カテゴリ:一枚のレコード
WHATSMAN@NNN
MIC JACK PRODUCTIONの新しいアルバムが出た。 今日はその感想を。 01.M.I.C INTRO / Produced by DJ PERRO a.k.a DOGG 02.THE GOLD RUSH / Produced by DJ KEN 03.TRAIN TRAIN TRAIN / Produced by REBEL MUSICAL 04.OVER THE BRIDGE / Produced by DJ SEIJI 05.LET IT SNOW / Produced by DJ PERRO a.k.a DOGG 06.DETERMINATIONS / Produced by DJ PERRO a.k.a DOGG 07.BLACK WEEK / Produced by DJ PERRO a.k.a DOGG 08.PUMP IT / Produced by DJ KEN 09.二人RIOT / Produced by HALT. 10.エレファントマン / Produced by DJ PERRO a.k.a DOGG 11.ONE SHOT 2 SHOT... / Produced by DJ KEN 12.時間デスY'ALL / Produced by DJ KEN 13.SHAKE YA ASS!!! / Produced by DJ KEN 14.FAT DANCE / Produced by HALT. 15.GAME / Produced by HALT. 16.F.U.N / Produced by HALT. 17.ONE HEART / Produced by MICHITA 18.BELIEVE YOURSELF / Produced by HALT. 19.M.I.C OUTRO Produced by DJ PERRO a.k.a DOGG 5年ぶりの3枚目のアルバム。 個人的に感覚だが、 1枚目はそれまでの集大成で、 2枚目はやり残したことと新しい可能性を探る。 3枚目は、その真価を発揮する、ってイメージがある。 MJPの実力を図る、という意味では この三枚目を聞けば分かるハズ。 結論からいえば、 すげえ力作にしてクラシック。 まぁいまさら俺が書くようなことでもないが、 底力を見せつけられた、って感じやろう。 セカンドはいろいろな要素が混じってた印象があったが、 今回は、まさにHIPHOPな世界。 まぁドッグの音は常に純粋HIPHOPやけど。 全19曲というボリュームも、 イメージからすると、 長すぎて1枚聞くのに疲れそう、 って思ってしまいがちだが、 1曲1曲がタイトに出来上がってること、 曲順等アルバムとしての構成がいいことから、 かなりすんなり聞ける。 長いなー、とかって感覚はない。 つうか、19曲って、すげえ。 完成に時間がかかるNNNやったら、 これアルバム二枚にしたら良くねえ? とかってなりそうな気がした。 そこはさすがはMJP、 完成度の高い曲を惜しげなく詰め込んできた。 まぁ逆にいれば、 アルバムの構成として この19曲という構成をもって1枚のアルバムが完成する って考え方なのかもしれん。 かなりの力作。 リリック面からいえば、 全体として、ポジティブ。 時代に、狙って合わせた訳ではないだろうが、 かなり前向きなバイブスがあふれる。 4人が4人ともフローに個性があって、 聞いてだれのRAPかってのはすぐわかるんだが、 それがリリックにも如実に表れた。 今回特に耳を引いたのが、LARGE IRON AKA ジャイアン。 フロー、リリックとも、 これまでのストレートな感じを残しつつ、 テクニカルな乗せ方、言語感覚を披露してて、 かなりカッコイイ。 個人的には、 BOSS、オリーブとやった曲のBIG JOEがクソカッコイイんだが、 今回もはずれなしで、安定的にかっこよかった。 音の面からすると、 MJPの3本柱が非常にうまく機能してる思った。 個人的には、DOGG AKA PERROは まず間違いないわけで、 今回も、らしい、良質なビートを打ち出しとる。 LET IT SNOWなんて、 もうドッグ以外じゃありえんって感じ。 これはクラシックやね。 DJ KENもらしさを出した まさにILL DANCE MUSIC。 で、全体的にまず間違いないんだが、 個人的に耳に残ったのはHALTの音。 今回はHALTの良さが際立ったんやねえか。 ビリーブYOURSELFって曲の 途中狂いだすあの感じ。 COSMOZを作ったHALTらしいカッコよさ。 そこに乗ってくるINIのRAPも素晴らしい。 2人ライオットも良かった。 二枚取りが定番と言われるRAMPAGE@EPMDな ビートの上で、INIとBIG JOEが暴れ狂う。 が、歌ってる内容をよく聞くと、 ただ不満をぶちまけた感じじゃない。 BIG JOEのCOME CLEANの時に感じた いわゆる内側、内面に向けた言葉じゃないだろうか。 HALTの音もすげえことになってて、 RAMPAGEを下敷きにしてるけど、 そのままでは当然終わらずに、 間奏、アウトロでロック色全開。 ここがクソ重要。 あのギターのフレーズでクラシックになった と言っていい。 HALTとは多少面識があるが、 会った感じの雰囲気と 作る音とのギャップが半端ない。 あの狂った世界観を出してくるとは思えん印象。 つうか、この曲の影響が アルバム全体をポジティブに感じさせるくらい。 というわけで、 MIC JACK PRODUTIONの3枚目のアルバム「M.I.C.」。 B-BOYとしては まず買っといて間違いないし、 今年1年を代表するアルバムの一枚になるハズ。 今日はこんなところで。 ピース。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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