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園芸研究記2

硬度が高いと水草が育たないわけ

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■硬度が高いと水草が育たないわけ




硬度が高い(カルシウムなどのミネラルが多いこと)ということはカルシウムが多いということ。カルシウムとマグネシウム、カリウムの3つは拮抗関係(ある種が多量に存在すると、その拮抗関係にあるその他の物質の吸収を阻害する)にあり、カルシウムやマグネシウムが多く含まれた硬水ではカリウムの吸収が阻害され、水草の生長が妨げられる。

更に、硬度(KH)が高いと大概pHも高い状態にある。pHが高いと二酸化炭素が水草の光合成に利用しにくい形態となって水中に存在することになり、更に水草の生長が妨げられる。

これらの影響で水草の生長が妨げられると水が富栄養状態となり、窒素や燐酸が蓄積するようになる。燐酸は鉄と化合しやすく、鉄欠乏になった水草は光合成が出来なくなり白化する。

このように硬度が高いというだけで、水草水槽はデススパイラルへと突入し、手がつけられなくなる

逆に言えば、pHと硬度を低く保ち、燐酸が過剰に溜まらないように定期的な換水とカリウムや微量元素の添加を怠らなければ、水草は間違いなく育つ。

※NATURE-GARDENでの推奨水質はpH6.0~7.2、KH0.5~2、GH1~3とする。日本の水道水は基本的に軟水で、逆に低すぎる硬度に留意すべきである。KHが低すぎれば緩衝作用が働かないことによるpHの急降下、GHが低すぎればミネラル欠乏による、バクテリアをはじめとする動植物全般の活動障害などが問題となる。(2008.9.24最新認識)






※このホームページで紹介させていただいている内容を実践され、結果生じた一切の損害などについては責任を負いかねますので、全て自己責任において実践されますようにご注意願います。


                                                文・神田 亮


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