戦うことはないが、 自衛はガッチリやるってところ。 これが個別的自衛権と考えるべきか、 集団的自衛権と考えるべきか。 その辺はようわからんが、 前者としたら 完全に今の日本の軍事態勢。 後者としても、似たようなもんか。 どうやら2000年位前から、 歴史からその姿を消したらしいこの思想。 最近では研究が進められてるようだが、 日本の軍部はこれを学んでみると面白いかもしれん とおもったりした。 なんで姿を消したか、っていえば、 世界史中国でお馴染み、 あの悪名高い「焚書坑儒」って奴らしい。 ちなみに、小泉さんが、 イラク自衛隊派遣を主張する際に 墨子を引用したらしいので、 彼は集団的自衛権として考えてた模様。 まぁ、俺も詳しいことはまだ分からん。 そして、もう一本の柱、兼愛。 「天下の利益」は平等思想から生まれ、 「天下の損害」は差別から起こるという思想。 全ての人に平等な愛をということである。 ってことらしい。 平等な愛ってところから、 中国のキリスト教と言われることもあるらしい。 っていうか、 時代から考えると、 西洋の墨家思想ってのがキリスト教 っていうのが正解か。 まぁキリスト教の隆盛と墨家思想の消失を考えれば こういう言われ方をされるんやろうな。 とはいえ、防衛という考え方がある以上、 キリスト教とは異なるんやねえか。 右の頬を張れたら、左の頬を差し出せ とはわけが違う。 張られる前に防御しろ ってところ。 そのために相手を殺すこともいとわない。 これは相当に現実的。 基本的にはクソピースだが、 降りかかってくる火の粉はバッチリ払う。 これってナカナカええんやねえか。 二十歳頃、 親不孝のLEGENDラッパー AKA SUGAR Gと クラブにて遭遇した際に、 よった勢いで、話しかけたことがある。 折りしも、BIGGIEや2PACが死んだ頃。 「あれだけラッパー達が 口々にピースって言葉を使うのに 暴力はなくならんし、 殺されたりするラッパーまで出てくるのは なんでなんすかね?」@俺 「いや、どうしても守らんといけんものが 奪われそうになったり、汚されそうになったりしたら 体を張ってでも、手を出してでも、 それは守らんといけんやろ」@SUGAR G AUとかルーとかは面識はあるけど、 向こうは俺のことを知らんし、 街で見かけても話すことはないけど、 俺は、この人はHIPHOPかもしれんのー、って思った記憶がある。 墨子の思想に似とるんやねえか。 そういうえば、2PAC、BIGGIE、あとJMJとかが 銃殺されたラッパーとして、 パッと頭に浮かぶが、 LOST BOYZのフリーキー・ターだったかも撃たれとる。 STOP THE VIOLENCE@KRS。 って話がそれた。 漫画の話。 漫画としては、 前半つまりは1巻から4巻までが マジの見せ場。 ネット等でDIGったところ、 小説や映画もここをとりあつかってるみたい。 残りの5巻から11巻は 作者:森秀樹のオリジナル。 個人的にも やっぱ1巻から4巻が特に面白いと思った。 っていうか最後のオチ。 あれはナシやろ。 蛇足。 終り方がよければ、 もっとよかった。 全11巻で、 絵が多く、文字が少ないので マジでサササーと読める。 満喫などで読んでみては。 今日はこれで。 ピース。

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