体にいい物 黒いものとスギナ
昨日も今日もPM2.5が500㎍以上の北京です。もちろん外稽古はできないので、家稽古です。朝は必ずお決まりのコース。「道家養生功13勢」から始まります。熱々の紅茶を飲んで、デトックス。すっきり世の中には体に良い物にあふれています。人それぞれ体質が異なるので、100%効くという養生法は存在しませんが、私が実践した中で、効果があったものを少しずつ紹介していきたいと思います。今回は最近摂取している黒い物をご紹介。まずは色から言うと、諸説あるとは思いますが、中医では黒色は冬、腎と関係がありますよね。今の時期積極的にとりたいものです。まずは、黒玄米コーヒー。ブラックジンガーと呼ばれているもの。日本人の身体には米が合いますが、これも食生活の変化により少しずつ変化がみられるようです。胃腸の調子が優れないときは、マイルドな玄米コーヒーがお勧めです。私はここにスギナ、枇杷、桑を入れて10分煮だして作り置きしています。意外とスギナ(日本産)は侮れませんよ。それだけで飲むと、「!!!」ってなりますが、玄米コーヒーに混ぜると美味しく飲めるので、気に入っています。考えていると、飲みたくなってきました。粉タイプの黒玄米とブラックチアシードでクッキーも焼いちゃう。さくさくで、美味しーい!スギナ田舎の道端にいっぱい生えていますが、実は漢方としても使われるほど、効能がたくさんあります。民間薬として、胃腸などの内臓疾患から、糖尿病、高血圧、利尿剤や腎清浄剤、化膿性潰瘍、皮膚湿疹、腎臓病、膀胱炎にも効くという優れものなのですね。利尿、消炎作用は、腎炎、膀胱炎などの炎症、鎮咳、去痰、痔や歯槽膿漏などの炎症を抑えます。すごいね、スギナさん!(ツクシは食用として、スギナは煎汁で)しかも、かさかさ肌やかゆみにも効果的なんです。冬の乾燥で肌がかさかさになるので、毎年クリームが欠かせませんでしたが、今年はスギナさん(もう「さん」付けしちゃう)のおかげか、肌のかさつきがなくなりましたよ!!スギナ茶を長期的に飲用することで、悪性腫瘍の成長阻止の効果もあるようなので、中国で生活するには、絶対に必要です。ということで、ブレンドしたお茶は、味も美味しいし、家族みんなで飲めるので、たくさん作っておくと便利です。腸内の掃除をしてくれるという玄米コーヒーは、飽食時代には欠かせません。苦みが苦手というかたは、玄米を煎るだけの玄米スープがお勧めです。お茶の黒い物。黒茶です。つまり、中国の発酵茶です。これも、デトックス効果あり。ついでに紅茶も淹れちゃいましょう。日本では紅茶ですが、西洋ではBlackTea,黒茶ですから。どちらも身体も温める性質があるので、今の時期はお勧めです。特に良質のプーアル茶は、美味しいですよ。ここ最近は、朝デトックスの鍵は、紅茶となっています。ジンジャーパウダーを入れて、少し濃いめの雲南紅茶で大腸にスイッチが入るのです。そして、食品でいうと、口がさみしい時の煎り黒豆。うっかりすると止まらなくなるので、食べる量だけ出しておいた方が安全です。後味が黄な粉なので、ほっこりします。外食で中華を食べるときは、必ず注文するのは「キクラゲの和え物」。腸のお掃除の代表格ですが、私はこの食感が好きなので、年中食べています。ただし性質は涼で、身体を冷やしやすいので、唐辛子などの発汗作用のあるものが使われます。あとは、黒ゴマ。以前黒ゴマで白髪がなくなるかという実験を始めたのですが、あれから3年くらい経つでしょうか。年齢とともに、白髪がなくなることはないですが、染めるほどではないので、一応増えてはいないということでセーフかな…。黒ゴマだけで白髪がなくなるとは思えませんが、睡眠をよくとり、規則正しい生活をしている方に限っては、黒ゴマを積極的にとれば、よい効果が表れるのかもしれません。まずは、生活習慣を見直すことが最優先ですね。黒いものを考えてみると、結構あるものですね。ひじき、昆布などの乾物や醤油、黒酢などの調味料など。日常的に積極的に摂取している黒いものはこんな感じです。