出張アテンド 観光編
出張ではいろいろなところに行きました。中国人、日本人、アメリカ人などのアテンドをしてきましたが、1人のアテンドから40名のアテンドまで(ほとんどガイド状態)皆さんの要望にできるだけ応えられるように事前の準備はしますが、予定通りに行くことなどほとんどありません。突然の変更や調整を求められることは常にあります。その都度、臨機応変な対応が求められます。ほとんどが時間に制限されながらの行動になるので、常に時計から目が離せません。クライアントの希望に沿うように行動していくので、自分の自由時間は勿論ないのですが…でも、私はあまり苦に思ったことはありません。それは、自分も一緒に楽しむことができるからです。今回は、過密スケジュールのなか、観光の定番である浅草寺にお連れしました。観光スポットと言うのは、どこも同じようなお店が並び、うんざりするほどの人だかり。興味のない人にとっては、「とりあえず写真撮って、参拝したら、退散!」となってしまうのですが、何か一つでも印象深いエピソードを残したい…天気もいいし、観光地って活気があって元気がもらえます。空腹で何か口に入れたい~という要望で、早速出来立ておかきを一串。(ちょっと楽しみ過ぎ?)食べ終わった後の串をゴミ箱へ~っときょろきょろ見回してみても、どこにもない。そうです。浅草寺にはゴミ箱がありません。あれだけの人がいても、道にはゴミ一つ落ちていないのです。日本ってすごい…中国のように至る所に清掃員がいるわけでもないのに、自主的にごみは捨てずに持って帰るという文化を象徴しているようです。この日の中国人のクライアントも、「これだけの人で、屋台もあるのに、ゴミが無いなんてすごすぎる。」とカメラを取り出し、地面ばかりを撮っていました…「帰ったら、息子にも教えたい」のだそうです。食事も少人数ならではの楽しみ方があります。浅草と言えば~「もんじゃ焼き!」と言いたいところですが、そこは広島県人としてはやはりお好み焼きを食べてもらいたいところです。…が、広島焼きはなく、大阪焼きのみでした。(広島焼きがあったとしても、上手にひっくり返す自信はなかったのですが…)私達にとって、鉄板の上で調理し、そのままいただくというのは一般的ですが、外国人にとっては、「ファンタ~スティック!」なのです。中国人も自分で作って食べるのは大好きなので、黙って見守ることにしました。いやっ、やはり手伝うことになりました。お好み焼き用のヘラの扱いに慣れておらず、動作が遅すぎて、焦げてしまったからです…突然のバトンタッチ、でも、まんざらでもない様子。なんとか出来上がり~大阪焼は混ぜて焼くだけだから、(恥をかかず)楽勝でした~こちらは、焼きそば。その後、新鮮な烏賊、新鮮なホタテもじゅーじゅー焼いて楽しんでいました。数時間しかない観光でしたが、「浅草寺観光」を楽しんでくれたうえに、次回もまた浅草近辺の散策がしたい~と嬉しい言葉を頂きました。次回はどこにお連れしようかしら。日本のよいところをどんどん紹介したいです!遊んでいるようにしか見えない出張風景でした。