10年ぶりのフラメンコ
いやあ……諦めないということは、必ずチャンスが訪れる、ということですよね。日本でのフラメンコブームは依然続いていますが、ここ中国北京ではやっと最近になって、スペインブームに突入といった感じです。スペインレストランが次々とオープンし、フラメンコギターショーも増えてきています。近年のワインブームが牽引しているのかもしれません。(スペインワインは、北京ではかなり早くから進出してきていますから。)2001年に、日中友好青年中心という日本人向けのカルチャーセンターで、「なんちゃってフラメンコ」を3か月間習ってから、10年も経ちました。その間、探しても探してもフラメンコ教室はなく、ヨガ、ピラティス、社交ダンス、ヒップポップなどが増え始めました。私は、日本ではバレエを10年しており、北京に来てからも余暇を利用して、2年ほど北京舞踏学校に1時間かけて通っていました。しかし、仕事を始めるとだんだんとダンスから疎遠の生活になり、クラシック音楽を聴いたり、ダンスを見るだけで、踊りたい欲求がたまってきていました。そして、フラメンコは結局なく、2008年アルゼンチンタンゴに出会い、これも1年ほど通っていたのですが、パートナーがいないと踊れないので、またまた疎遠に…でも、「いつかはスペインに行って本場のフラメンコを踊るぞー」という目標だけは常に抱いており、今日のこの日を待ち望んでいたのでした。忙しいからというのは、理由にならない。ついに今年、フラメンコ教室の広告がでました。待ちに待ったフラメンコしかし、ここ2,3か月の私は、忙しいからという理由で、フラメンコ教室に電話するのを躊躇していました。暇が出来たら、習いに行こうという甘い考えがあったのか、暇なんて自分で作らない限り、永遠にできないのに…毎日の水泳、掃除、洗濯、仕事に加えて、気功の功法、中医理論、薬膳の試作、漢方の勉強、お茶の試飲etc,etc結局行動に移せないのは、自分に言い訳ばかりしているからですね。誰にだって、やることはたくさんあるのですから、「忙しいから」はやっぱり理由にならない…そこで、ついに勇気を出してアポイントを取りました~(小心者の私は、最初の一歩を踏み出すのに勇気が必要)永安里と建国門の間にある外交公寓のなかに教室はあります。講師は、3名で、中国人、華僑、日本人です。小さなスタジオですが、初めてのレッスンは、たまたま生徒は私一人で、ラッキーなことに個人指導を1時間半受けることが出来ました。講師は、スペインとフランスに5年間留学していた小柄な中国人。しかし、気質はエスパニョールで、とても感じの良い女性です。教え方も上手ですし、今後も続けたいと思いました。小さなスタジオですが、講師の目が行き届くので、丁寧な指導を受けることが出来ます。週間スケジュールこの講師は、毎週土曜日に、スペインレストラン「Ole」でフラメンコショーをされているそうです。機会があれば、行ってみたいと思います。