茶殻で洗う
拠点をバンコクから台湾へ移し、アジア各国を茶旅している友人と北京で合流。10年以上お付き合いをさせていただいていますが、相変わらず自分に正直で、飾らない生き方が見ていてとてもすがすがしい…なかなか自分では行くことのできない茶産地のローカル情報が満載。中国のあるあるネタで大いに盛り上がりました。リッツのラウンジを(無料で)貸し切り、持ち寄りのお茶を飲みながら、日本と中国、台湾、インド、カンボジア、茶馬古道の旅、中国と台湾の言葉の違いなどなど、お茶の話からアーユルヴェーダにまで、本当に話題が尽きることがありません。中国ではあまり生産されていない九曲紅梅をいただき、径山緑茶、径山紅茶、黄金芽などを試飲しました。あっという間の3時間。まだまだお茶は飲めるので、捨てるのはもったいないからちゃんと持って帰りますよ~。って…。入れ物がなく、一緒にしちゃえ。緑茶と紅茶をごっちゃにしてしまっているうえ、時間が経っているので飲むのも食べるもの無理。こんな時って、どうされていますか?「捨てる」結果的には捨てるんですけどね…。その前に、私は、食器洗いに茶殻を使っています。普段から茶殻が大量に出ますし、茶湯も溜まってしまいますので、捨てる前に、テーブルなどの拭き掃除にはお茶を使い、食器洗いには茶殻を使っています。日本の深蒸茶だと茶殻が柔らかすぎて、ごしごし洗うにはあまり適していないかもしれませんが、中国茶や紅茶だと少々力をいれてこすっても大丈夫です。(鍋もOK)殺菌効果がありますし、油汚れもよくとれます。そして、お茶の香りで癒されます。まず、茶殻を石鹸用の網ネットに入れて、食器をごしごしこすって、お湯で洗い流します。無菌体質の日本だと、「洗剤を使わないなんて、不衛生」って思われるかもしれませんが、私がこの中国でたくましく生きてきたからか、今のところo157やサルモネラ菌などの感染はありません。お茶にはもともと殺菌作用がありますし、サポニンで油も落としてくれるし、手も荒れないので、特に不便は感じていません。お湯できれいに洗い終わったら、中の茶殻も捨てておしまい。頑固汚れとか、衛生的な面を考慮しながら、緑茶や紅茶を上手に使い分けて、もっと工夫したいと思います。あと、ときどき米糠や大根の皮とかも利用しています。(いつの時代じゃ…)お茶を使って家事をしていると、なんだか楽しい気分になれますよ~。